明日元気になれ。―part2

毎日いろいろあるけれど、とりあえずご飯と酒がおいしけりゃ、
明日もなんとかなるんじゃないか?

ウイスキーのゆりかご

2008-08-14 18:51:56 | Weblog
やっと来た、サントリー白州ウイスキー工場!

森の中にある。
めちゃくちゃ広い。
歩いてるだけで森林浴。
漂ってくるウイスキーの甘い香り。
う~!最高や!

蒸留所見学は山崎とあまり変わらなかったが、とにかく広いのでバスで移動。
貯蔵庫は山崎のほうが風情があってよかったかな。
白州は、コンクリート打ちっぱなしみたいな貯蔵庫で、パイプむき出しで味気なく、ブルース・ウィリスがピストル持って隠れてるのが似合うイメージ。

ただ、白州の良さはリチャーの実演を見られるところ。
全国でここしかない。
ウイスキーを寝かせておく樽を焼くことをチャーという。
リチャーは、一度寝かせた後の樽をもう一度焼いて使えるようにする作業。

職人さんがリチャーするところを実際に見せてくれる。
樽の中にバーナーで火をつけると、残っていたアルコールで炎は青く燃え、やがてオレンジ色の炎へと姿を変え勢いよく燃え上がる。
樽の中はいい感じに黒く焦げていく。

ただ焼けばいいというものではなく、やはり職人の腕次第で仕上がりは変わってくるのだとか。
最後は水を柄杓に一杯、樽の中めがけて投げ込むようにかけると一瞬で火は消える。
これが職人仕事なんやなぁ。

白州にはレストランやバー、ウイスキー博物館まであるので半日楽しめる。
見学の後は木々を見ながらテラスで食事をし、バーでは7種類ものウイスキーを楽しんだ。

ウイスキーのことを知れば知るほど好きになるなぁ。
他のお酒と違うのは2回の蒸留と、樽で長時間寝かせること。
山崎25年なんて1本10万円するんだけど、人間に置き換えたら、「25年」という歳月によって与えられるものや成長はどれほどのものか。
ウイスキーもそれだけの時間を生きているのだ。

樽というゆりかごの中で。

改めてウイスキーの魅力と、樽と時間が織りなす神秘を感じられた。