明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

ばかもの

2010-09-29 23:16:46 | 
どとーの取材月間も明日で終わる。

今月は取材記事とちょこちょこした依頼が多い月やった。
取材は全部で14件あった。
明日の彦根で終わりだ。
これでようやく一段落(といっても原稿はまだいっぱい残っているが)

昨日の取材はすごく楽しかった。
社内報の記事で、成果のあった取組をした人をクローズアップするコーナーなんだけど、
このコーナーに載るのも初めてで、全面的に仕事を任されたことも初めてという人で。
緊張しつつも、取材されることを本当に嬉しそうに、いろいろ話してくれた。
帰り道に、「めっちゃいい人・・・」とひとりごちて、
とてもあたたかい気持ちになった。

こんなふうに取材は楽しいのだけど、昨日はちょっとハードだった。
朝取材に行って、帰ってお昼ご飯を食べて、
午後からまた取材に行って、帰って3品作ってご飯食べて、本を読んで、
塾に行ってフォローに入って、その後、採用の面接をやって。

家から駅まで3往復はきつい
(片道15分強)
でも、充実した1日だった。

本は、絲山秋子さんの『ばかもの』を読んだ。
ブログによく書き込みをしてくれるhiroさんのオススメだったので。
絲山さんの作品は、たぶんデビュー作の『イッツ・オンリー・トーク』しか読んだことがなかったと思う。
その作品は、特に印象がなかった。
可もなく不可もなく、という感じ。

今回の『ばかもの』は、なかなかよかった。
とにかく読ませてくれる。
まあ、私は結構速読で、それも面白いと思えば何があっても(ご飯を抜いても、徹夜しても)一気に読みきってしまうタイプなので、とりあえず一気に読んだ。
取材先の近くの本屋で買って、移動中の電車で読み、
残りは家に帰って読んだ。(単行本1冊1時間半くらい)

最初は延々と性描写が続くのだけど、不快感はなく、
あまり下品な感じもせず、「あー、わかるわ」みたいなリアルさがあった。

その後、アル中の話は身につまされるような気がしたが、
まあ、まだ自分はここまではいっていないだろうと、逆に安堵したりも。

とりあえず、先へ先へと読み進ませる力があり、読後感も悪くはなかったが、
ただ少しだけ自分の中に違和感が残った。
私は誰にでも感情移入してしまうタイプなのだけど、
この小説に出てくる額子という女性にはなぜか感情移入できず、
最後まで彼女の本心というか・・・
心を理解することができなかった。
自分とは全く違うタイプの人間だからだろうか・・・

それだけが残念で、変な違和感は残ったが、
それでもなんだか引き込まれ、かついろんなことを考えさせられる作品だった。
(hiroさん、ありがとう)

そして、読み終わってからこの『ばかもの』というタイトルの重みが
なんだか迫ってきたのが心地良かった。
上手に生きている人だって、誰しも「ばかもの」になるのかもしれないな。
セックスに溺れたり、アル中になったり、宗教にはまったり。
弱さがあって、人を傷つけて・・・
「今日」から目をそらして、「自分」を見ないようにして、
そうやって生きていきながらも、闇の中でもがいて、何かにしがみついて。

でも、最後に生きる力になるのは、やっぱり「人」なのかもしれない。
本当に大事なのは、たいしたことじゃなくて、
吹けば飛ぶような幸せ。
でも、小さくても、とても確かな。
そんなことを感じさせてくれた。

もっと絲山さんの小説を読んでみたくなり、今は『ダーティ・ワーク』を読んでいる。
ストーンズが好きな、ギタリストの女性の話。
面白かったら、勧めようかなと思っている人がいる。

この夏は本も読まないし、自分でも書かないしで、言葉から遠ざかっていた。
秋になってまた本を読み始めたし、ブログも最近は毎日更新中。
こういう習慣を大事にしたいと思う。

さあ、明日は朝早くから彦根だ。
頑張ってこよう



癒しのバーベキュー

2010-09-27 21:45:00 | 美味しいもの
昨日は気持ちの良い秋晴れだったので、夫と二人でバーベキューをしに行った
私の住む町内の山奥・・・水無瀬川の上流へと。

ここは本当に気持ちがよく、静かで、きれいで、私の大好きな場所。
また、歩いて行けるくらいの距離にこんな楽園があることが幸せでならない。


ここはまだ入口の集落。
いつも「日本昔話の景色だなー」と思う。

てくてく歩いて、いつものバーベキュースポットへ。




テレビのニュースで、バーベキュースポットの紹介などを見ていると、
お祭りのように人でごった返していて、
あれを見るたびに、「あんなところだったらわざわざ行かないなぁ」と思う。
もちろん、都会に住んでいたら、近くにいい場所がないんだろうけど・・・
仕方ないか

でも、人でいっぱいの川原や公園でバーベキューをするという感覚が自分には馴染みがない。
昔から、バーベキューは自然の中・・・川のそばでやるものだったから。

ここに来るとホッとする。
こんなにいい場所なのに、誰もいない。
時々、ハイキングの人が通るくらいで。


へへっ
やっぱりこれがないとね!!


炭の具合もバッチリで、めっちゃよく焼ける!!
有頭海老を殻ごとカリカリに焼いて、そのままパクッ
伏見とうがらしや「おうちピーマン」※家で育てたピーマンも。

「おうちピーマン」は家を出るときにもいできたもの。
めっちゃ甘くておいしかった!

お肉は、牛、豚、鶏(もも・せせり)。
なすを豚ロースで巻いて焼くのが最近のお気に入り
こうすると、なすがパサパサにならず、ジューシーに焼けるのだ。


それから、秋の風物詩・さんま~
炭で焼くと本当に美味しい。
もちろん、日本酒でいただきました。


鮭のホイル焼きもして、


やきそばもして、


焼き芋もした

夫が「炭焼き大臣」なので、私は「燻製大臣」として、燻製を横で作成。


鮭とウインナーの燻製。

そんな感じでお腹いっぱいになった。



ここはいいなぁ・・・
マイナスイオン出まくりで、空気がきれい。
いるだけで元気になってくる。

唯一の欠点は、トイレがないこと
どうするかって?!
もちろん、草むらに隠れてするのです
だから、いろんな人を誘いたいけど、なかなか誘えない。
草むらトイレOKの女子じゃないと無理・・・

イヤっちゃ、イヤだけど、
なんやろね、開放感がある(笑)

帰りは歩き疲れて、家に着くと倒れ込んでしまったけど、
でも、楽しい休日だった。
自然はいいな。
癒される。
いつも心の元気をくれる


ついに終わった・・・

2010-09-26 03:45:33 | 生活
あああああ・・・

今日でゲゲゲの女房が終わってしまった。

昼ごはんを食べながら夫と見て、
その後、さめざめと泣いてしまった

それは別にドラマの完結に感動したわけではなくて、
「この半年、これだけを楽しみに生きてきたのに、
それが終わってしまうことが悲しくて・・・
と泣いていた。

夫は、そんな私を奇妙な人を見る目で見ていた

こんな想いは久しぶりで、子供の頃のことを思い出した。
好きなテレビが終わるとき、
田舎のおばあちゃんの家から帰るとき、
面白かった本を読み終えるとき、
大好きな友達が家に帰るとき、
いつもこんなふうに淋しくて、さめざめと泣いていた。

淋しくてたまらない。
この半年分、全部録画してあるので、好きだった回を見直してみた。
一番好きなのは5月8日。
もう何度繰り返し見たかわからない。
そして、そのたびに、泣いて泣いて

「墓場鬼太郎」の復刻版を13年前から買っているくらいだから、
私は本当に水木しげる先生が好きだった。
でも、好きだったのは、片腕がないのに楽観的なところとか、
自由に楽しく生きている姿だった。

でも、ゲゲゲの女房を見て、
水木先生がどんな想いで漫画を描き続けてきたかがよくわかった。
本当にすごい人なんだなぁ・・・

ああ、とにかくゲゲゲの女房が終わってしまったことが淋しくて仕方がない。
明日から何を楽しみに生きようか・・・
誰か、このことについて熱く語ってはくれないだろうか?
いつでも酒なしでもお付き合いするのだけど。

とりあえず、録画をまた最初から見ていこう

私がライターをやりたい理由

2010-09-25 12:35:14 | 仕事
今日はすごく気持ちの良い天気
原稿の締切にもなんとか間に合い、一段落。
夜中3時までかかったけど、一旦寝て、朝起きてからもう一度推敲して提出した。

「人」のことを書くのが一番面白いな。
10年やっていた社内報の仕事を辞めてからは、
企業のことや商品のことを書くことばかりだったから、
この1年、新たに社内報の仕事をさせてもらえるようになって実感する。
「あー、やっぱり人のことを書きたいんだな」と。

それも、「なんでもない人」のこと。

偉い人とか有名人とか・・・そういう人のことじゃなくて、
普通の一般の人。
でも、どんな人にも想いがあって、輝く瞬間がある。
それを文章にできたときが一番嬉しいのだ。

2年くらい前、人物アルバムを製作するというプロジェクトに、ある社長さんに誘われ、
喜んで参加し、実際に取材をして原稿を書いて、サンプルが出来上がった。
すごくいい出来で、ワクワクした。
人の人生を・・・生き様を聞いてストーリーにするのは本当に楽しかった。
小説を書いているみたいだった。

私は昔、沢木幸太郎の『壇』を読んでから、「いつか人の自叙伝の代筆をしたい」と思って生きてきたので、
このプロジェクトを本当に楽しみにしていた。

自分の人生を文章にして残したいと思っている人は、世の中にたくさんいる。
でも、自分では書けない。
それが、私は書ける。
人の話を聞いて、その人になって書ける。
他は何も自信がないけど、これだけは自信をもって言える。
私の最も得意とする「感情移入」と小説を書くときの「創作力」を思い切り発揮できる。
だから、それをやりたかった。

でも、他にもいろいろと事業の忙しい社長さんなので、
サンプルを製作しただけで、この話は立ち消えになってしまった。
時々、「すみません。必ずやるので少し時間をください」とメールをいただくが、
たぶんもうないだろうな・・・と、そんな気がしている。

残念だった。
まだこれをやりたいという想いはあるけれど。

こういう話をすると、よく夫が、「かおりはこういうことを自分でやれば?」と、私に事業をおこすように促す。
「こういう事業やれば?」
「こういう店やれば?」
「自分でやったらもっと儲かるんちゃう?」等・・・

私の力を信用していて言ってくれるのはわかるのだけど、そのたびに嫌な気持ちになる。
私は事業も店も儲けることにも興味がない。
今、仕事としてただ1つ興味があるのは、
誰かに「書いて」と言われたことを書く、それだけなのだ。

そういうと、「職人やなぁ」と夫は言う。
本当に、いつの間にか職人風を吹かすようになってしまった。

数年前は、ライターなんてもう辞めようと思っていた。
塾の講師や店経営のほうが向いているんじゃないかと思うこともあった。
でも、今はとにかく「書く」ということだけをやりたいと思っている。

社内報をやっていたときは定期的にお給料をもらえて、
その他の時間で新聞やら雑誌やら広告やら、やりたい案件だけをやって、
とりあえず収入に関しては悩むことがなかった。
気持ちに余裕があるし、流通や商売の話ばかり勉強していたから、
自分はもっと他のことができるような気がしていた。
塾に関してもそう。
人並みはずれた体力と健康があったので、いくらでも働けた。
朝から夕方までライター業をしながら、
夜はほとんど毎日塾で働いていた。
それでも一度もしんどいなんて思わなかった。
教えるのは楽しくて仕方がなかったし、塾の講師も向いていると思っていた。

自分にはもっといろんな可能性があるような、そんな錯覚に陥っていたのだ。
これが「若さ」なのかもしれない。

でも、4年前に全部なくなった。
社内報をクビになり、他の取引先がつぶれ、仲がよかったライターさんと仲違いし、
偶然いろんな案件が終了し、ほとんどの仕事を失った。
ちょうど塾も辞めたところだった。

こうしてゼロになった時に私が思ったのは、
「どうしても、書きたい」だった。
じゃあ、やりたかったほかの仕事をやってみようとは思わなかった。
書かないと、この10年も、自分の存在意義も、すべてなくなってしまうような気がしたのだ。

傲慢だった自分。
定期的な収入の上にあぐらをかいていた自分。
恵まれていることに感謝もせず、もっと何かできるんじゃないかと自惚れていた自分。
悪いことは全部他人のせいにしてきた自分。
気に入らないことがあるとすぐにケンカして、好きなことだけやってきた自分。

何もかもなくしたときに、今まで見えなかった自分の姿がはっきりと見えた。
それは、抹殺したくなるほど恥ずかしい、未熟で自分勝手な姿だった。

そして、自分に残された唯一の武器は、いよいよ「書くこと」だけだ、と思った。

「ペンでご飯が食べれるようになりたい」と思っていた10代の頃の夢は、
皮肉にも「ペンでしかご飯は食べられない」現実に代わっていたのだ。
今更親の世話になるわけにもいかず、家賃も食費も必要だし、
とにかく書けるならどんなことでも歯を食いしばってやろうと思い、営業を始めた。
1記事400円のリライトまでやった。
こんなのライターの仕事じゃない・・・恥ずかしい・・・
そう思って泣きながら書いたが、それでも、言葉を扱う仕事しかしたくなかった。
自分がどんなに「言葉」が好きか、
どんなに「書くこと」が好きか、
不思議なもので、嫌な仕事をやればやるほど実感した。
なぜなら、そんなリライトの仕事ですら一生懸命やっていると、次第に楽しくなっていったのだから。
文章を書くのが、言葉に触れるのが、喜びだった。
(まあ、1ヶ月で終わったけど)

綱渡りのような日々だったが、
私はなぜか人に恵まれるので、なんだかんだと言いながらも何とか仕事にありつけている。
本当に、日雇い労働者のような日々だけれど。
ゼロになったことで逆に新たな取引先もでき、仕事の幅も広がった。
1年で何十社という企業を取材する機会にも恵まれたし、冊子にまとめることもできた。
誠実に仕事をしていれば、また次の仕事へとつながった。

そして、傲慢さを捨て謙虚に暮らしていたら、神様からのプレゼント。
また社内報の仕事がやってきた。それも、向こうから。
本当に、それは突然の贈り物・・・ご褒美のようだった。
とても素晴らしい人達と出会え、この1年、楽しい仕事をさせてもらっている。
大好きな社内報の仕事がまたできるなんて・・・
「なんでもない人」の取材をして書くことができるなんて・・・
またそんなことができるとは、4年前は思ってもみなかった。

私は人に恵まれている。
でも、もう傲慢にはならず、いつも感謝して誠実に仕事をしようと思っている。
一度失ってよくわかった。
自分が言葉を好きで好きで仕方がないこと。
もうこれがないと生きていけないこと。
だから、もうライター以外のことをやりたいとは思わない。
そんな時間があれば、もっといいライターになりたいのだ。
そう思える仕事に出逢えて、幸せだなぁとも思う。

まだまだ未熟だけれど、まあ、一歩ずつマイペースで行こう

またここに戻る。

2010-09-24 10:37:00 | 想い
急に秋が来た。
本当に突然。
我が家はもうかなり寒く、夫と二人震え上がっている。
今からこれでは先が思いやられるなぁ・・・

最近、日記を書く回数が随分減ったように思う。
また習慣をつけなければと思うのだけど、それがなかなか・・・
以前のように思ったことを何でも書ければ簡単なのだけど、
今は結構書く内容に気を配っている。
そうすると、なかなか書けない。

9月に入ってからずっと忙しい。
仕事がいくつも重なったり。
今週も既に2件取材に行って、今日もこれから。
来週も4件。

でも、取材は楽しいので全く苦にはならない。
自分の知らないことを知れるのもいい。
この間は原子力発電所で働く人の話を聞いた。
配管工事やタービンの据付の話。
強面のおっちゃんだったけど、話すととても親切で、丁寧に絵も書いてくれて。

「働く人」の話を聞くのが一番面白い。
ライターなんて職業に就かなかったら、おそらく一生知ることのなかった世界を垣間見れる。
今ここにある、あれもこれも全部、「誰か」の想いと汗の結晶。
そう思うと、世界が新鮮に見える。

苦手なバッグや財布のコピーライティングも最近は少し慣れ、
言葉の選択が楽しくなってきた。
でも、やっぱり取材記事を書くほうが自分には向いてるなぁ。

しかし、先が見えないまま、目標もないまま、とりあえず毎日をやり過ごして、
漠然とした不安を抱えた自分をどうにかしなければいけない。
そうは思いながらも、なんとなく毎日が過ぎていく。
仕事があって、酒が飲める。
じゃあ、いいじゃないか・・・みたいな。

いや、確かに悪くない。
でも、こんな日常に埋没していく自分に、かすかに苛立ちを覚える。

なんとか井戸から這い上がろうとして、
出産にようやく本気になったら頭打ち。
次は精密検査だ。
でも、あまり悲観はしていなくて、どこか客観的に自分を見ている。

20代の頃は、仕事が忙しいから日常に埋没してくのだと思っていたけれど、
最近になってそれは間違っていたとわかる。
幸せや不幸とも関係ない。
もう一度自分の中にある「想い」を探さなければ、井戸の中からは這い上がれないと、
出産なんかでは「それ」は見出せないと、
そんなことを教えてもらえたような気がして。

結局、またここに戻る。
随分走った気がしていたけど、まだスタートも切っていなかったのかもしれない。

第1回日本酒の会を開催!

2010-09-20 21:50:17 | 
土曜日はわが家で「第1回日本酒の会」を開催した。

これは、去年、としくん主催のワイン会のとき、
「じゃあ、次はうちで日本酒の会を」という話が出て、
それがようやく実現したのだ。

参加者は、主にワイン会のメンバーで、としくんとあや、としくんの会社の人たち3名。
それに、ふみことあんこちゃん、私と夫で計9名。

としくんの会社の人たちはかなり遠くから来てくれたので、本当にありがたかった。
そして、みんな楽しんでくれたようでホッとした。

日本酒は何をそろえるか、料理は何を作るか、順番は・・・とかなり悩んだ。
いろいろ考えていた時に、夫に原案を見せたら、
「もっとストーリーがほしい。みんな別にきき酒師を目指してるわけじゃないんやから」
と言われ、それがヒントになって、テーマが固まった。

ついつい薀蓄を語って、頭で飲む酒を揃えてしまいそうになっていた自分を反省。
日本酒の奥の深さ、造り手の情熱、酒造りのロマン・・・
そういうものが伝わるお酒をみんなに飲んでもらおうと思った。

結果、こういう会になった。

<料理とお酒メニュー>

ビールで乾杯!
 ◎ラタトゥイユ(バゲットを添えて)
 ◎ニース風サラダ
日本酒① 超超久 純米吟醸 無濾過生原酒 16BY
日本酒② 貴 特別純米60
日本酒③ 白瀑 山本 純米吟醸 生原酒
 ◎鰆の南蛮漬け
 ◎鶏とわかめのゴマ和え
日本酒④ 宝剣 純米 限定超辛口
日本酒⑤ 石鎚 純米吟醸 山田錦 袋吊りしずく酒 斗ビン取り
 ◎お造り3種(サンマ、アジ、ハマチ)
日本酒⑥ 東北泉 瑠璃色の海 雄町純米吟醸
 ◎秋鮭と野菜のタジン蒸し
日本酒⑦ 神稲 純米吟醸 生原酒
日本酒⑧ 東洋美人 611 純米吟醸
 ◎冷やっこ(オリーブオイルと黒胡椒・カリカリにんにくじゃこ・玉ねぎソース)
日本酒⑨ 鶴齢 純米 ひやおろし
 ◎手羽中のにんにく醤油焼き
 ◎茄子と豚バラの含め煮(ホワイトソースを添えて)
 ◎天ぷら(さつまいもと海老の香りかき揚げ・味付けゴボウ)
日本酒⑩ 大七 純米 生もと
 ◎ポテトのクリームグラタン
日本酒⑪ 陸奥八仙 ISARIBI 特別純米 無濾過生詰め
 ◎海鮮炭火焼き(ハタハタ・サゴシ・イカ)
 ◎焼き鯖寿司



少し前に購入していた日本酒専用冷蔵庫も役に立った。
リビング階段の下にぴったりと収まっている。



お酒は11種類。
精米歩合もいろいろで、純米もあり、大吟醸クラスの45%純米吟醸もあり、
火入れ、生原酒、ひやおろしもあり、
キンキンに冷やしておいしいものから、常温、ぬる燗でおいしいものもあり、
超辛口から、フルーティーなもの、甘味のあるもの、
きれいめなものから、米っぽい生もと・・・
いろんなタイプのお酒を揃え、それぞれの特徴を飲む前に語らせてもらった。
もちろん、それぞれに合う料理も考えて。

例えば、超超久は16BYの-5℃長期貯蔵。
熟成したお酒の旨味を味わってもらった。
キンキンにグラスも冷やし、食前酒的に。

山本は醸造家の情熱を感じられる。
杜氏制を廃止し、自分自身が米の栽培からすべて携わり、自分の名前をつけた入魂の酒。

神稲は野条穂という40年前に栽培されなくなった酒米を復活させて造った酒。
小さな酒蔵で昔ながらのやり方で造られている。

東洋美人611は、ワインのように土壌と味わいとの関係を追及したお酒。
611は田んぼの番地。
その番地で栽培された山田錦で醸されている。

そういった酒造りの面白さを感じられるものも取り入れ、
貴、瑠璃色の海、宝剣、石鎚のように、食中酒として力を発揮できるものも揃えた。
また、季節が季節だけに、ひやおろしを1本は・・・と思い、鶴齢を。
そして、魚介類に合うようにと造られた陸奥八仙のISARIBIや、
ぬる燗にすればクリーム系の食事とも合う大七など、
日本酒の幅の広さを感じてもらった。

料理も数はたくさん揃えたが、いつもやるホームパーティーの中では一番楽だった。
やはり自分の得意料理で勝負するのはいいなぁ。
どれもこれも普段食べているようなもの。
料理が簡単だから時間がかからないし、
作り慣れているから気負わなくていいし。

しかし、恐ろしいのは、冷やっこを最後に、ほとんど料理した記憶がないということ。
いや、断片的にはあるのだが・・・私がよくやる「無意識の料理」。
朝起きて、本気で「しまった!グラタン出すの忘れた!」と思って、冷蔵庫を探し回ったのだから・・・。



写真あるし・・・

これ以外は、なんとなく記憶はあるのだけど、それも微妙。
ほんま怖い。
味はどうだったんだろう・・・
夫が言うには「全部旨かった」らしいのだが。

焼き鯖寿司が、慌てて作って冷めるのを待たず、押しも足りず、柔らかすぎてボロボロになったのだけは覚えているが・・・
あれは残念だったなぁ

でも、記憶は部分的に飛びながらも、とても楽しく充実していた。
みんなが帰った後、ものすごい満足感があった。
やりきった感もあった

それと、いろんなタイプの日本酒を出すことで、やっぱり人の好みっていろいろだなぁとよくわかった。
フルーティーなのが好きな人もいれば、すっきりとした辛口が好きな人もいる。
米の旨味たっぷりが好きな人もいれば、余韻に味わいがあるのが好きな人もいる。
本当に十人いれば十人とも違うんだ、味覚って。
なかなか面白い結果だった。

来てくれた人たちが、自分がどんな味の日本酒を好むのか、
それがわかってくれたならいいなと思う。
これから自分で日本酒を注文するときの基準になるから。

私自身もタイプの違う11種類をきき酒して、また勉強になった。
日本酒は奥が深い。
だから楽しい



取材DAYS

2010-09-16 13:11:33 | 仕事
毎度のことだが、「ちょっと忙しいな」と思っていると、ますます忙しくなる。
なぜ仕事が集中するのか・・・。

今週は毎日取材で出かけている。
取材は楽しいのだが、帰って来ると、他の原稿や修正に追われて、
取材したものは全く書けず。
どんどんたまってくる。(この感じが怖い!)

来週の火曜日は空いてる・・・ここでやろう!ここしかない!と思っていたら、
火曜日にまた取材が入った
私の予定を知っているかのように、うまい具合に入ってくる。

また、これが絶対断れない仕事で。
とんと音沙汰がなかったところから1年ぶりの依頼。
これは断れるはずがない。
忘れないでいてくれたと思い、嬉しくもあった

今週は毎日朝から夜中まで必死に仕事して、ようやくこなせている感じ。
来週もせっかく祝日が2日もあるけど、つぶれそうだなぁ。

でも、こうやって仕事に追われているほうが気持ちが引き締まる。
疲れても、充実感。

なんやかんや言って、仕事大好きやねんなぁ・・・

よし、今日もこれから取材2件まわって、塾のフォローも行ってきます!!

ビューティー計画実行中

2010-09-10 10:47:30 | 生活
塾にフォローに行くと、20代前半の女の子の講師が何人かいる。
みんな可愛い

顔やスタイルという意味でもそうだけど、
それ以上に、何か圧倒されるようなオーラを感じる。
これって何なんだろうなぁと考えていて、思った。

・・・若さだっ!

最近、やたらと若者が目に眩しい・・・

以前、友達のあやが新築マンションを購入し、そのお披露目に行った時、
「うわー!きれい~!」
「いいなぁ」
「やっぱり違うなぁ」
とはしゃいでいたら、一緒にいたふみこが言った。

「若い女と同じやで」

「?!」

「古い家はどんなに掃除したって限界があるねん。新築にはかなわへん。
おばちゃんがどんなにきれいにしたって限界があるやん。
でも、若い女はちょっときれいにしただけで十分やろ?」

「な・・・なるほど

さすがふみこである。
うなるほど納得した。

しかし、別に私は年老いていたことを嘆いているわけではない。
新築には新築の・・・、古い家には古い家の良さというものがあるからだ。
でも、それはきちんと掃除をしてやったり、
インテリアに凝ったり・・・
ちゃんとかまってやってのこと。
放っておいたら、新築だってすぐに汚くなる。
古い家ならなおさらだ。

最近、同年代の友達に会うと、結構みんなキレイだなぁと思う。
あまり老けてないし、オシャレな人もいるし、
高そうなものを身につけている人もいる。

そういうのを見ると、身だしなみは常に考えないといけないなと思う。
歳をとったからこそ、ケアしなければ、老いて汚くなる一方だ。

とにかく私は他の同年代の女性よりも、不摂生に生きてきた。
寝る時間も2時を過ぎてからだし、酒は毎日飲むし、
仕事が不規則で夜通し書いていることもあるし、
暴飲暴食激しいし。

そのうえ、オシャレには全く興味がなく、
「とりあえず、おかしくなければいい」くらいにしか思っていない。
(かわいい服を着るのは好きだけど、買い物が面倒でしかない。
お金渡すし、誰か買って来てくれたらいいのに、とよく思う)
ファッション雑誌も見ないし(仏像とか酒の雑誌のみ!)
高級ブランドも欲しがらないし(そこまでお金をかける価値がわからない)
宝石・貴金属にいたっては、身につけるのが怖い。
(落としそう。実際ティファニーのネックレスも酔っ払ってすぐなくした)

そんな半分、オッサンみたいな人生だったから、
このツケが今まわってきているように思う

しかし、とりあえず、できることはやっていこうと「ビューティー計画」実行中
大げさに書いたが、なんということはない。
単なるダイエットだ。

この5キロ増えた体型が最近落ち着いてきてしまって、
もうこれが当たり前みたいになってきているのがよくないと思った。
まずは体重を戻す!
ということで、今週からカロリーチェックしながら毎日過ごしている。

1日1200kcal
炭水化物は1日1回(朝か昼)
たんぱく質と野菜中心
ストレッチ
なるべく動く(ちゃんとした運動は無理なので)
※週末や飲み会の時は、気をつけながらもある程度はOK(朝・昼で調整)

結婚式前もこれで半年で9キロ痩せたのだ。
今回はとりあえず4キロ減を目指している。

なるべく早寝して、ナノケアして、肌もマシにしたいし、
何よりも大嫌いな美容院へ行こう。
さすがにそろそろ・・・

ほんまにもう、美容院に行くと思うだけで憂鬱だ
2年前にカラーをやめてからは、ますます行かなくなった。
カラーしてるとどうしても根元が気になるから定期的に行くのだけど。

イヤだけど、行く!!
今日しか時間がないから、今日行く!!

イライラしないで生きる方法

2010-09-09 11:32:40 | 想い
「いらち」だった私も大人になって、多少はガマンがきくようになった。
でも最近、器が小さいな、と思うことがある。

よく母が言っていた。
「自分が調子の良いとき、幸せなときに人に優しくできるのなんて当たり前。
自分がしんどいときにこそ、本来のその人が出ると思う」

だから、しんどいときこそ、きちんと生きろと。
しんどいときこそ、他人を思いやれと。

そう考えてみると、本来の自分自身がいかに小さい人間かということがよくわかる。
しんどいとき、いっぱいいっぱいなときって、
すぐにイラっとくるし、攻撃的にもなる。

この間も、仕事相手のお金の振り込み方のことでイラっときて、
その「イラッ」がしっかり伝わるようなメールを送ってしまった
後で反省。
たいしたことじゃなかったのに、なんであんなメール送ったんやろか、と。

昨日は昨日で、特急仕上げの原稿を頼まれていて、午前中に終わらせて送ったら、
送った後で指示違い。
そこまではガマンして追記して送ったら、
「これはこれで満足ですが、別バージョンも見たい」とのこと。

気に入らないのなら修正の範囲だから何パターンでも作るけど、
気に入っていて、さらにもう一つというのは契約違い。
1パターンでいくら・・・という取り決めだからだ。

ここで普段なら気持ちよくサービスでやってあげるのだが、
昨日はもう別の仕事にとりかかっていて頭がいっぱいで、
せっかく乗ってきたのに、そちらに引き戻されるのがイヤだった。
それで「これは取り決めと違うんでは?」というメールを送ってしまった。
確かにそうなので、編集の人が恐縮して、
「私がお客様に、『こういうのもいいかもしれません』と提案してしまったんです。
だから、私のせいです。すみません」
と返事が・・・

そう来られると、こっちまで恐縮して、強く出られない私。
「いえ、快く引き受ければよかったです。やります」と返事して、
結果的にはもう1パターン作成した。

仕上がってみると後で書いたほうが良く、お客様も喜んでくださったので、
「最初から快く引き受けてあげればよかったな・・・」と反省。

人が喜んでくれれば、自分も気持ちいいのに。
なんでそれがわかっていて、できないかな・・・

器だ。
器の問題。

余裕があるときはちゃんと人のことを考えられるんだけど、
焦っていると、もうまわりも先も見えない。

仕事だけでなく、家庭でもこんなことがあった。

日曜、夫がビールを買いに行くというので、ついでに2、3買い物を頼んだ。
そうしたら、頼んでもいない「ホタテ」を買ってきた。
それも殻付きのやつ・・・

ちゃんと夜ゴハンは考えていたので、また余計なものを・・・と少しイラッ。
それに気づいた夫は、「俺が焼くから」と言う。

夜になって、龍馬伝を見ながら食べたいと思い、ちゃんと時間を計算して料理した。
夫にも「そろそろホタテ・・・」と声をかけたが、なかなか動かない。
ようやく動いて、ガスコンロに直接網を置き、焼き始めた。

いろんなものが飛び散る。
なかなか焼けない。
龍馬伝、始まる。
なかなか焼けない。
結局、殻をはずしてフライパンで焼く。
殻付き買った意味ない。

ここでもうイライラが限界だ
「もぉぉぉお!!」とイライラしていたら、
夫も反撃して、
「なんでこんなちょっとしたことでイライラするねん!
「だって・・・
「楽しくないやろ?!

その言葉で、はっとする。
そうなんだよなぁ、イライラしてると楽しくない

結局、夫が謝って、私も「イライラしてごめんね」と謝ったが、
なんでこんな小さなことですぐにイラつくんかなぁと、また反省した。

私がイラっとくるのは、いつも1つだけ。
自分の計画通りにコトが運ばなかった時。
いつもきちんと計画して、その通りに完璧にやりたいのだ。

計画が崩れた時に、さっと気持ちを切り替えるとか、楽しむとか、
そういうことができない。
イライラするか、パニックになるか、投げやりになるかのどれかだ。

先日、テレビを見ていたら、ストレスに強い人と弱い人を見分ける実験をやっていた。
形をペンのようなものでなぞっていくだけなのだが、
ミラー越しなので動きが逆になる。
かなりイラっとくるやつだ。

ストレスがたまりやすい人はすぐにイライラし始め、
体温だか脳波だかわからないけれど、ストレスを感じているのがグラフでわかった。
ストレスがたまらない人は、イライラしない。
むしろ笑みさえ浮かべている。
後で感想を尋ねると、「できない自分がおかしくなってきて(笑)」と言っていた。
全くストレスになっていないのだ。

こういう人が、昔から私の憧れ。
「大らかやな~」と感動する。
どんな場面でも自分に入り込まない。
客観的に自分を見られるし、どんなことでも楽しもうとする。プラスに考える。
それが、無理やりではなく自然にできる人。
何でも楽しめるっていいな。

ストレスを感じて自分を苦しませて周りにまで攻撃するよりも、
自分も周りも楽しいほうが絶対にいい。

もう少し器の大きな人間になりたいと、
楽しんで生きていきたいと、改めて思う今日この頃。

歳を重ねても、日々反省。
これは変わらんなぁ・・・

プレゼントの花瓶

2010-09-05 23:43:47 | 生活
8月の初め、西院ミュージックフェスに行った時、keiさんに会った。
一緒にライブを見た帰り、「これ・・・」と手渡してくれた包み。
「新築祝い」とのこと。
恐縮したが、keiさんが一目惚れしてほしかったものだと聞き、ありがたくいただいた。
「うちには合わないけど、かおりさんのお家には合うと思う~」とのこと。

帰って包みをほどいてみると、中から出てきたのは花瓶。
それも、なんともスタイリッシュな。

花瓶の中にいくつも輪っかがあって、そこに花を挿せるようになっている。
こんなオシャレなものがうちに合うと思っていただいたのは嬉しかったが、
使いこなせるのかと、花瓶とずっとにらめっこ。

今日、バラが咲いたので、ようやく使ってみた。





なるほど。

見ていた時は、どうやって使おうかと悩んでいたのだが、
実際に花を活けてみたら、使いやすいことこのうえなし。

口の広い花瓶って、花がたっぷりないと乱れてしまうのだけど、
これは輪があって1輪でも挿せるので、2、3本でもきれいに活けられる。
すばらしい

バラとアイビーなどを一緒に挿し、出窓に置いてみたら、
なかなか感じがよくなった。

本当はもっと背の高いものを1、2本、シュッと挿したいイメージだったのだけど、
こんなふうに挿してもいいかもしれない。

いろいろに使えるなぁ。
また別の雰囲気でも使ってみたいと思う。

しかし、今年の夏は暑すぎて、植物が育たない。
人間だって毎日あの灼熱の太陽にやられていたら、ぐったりするし、日焼けもする。
植物も同じで、光があればいいというものでもなく、
すぐにぐったりするし、水をやりすぎると腐ってくるしで、本当に大変。

もう少し涼しくなったら、秋の花を植えようと思う。

でも、今日の夜はいつもより涼しい。
久しぶりに夜ご飯の時にエアコンをつけなくてもよかった。
鈴虫も鳴き出した。

残暑厳しい中にも、少しずつ秋の気配。

高齢出産計画スタート!

2010-09-04 14:14:21 | 生活
周りにいる同じ歳と1コ上の女性の二人が、年内に出産する。
別にも1コ上の女性が、去年、初産だった。
仕事の知り合いでも、42歳で初産という人もいる。
まあ、高齢出産も珍しくはない。

恋愛から結婚へ。
賃貸からマイホームへ。

仕事も酒も毎日必要だし、
この数年はこんなことで大忙しで、
出産のことはずっと後回しにしてきた。
できるだけ、考えないように。

しかし、周りが急に生み出したので、えっ!どうしよ!みたいな気分になってきた。
ほんまに、いよいよ、タイムリミットが見えてきたからだ。

夫が若いと、ついつい自分も若い気持ちになるが、
先日、塾の中3の女の子に歳を言ったら、「お母さんの1コ上や」と言われ、
ドーンと気持ちが落ち込んだ。

さらに追い討ちをかけるように、その子が、
「男の子?女の子?」と聞く。
「え?何が?」と聞き返したら、
「先生の子供」と普通に言う。

「子供?おらへんよ」と言ったら、
周りの子がみんな「え~?なんで?結婚してるんやろ?」とキョトンとした。

彼女達にとってみれば、お母さんと同じくらいの大人の女性が、
子供の世話に明け暮れることもなく、毎日酒を飲んだ暮れ、電車を寝過ごしてるなんて、
想像もつかないことなのだろう。
心から不思議に思ってキョトンとしているのが伝わってきたので、
逆に、おおおおお・・・ううううう・・・と、動揺してしまった

こんなふうに無邪気にキョトンと言われると腹も立たないが、
人に「子供は生んだほうがいいよ~」と言われるのはイヤだなぁ。
それをいわれると、生まなかったら何か足りない人生・人格みたいで。
何だって経験しないよりはしたほうがいいことはわかっている。
わかった上での選択肢だ。
自分自身で「よかったな」と思えばよいことで、
他人の人生にまで置き換えることではないと思う。

でも、「私は子供生んでよかったよ」と言うのを聞くのは感動するし、
「かおりちゃんの子供が見たいわ」と友達に言われるのは嬉しい。
この言葉には、愛情を感じる。

しかし、まあ、いろいろな心の葛藤はあったのだけど、
今は真剣に出産に取り組もうかという気持ちでいる。
本当に、あんな恐ろしい、身の毛もよだつホラー体験をしないといけないのかと思うと、
眠れなくなるほど気が滅入ってはくるが、
とりあえず、何も考えないようにすることにした。
心を無に・・・

よくこういうことを言うと、出産体験者はこう言う。
「そりゃ、大変だし、痛いけど、子供を見たらそんなこと忘れるから」

でも、私はこんな言葉に騙されない。
うちの姉は子供を生んだ後に言った。

「みんな子供を抱いたら痛みなんて忘れるって言うけど・・・
私は絶対に忘れない!!もう二度と生まない!!

そして、その言葉通り、二度と子供は生まなかった。
あの姉の言葉の威力が、私を出産恐怖症に陥れたといっても過言ではない。

そう・・・
そろそろお気づきかと思うが、
私がこれまで子供を生むか悩んでいた理由・・・
それは、単に「痛いのイヤだもん!」という、それだけなのだ

こんな子供っぽいアホな理由を白状するのが恥ずかしくて、
「仕事もあるし・・・」
「酒飲めないし・・・」
「育てる自信が・・・」
なんてそれっぽいことを言ってごまかしてきたが、

痛いの、絶対イヤやねん!!

イヤだ、イヤだ、怖いもん!!

想像するだけで、悪夢にうなされてきた。
冗談じゃなく。

でも、もう覚悟を決めた。
子供は授かりものだから、じゃあ生みますといったところで妊娠するかわからないし、
このまま夫と二人で生きていく結果に終わるかもしれないけれど、
とりあえず、1、2年は努力してみようかと。
前向きに。

それがダメだったら、夫と仲良く楽しく、酒飲んで暮らしていこう。

・・・と思い立ったのが、実は1ヶ月前のこと。
とりあえず、長年、検診も受けていなかったので、婦人科に行ってきた。
ほんまにもう・・・あの婦人科検診って、たまらなくイヤだ。

そして、これまで何度もチャレンジしては断念してきた、
基礎体温をつけるという難関もなんとか毎日こなしている。
(電池がなくなったという理由で、ほったらかしていたのだが)

「ルナルナ」にも登録して、排卵日とか教えてもらっている。

それに、夫が「子供ほしいよ~」と言うので、
努力する前からやめたら、いつか後悔するかもしれないな、と思うようになった。
やってダメならあきらめもつく。
夫婦は二人三脚。
私だけの個人的な感情で家族計画を決めることはできない。

で、大人な気持ちになった、今できることはみんなやっている

しかし・・・
昨日、婦人科に検査結果を聞きに行ったら、子供どころじゃなかった。
子宮頚ガン検診でひっかかったのだ。
びっくりした

というと、読んでいる人もびっくりするかもしれないので詳しく言うと、
正確には、ガンではない。
ガンになる前の異形細胞になっている状態。
一歩手前?!

ウイルスがいなければ、まあ安心ということで、
とりあえず、ウイルス検査を受けた。
結果は2週間後ということでのんびりしているので、
そんな大げさな話でもないらしい。
妊娠にも影響はないみたい。

でも、びびった・・・。
ここ数年ないほど、びびった・・・。

落ち着いて考えると、検診受けてよかったなぁ。
やっぱり定期健診は大事。
このまま3年とか婦人科行ってなかったら、ほんまにガンになってたかも。
そういう意味でも行ってよかったと思う。
それに、今はワクチン接種で子宮頸がんは防げるから、そんなに心配はしていない。

この教訓で、普通の健康診断も受けたほうがいいなと思った。
肝臓が心配な今日この頃・・・
みなさんも、健康には気をつけて

それと、勇気を出して高齢出産計画に乗り出した私を
どうか見守って、応援してくださいませ

空っぽの理由探し

2010-09-02 11:39:29 | 生活
今週は月曜日からずっと家に閉じこもって原稿を書いている。
先日書いたように、とても規則正しく充実した日々だ。

この家はとても静か。
竹が風で揺れる音しか聞こえない。

こういう環境だと仕事もはかどる・・・
と言いたいところだが、実際はそうでもない。
好きな記事だと集中して何時間でも書けるのに、やりたくないものはすぐサボる。
空っぽの、何にも出てこない中から言葉をひねり出すって、苦痛。
自分が空っぽだということに気付かされるから。

あふれてあふれて、文字に打ち出すのがもどかしいくらいの時もあるのに。

毎朝見ているNHKの朝ドラ『ゲゲゲの女房』もいよいよ残り3週間となった。
今週、水木しげる先生は初のスランプに陥っている。
厳しい漫画の世界で、15年間も第一線で描き続けるなんて、並大抵のことじゃない。
スランプに陥ることがあっても当然・・・という気はする。

仕事だからと技術で描くんじゃなく、「描きたいもの」があって描いてきた人は、
空っぽになってしまうと描けなくなってしまうんだろうな。
文学も音楽も然り。
表現者は、まず「想い」がなければ。
滾々と水が溢れる泉を自分の中に持っていなければ。

水木先生の泉が涸れてきてしまった理由、そしてそこからどうやって立ち直るのか。
今週はそれを楽しみにゲゲゲを見ている。
そこから自身のことも振り返ってみたくて。

それにしても、向井理くん、最高やな!!
60歳の役をやるにはちょっと無理はあるけど、でも、許す!!
最近、人気者でドラマに映画にと出ずっぱり。
自分の中で不動だったイッチーを抜き、今や私のナンバーワン・・・

BECKも出てる。
ちょっと見たい。
漫画は途中までしか読んでないけど。

ああ・・・またこうやってサボっている。
集中して仕事しないと。

↓昨日のゴハン



・サーモンと野菜の蒸し物(ローズマリー風味)
・厚揚げの胡麻煮
・なすとオクラの煮浸し
・大根サラダ

サーモンの蒸し物のときに、ローズマリーの葉を入れるのだけど、
このローズマリーは家で育てている。
ローズマリー、バジル、パセリ、青ネギなどは育てていると本当に便利。
ちょっとだけ欲しい時にすぐ使える。
ちなみに、大根サラダに入っているネギも自家製

家にある食材でやりくりしないといけないし、
4品以上ないと嫌なので、こった料理は作れない。
酒飲みなので、基本が「酒の肴」!
実はこの後、ハンバーグも作ったけど、それは夫のお弁当用だ。
ハンバーグじゃ、酒のアテにはならんからね

あー、食べ物と酒の話してたら止まらなくなる・・・
ほんまにもう仕事しよ・・・