月と歩いた。

月の満ち欠けのように、毎日ぼちぼちと歩く私。
明日はもう少し、先へ。

飲み食いできなくなった原因は?

2022-08-09 | 生活
昨日は大腸内視鏡(カメラ)検査だった。7月末にやるはずだったのが急性胃腸炎により延期されていたが、なんとか無事に終わった。
結果から言えば、ポリープが1つあり、検査中に切除してもらった。
わずか4mm程度のもので、生検に出してはいるが、悪性である可能性はほぼない、とのこと。
その他にも悪いところは見つからず、がんの転移などはなかった。
とりあえずホッとした。

画像も見せてもらいながら説明を受けた。
ポリープは小さかったけれど、血止めのクリップが付けられていたので、血が出やすい場所だったのかもしれない。このクリップはいずれ勝手に排出されるらしい。
3日間は消化の良いものを食べ、刺激物やアルコールは禁止。1週間は遠出や激しい運動は禁止。とりあえず「安静に」ということだ。
一応「手術」なので、19000円もした。保険の対象になっているか調べてみよう。

大腸カメラの経験者、何人かから「検査は寝ている間に終わるけど、それまでの便を出す前処置がつらい」と聞いていたので、覚悟していたのだが、ハードルを上げていたからか、私はそれほどつらいとは思わなかった。
前日、消化の良いものを食べるようにする。夜8時以降は何も食べない。寝る前に便をやわらかくする下剤を飲む。
当日朝、8時から、薬の入った大きなビニールパックに水を1800ml注ぎ、大量の洗浄剤(下剤)を作る。これを1時間かけてゆっくり飲むと、30分くらい経ったら便が出始め、何度か排便していくうちに、固形物や濁りが一切ない、薄い黄色の水しか出なくなる。そうなったら終了。

私は朝起きるとすでに便意があり、1800mlを飲む前からほとんど便が出ていた。
なので、全量を飲むこともなく、飲み始めてから2時間以内には終了した。
下剤もまずいのかと思っていたら、なんということはない。色も味もポカリスエットだ。ごくごく飲めた。
普段から便秘気味の人は、なかなか出なくて、それがつらいようだ。あと、看護師さんに聞いたら、世の中に出回っている下剤は2種類あって、私が飲んだのは比較的飲みやすいものらしい。もう1つは味がまずくて飲むのがつらいとか。そっちじゃなくてよかった。

しかし、「寝ている間に終わるからラク」というのはちょっと違った。
前回の胃カメラの時は爆睡していたのに、今回は処置中に私はかなり意識があった。
後で先生が言うのには、「腸が少し複雑な形をしていて、なかなか通らなかったので、痛かったかもしれませんね」とのこと。
看護師さんも「痛かったでしょう。何度も顔がつらそうだったので」と気遣ってくれた。
意識があると言っても、かなりボーっとした状態で、まさに夢うつつ。夢か現実かわからない状態の記憶という感じなのだが、「痛い、痛い」と思っていたのは確かだ。
終わってからも、胃カメラの時は勝手にソファに移動させられていたが、今回は意識があったからか、自分で立ち上がって支えられながら移動した。
でも、相変わらず、じろう先生も看護師さんも優しかったので、変なストレスなどは一切なかった。

これで検査はすべてクリア。
結果的に、胃の不調は逆流性食道炎、大腸は特に問題なし(小さなポリープは痛みなど引き起こさないので)。
ということは、下腹部痛はやはりガンが影響している痛みなのだろう。もしくは、手術痕。
それがわかっただけでもよかった。

ここ数カ月、飲み食いする量がガクンと減ったうえ、急性胃腸炎や今回の検査での食事制限などもあったため、気づいたら体重が15年ぶりに結婚式の時と同じになっていた。
夫に管理されているので、毎週金曜日に体重計に乗せられる。
先週は、15年前どころかここ30年くらい見たことのない数字が出て、それはかなり衝撃だった。
世の中にはどうしてあんなにガリガリに痩せている人が多いんだろうかと不思議だったが、なんということはない。やっぱり「食べなければ痩せる」のだ。
私の場合、痩せたと言っても、ガリガリにはほど遠く、今で「ちょうどいい」感じ。(特にガリガリになりたいとも思っていないし)
ということは、「食べられない」と言っても、これでようやく「一般的な50代女性の食事量になった」ということなのかもしれない。
問題なのは、イレギュラーも通用しない、ということなのだが。
普段は食事量が少ない人でも、外食や旅行の時はいつもより多く食べられるものだが、今の私はそれができない。普段はこれくらいでいいのだが、特別な日くらいはたくさんおいしいものを食べたいのに。
夫には「精神的なもの」だと言われている。
確かに最近は「外食する」という場面になると、急激に弱り出すのだ。家を出る前から胸やけがひどくなり、胃酸が上がってくる。そして、いざ食べ物を目の前にすると、もう胸がいっぱいになるのだ。なんだろう、これは。
「食べなあかん。でも食べたらしんどくなるかもっていうプレッシャーなんやって!」と夫が言う。そうなんだろうか。

7月半ばに、1年ぶりにデスクのYさんと二人で飲みに行き、3時間かけて日本酒を1合半飲んだ。
飲み食いがあまりできないことは伝えていたし、おしゃべりがメインだったので、ゆっくり自分のペースで飲めて楽しく過ごせた。
なのに、家に帰ってからすぐに吐いた。吐いたといっても、ほとんど何も食べていなかったので、固形物はほぼ出なかった。
確か6月に友達と食事に行き、1合半くらい飲んだ時は大丈夫だった。
なんだかどんどん飲めなくなっているような気がする。このまま下戸になってしまうんだろうか、私は。

土曜の夜、12日ぶりに日本酒を90mlだけ飲んでみた。これは大丈夫だった。
この12日間の間に、ビールを1缶だけ飲んだ。これも大丈夫だった。
しかし、今はアルコールを口にするのは週に一度あるかどうか、というくらいになってしまった。
いつもなら、こんな暑い日が続けば、毎日1缶は必ずビールを飲んでいたのだが……。今はもう「酒」が自分の生活から消え去ってしまった。我慢しているわけでもなく、「飲もうかどうしようか」など、お酒のことを「考える」ことすらなくなってしまったのだ。
「いいことじゃない!」と思う人もいるだろう。健康のためにはそうかもしれない。
でも、私は寂しくて仕方がない。
お酒が飲めないと、食べたいものも行きたい店も思いつかなくなってしまったし、人と会うことも少し躊躇してしまう。
もともと下戸で、お酒以外の楽しみをつくり、お酒を介さない人間関係を築いてきた人ならいいが、そうじゃない人間が急に下戸になったら戸惑うものだ。異文化の国に来たかのように。
私は別に酔っ払いたくて酒を飲んで来たわけではない。むしろその逆で、なんとか酔わずにおいしいお酒をたくさん飲みたかった。
世の中においしいものはたくさんあるが、お酒と合わせてこそ、味わいが何倍にも膨らむ料理というのは存在するのだ。
ビールと、日本酒と、ワインと。それぞれのお酒との相乗効果によっておいしさを増した料理は至福の喜びを与えてくれる。
20歳の頃から私はずっとそれを追い求めて生きてきた。
それなのに……。

早くまたおいしくお酒が飲めるようになるといいなと思う。特別な日だけでもたくさん食べられるようにもなりたい。
食や酒が自分の人生から消えてしまうなんて、あまりにも淋しすぎるから。
今回の検査結果で胃腸は大丈夫だとわかったから、この原因が精神的なものなら少しずつ治っていくのではないかと期待している。

初めての胃カメラと地獄の夜

2022-07-28 | 生活
27日は胃カメラの日だった。
私は胃カメラが初めて。これまではバリウムを飲んでぐるぐるまわる検査しかしたことがなかった。

「口からと鼻からどちらがいいですか?」と年配の優しい看護師さんに聞かれたが、どちらがいいかわからない。
「どっちでもいいんですけど、結構えずくタイプです」と答えた。
私は板ガムが食べられない。あのサイズのガムは噛んでいると必ずえずく。硬い肉も噛んでいるうちに必ず「うえっ」となる。
「じゃあ、鼻からしましょうか」と言われ、うなずいた。

最初は左の鼻にチューブを入れたのだが、これがどうにも通らない。
私が「痛い、痛い」と言うので、左は断念。「右でもやってみていい?」と看護師さんが言うのでやってみたら、今度は何とか通った。
言われるままに、薬を吸い込んで飲み込む。
看護師さんはまるで子供を扱うように、「あ~、苦いね、苦いね。ちょっと我慢しようね」と優しく言ってくれる。
私も急に子供に戻ったみたいな甘えたい気持ちになる。
そうしているうちに、じろう先生がやって来て、鎮静剤を注射され・・・

「・・・さん、・・・さん!」
名前を呼ばれて、ハッと目覚めた。
ソファのような椅子に座っている。あれ?さっきまでベッドで横になっていたのに?

看護師さんが「よく寝てましたね~」とニコニコ笑っている。
麻酔で寝てたのか。すごい、一瞬でここまでワープした。
ベッドからソファまで誰が運んでくれたんだろう?二人がかりとかで運ばれたのかな。
「立てるなら、診察室へ行けますか?先生が待ってます」と言われ、立ち上がって診察室へ。かなり熟睡したためか、スッキリしていた。

じろう先生が胃カメラの画像を見せながら説明してくれる。
胃の先端に何か白い部分が見えて、最初はそれがガンかと思いギョッとした。
「逆流性食道炎ですね」とじろう先生。それも一番軽度のもので、薬で治るという。
その他には特に何もなく、小さなポリープは1つあったが、「1㎜くらいのものですね。この種類のポリープはたとえ100個あっても取らなくて大丈夫」と言われてホッとした。
その他は特に何もなかった。

これで「胃」はクリア!
転移していなくて本当によかった。
帰ってからも元気で、ゼリーとそうめんを食べた。
夫は私を家に送り届けてから東京へ行ったので、ソファでゆっくりして過ごした。

それが、この晩、とんでもない地獄を見る。
夜11時頃、寝ようと思ったら、急にお腹から聞こえるくらいゴロゴロと大きな音がし始めた。
とっさに「これはあかん!」とトイレに駆け込んだ。
もうびっくりするほどの量で、水のような便がドバドバと出たのだ。
こんなこと人生でも滅多にないし、胃カメラの後だったので怖くなり、もらってきた説明書をもう一度見る。
「吐血や下痢(血便)があれば電話してください」と書いてあった。

え?もしかして、胃カメラの影響なのか?
そう考えている間にも、またお腹がゴロゴロとなり始める。
更に今度は吐き気に襲われ、トイレで吐いた。
そこからはもうこの繰り返しだ。
数えられるところまで数えたら、嘔吐5回、下痢12回。(下痢はもっとあったがフラフラで数えられなくなった)

これが3時頃まで続き、少しマシになったのでうとうとしたが、5時頃にまた始まった。
最終的に、下痢は9時、嘔吐は10時が最後。
病院に電話してみると、「とりあえず診察に来てください」と言われた。
夫がいないので歩いていくしかない。
フラフラの状態で駅まで歩き、1駅電車に乗って、病院まで歩いた。

すぐに診察してもらったので状況を話す。
じろう先生は本当に優しくて、「うん、うん、うん。それは辛かったね。苦しかったでしょう」と何度も言ってくれる。
この病院に来ると私は子供に戻ったような気持ちになる。

で、結局、「急性胃腸炎ですね」と。
「何か古いものとか生ものとか食べなかったですか?」と聞かれ、「あ、かぼちゃ・・・」と思いついた。
夜9時頃に小腹がすいたので(昼の3時頃にそうめんを食べたきりだったので)、鍋に残っていたかぼちゃの煮物を2つ食べたのだ。鍋は丸一日外に置きっぱなしだった。
「それかもしれないですね」とじろう先生。
最近、急性胃腸炎の人が多いこと、そして結構長引くことを説明し、明日に控えていた大腸カメラは延期しましょうと言った。

大腸カメラを早くやってスッキリしたかったのだが、病院とのスケジュールもなかなか合わず、8月8日になった。かなり先だ。
それから脱水症状になっているかもしれないということで、点滴もしてくれた。
点滴の間にも、胃カメラの時の看護師さんがカーテンを開けて覗いて、「昨日は上手に胃カメラできてたのにねぇ、タイミングが悪かったね。怖かったでしょう」と話しかけてくれる。
少し濃い目のメイクをした看護師さんの優しい顔を見るだけで安心した。いい病院だ。

それからまた暑い中を電車と徒歩で帰った。
もう下痢も嘔吐もなかったが、一晩中闘っていたのでかなり疲労していた。
夫が15時頃東京から帰宅。
「俺がいない時に限って!」と叫んでいたが、私は夜中、吐きながら、夫が東京で本当によかったと思っていた。
もしこんな私を見たら慌てて救急車でも呼びかねない。

というわけで、大変な1日だったが、とりあえず胃カメラはクリア。逆流性食道炎ならすぐに治るだろう。

胃腸の検査をすることにした

2022-07-20 | 生活
胃腸内科へ行って薬を処方してもらってから2週間経ったので、昨日はまた受診した。
シソンヌのじろうさんみたいな、細身で優しい先生。(我が家では「じろう先生」と呼んでいる)
薬が効いていること、この2週間の期間にCT検査があったこと、念のため胃カメラと大腸カメラをやりたいことを話した。
じろう先生は私が話すのを聞きながらこまめに「うん、うん、うん」と相槌を打ってくれる。こういう威圧感のない先生は安心できるなぁと思う。

話し合って、来週、胃カメラと大腸カメラの検査をやることになった。
どちらも鎮静剤(麻酔)を飲ませてもらえるので、寝ている間に終わるというからよかった。ただし、体に負担があるので、一度にはやらず別日にやる。
新しい病院で、設備機器も最新なのは嬉しい。安心材料。

検査をすることにしたのは、もしガンの治療を始めるなら胃腸を万全にしておいたほうがいいし、治療を先延ばしにするとしても、今一番の困りごとである胃腸の不調を治しておいたほうがいい、という判断から。
胃腸の調子が戻って、飲み食いが普段通りにできるようになって、夜もしっかり眠れるようになれば、かなり気持ちの上では楽になりそうだ。

この三連休は、日・月曜でキャンプに行った。ゴールデンウィーク以来だから、ずいぶん空いてしまった。
家から1時間で行けるところ。
夫に「無理しないことが大事」と言われたので、夜ごはんを食べてしんどくなったらテントで1時間横になって、それから焚き火をした。21時半には寝た。

こう書くと、「しんどいなら無理にキャンプに行かなくてもいいのでは?」と思う人もいるだろう。
でも、家で寝ていたら元気になるわけではないのだ。(むしろ、その逆)
私はガンを治すために生きているんじゃない、と思う。

自然の中で過ごし、焚き火を見るのは楽しかった。こういう時間を大切にしたい。
明け方、ヒグラシが一斉に鳴き出した。テントに降り注いでくるようだった。
テントの中で、カナカナカナカナという甲高い声を聞いているのは気持ちがよかった。

だんだん元気になってきた

2022-06-05 | 生活
この1週間は体調がわりと良い日が続いた。
平均的に7割以上、もとの体調に戻っているように思う。

この1カ月くらいの間に、新たに3つのことを取り入れている。

①酵素風呂
ずいぶん前にセカンドドクターにすすめられていた酵素風呂へ行こうと決め、ゴールデンウィーク直前から週に1~2回ペースで通っている。
酵素を含んだ米ぬかの中に顔だけ出して埋めてもらう。
20分ほどで、頭から水をかぶったようにものすごい汗が出る。
この米ぬかは自然発酵熱を出していて60℃くらいあるのだが、埋まると体感は42℃くらい。ちょっと熱めのお風呂の感覚。
酵素風呂は、エステのように美容目的のところもあるが、私が行っているところは健康目的。なので、おしゃれな雰囲気などはないが、逆に効果は高いように思う。(比べたことがないので、あくまでも想像だが)
終わった後はとてもすっきりして、「デトックス~!」という感じ。サウナでいうところの「ととのう」を感じられる。
家に帰るとぐったりしてしまうし、好転反応で発疹が手足に出ることもあるが、それも一時期のこと。確実に体質改善できている気がしている。

②よもぎ茶
日常的に飲むお茶をルイボスティーからよもぎ茶に変えた。
理由は、直感というか、お告げというか、今必要だと思う出来事があったからだ。
それについてはnoteに書いた。
こちら
本当は生のよもぎを摘んで搾りたかったが、時季的にそれは無理なようなので、来春のお楽しみにとっておこう。
とりあえず今は乾燥した葉を買って飲んでいる。

③整腸のサプリメント
私がずっと調子が悪いのは「胃腸のせいだ」と夫が言い出した。「お願いだから、胃腸薬を飲んでみて」と言うので、1週間くらい胃腸薬を飲んでみた。確かに胃の調子はそれで改善されたように思う。
夫いわく、「がんとは関係ない、ストレス性のものだ」とのこと。
胃腸薬で改善されたのだから、確かにそうだったのかもしれない。
ただ、腸のほうはまだ完全には良くならなかったし、胃腸薬をずっと飲み続けるのも抵抗があったので、サプリメントに切り替えた。
これまで基本的にサプリの類は体に入れないようにしていたが、信頼できそうな整腸のサプリをとりあえず1カ月続けることに決めた。(効果があってもなくても1カ月でやめるつもり)
なんとなくだが、少しずつ良くなってきているように思う。半日寝込むようなことはほぼなくなった。

さらに、先週末、誕生日プレゼントとして夫がラジウム温泉の宿に連れて行ってくれた。
知らなかったが、京都の北白川にあるのだ。
これも詳しくはnoteに書いた。
こちら

部屋にラジウム温泉の露天風呂が付いていたので、1泊2日の間に6回も入った。
効能としては胃腸にも効くようで、帰った日の夜から急激に胃腸の調子がよくなったのだ。
また、ラジウム温泉はがんに効くといわれている。
それに関しては2日入っただけで効果があるとは思えないが、何にしろ、この1週間ずっと体調がよくなったことは確かだ。

秋田に出張取材に行って、夜はカメラマンさんと居酒屋で飲んだが、昔のようにとはいかないものの、途中でしんどくなることもなく、いろいろ食べてお酒も1合半くらい飲めた。

さらに昨日は、私のお誕生日会をしてくれるということで、友達と3人で京都に食事に行ったが、そこでも元気に過ごすことができた。皆と同じように食べたし、お酒も1合ちょっとは飲んだと思う。
最近は人と食事をする時、食べられるか、飲めるか、しんどくならないか、お腹が痛くならないかと、いつも心配しながら参加しているので、最初から最後まで楽しく過ごせてホッとした。

確実によくなってる!!

そして、その実感があると、気持ちが明るくなる。明るくなるから体調もよくなる。そういう良い循環に入ったように思う。
先月までは、体調が悪い⇒気持ちも落ち込む⇒また悪くなる⇒もっと落ち込むという悪循環に入っていて、そこからどうしても抜けきれなかったが、なんとなく「脱した!」という気がしている。

あ~、元気って素晴らしい。
やっと「体調が悪い人」の気持ちもわかるようになった。
食べられない、飲めない、しんどい、体力が不安。そんな人の気持ちが、今はちゃんとわかる。
人々がなぜ飲み会の予定を「休みの前日」に入れたがるのかもようやくわかった。そういうことか。

あと少しで本調子に戻る気がするので、しばらく新たに加えた3つのことを続けていくつもりだ。
(これまでやってきた早寝早起き、朝一番の白湯、食事療法、瞑想、半身浴などももちろん続けている)
絶対元気になろう。

あちこち飛び回っていた

2022-05-21 | 生活
気づけば1カ月ほど更新が滞っていた。
振り返ると、取材と遊びと両方で全国あちこちを飛び回った1カ月だった。
時々noteには書いていたので、読んでくれている人もいるだろうか。

まず、4月中旬には5日間のビール醸造講習を受けにいった。(大阪)
毎日通って、朝10時から夕方5時までガッツリと講義や実習を受け、同期生たちと帰りに飲みに行くこともあり、なんだか学生に戻ったようで楽しい日々だった。
新たに夢もできた。
それはnoteのこちらに書いたので、興味がある人は読んでくれたら、と思う。

4月下旬は少し早めのゴールデンウィーク休みをとり、夫と九州へ。
行きと帰りはフェリーで、九州ではキャンプ⇒ホテル泊⇒キャンプと3泊した。
これもnoteにかなり詳しく書いた。
その1
その2
その3

宮崎の高千穂、青島神社、鵜戸神宮、鹿児島の溝の口洞穴、雄川の滝と、パワースポットをたくさん巡り、美しく雄大な自然の中でパワーをもらって帰ってきた。
途中、お腹が痛くなることもあったし、お酒はほとんど飲めなかったが、基本的には毎日元気に過ごせたと思う。

家に帰ってからはさすがにぐったりしていたが、ゴールデンウィーク後半は出張取材で群馬へ。
1泊2日の予定だったが、帰りに東京でもう1泊して、その夜はあやに会い、翌日はもんちゃんと遊んで帰ってきた。
あやがおしゃれなお店を予約してくれて4時間も飲んでいたのに、ワインを2杯飲むのがやっとだった自分に、ちょっとショックを受けた。
以前は4時間もあれば一人でボトル1本くらい空けられたのになぁ。
とはいえ、楽しい時間を過ごせたことはよかった。

翌日もんちゃんとは井の頭公園を散歩した後、ハンバーグを食べて、旧古河庭園のバラ園を散策した。
きれいなバラに心癒され、穏やかな時間が過ぎた。
なかなかハードな出張だったが、無理してよかった。友達には会える時に会っておきたいと思う。

ゴールデンウィークが明けると、今度は飲み会。
飲み仲間4人組で半年ぶりに会うことになっていたので、楽しみに出かけていった。
食事中ずっとお腹が痛かったが、なんとか気づかれることなく耐えた。
「少し早いけど」と、私の誕生日のプレゼントとお花を用意してくれていて、ありがたかった。
3月にオープンしたばかりの「酒粕料理」を扱うお店で、とても気に入った。
この日はお酒も2合近くは飲めたと思う。

そして、5月13日~15日は夫と北海道旅行へ。
これには理由があって、peachで格安チケットを1年以上前に予約していたのだが、コロナ自粛期間と重なって延期。
(キャンセルはできないが延期はできる)
すると、またコロナで延期。
今年に入ってからもコロナ&大雪で北海道は行きづらく、5月のゴールデンウィーク明けくらいなら大丈夫だろうと、予約していたのだ。
それで、こんな連続であちこちへ行くことになってしまった。

今回はキャンプでもないし、ハードにするのはやめようということで、札幌と小樽だけのゆっくり観光。
泊ったホテルがすごくよかったので、それについてはまた改めて書きたいと思う。
1日目の夜は体調がよく、札幌で見つけたお店で料理とお酒を楽しめた。
2日目は、ホテルで無料のワインサービスがあるので、そこで張り切って2杯飲んだらしんどくなってしまい、結局街に出たのだが、居酒屋で海鮮やきそばを分けて食べただけでホテルに戻ってきてしまった。
(この日はどうしても肉や生魚を受け付けず、炭水化物なら食べられそうだと思い、最初に海鮮やきそばを頼んだ)
せっかく小樽の夜なのに!!食いしん坊の私がそれだけって・・・
あれもこれもと食べたかったなぁと悔やまれる。
お昼にパンケーキを食べたのがよくなかったか?

3日目は小樽でどうしてもルタオ本店限定のデザートプレートを食べたくて、夫に「やめとき」と言われたのに行った。
夫に半分食べてもらい、なんとか想いを果たした。
「気持ち悪い・・・」「しんどい・・・」と胸を押さえながら食べる私を、夫は飽きれ顔で見て笑っていた。
そんなにしんどいのに、なぜ食べるのかと。
そりゃ、根性や。もう小樽に来ることもないだろうし(過去にも数回来ているので)、思い残すことがないようにしておきたかったのだ。
たぶんこういう食い意地のはった人生が、私を病気にしたのだと思う。
とはいえ、食べられて満足だった。

旅に出ると、いつも以上に「健康って大事だな」と思う。
せっかく遠くまで行ったのに、食べたいものも飲みたいものも口にできないなんて、悲しすぎる。
大食漢であれもこれもと好きなだけ食べられた自分が懐かしかった。
ああ、できるならあの頃に戻りたい。
海鮮もデザートも地ビールも地酒も、もっともっと楽しみたかった。

くたくたになって北海道から帰ると、翌々日には石川県へ出張。
酒造りのレジェンドを取材した。
日帰りだったので、京都に着いてからカメラマンのT君と夜ごはん。
焼き鳥屋で焼き鳥を食べて、日本酒を1杯だけ飲んだ。
最近、肉の塊がしんどいので(薄切りやひき肉なら大丈夫)、焼き鳥は食べられるやろか・・・と不安だったが、T君がささみ、つくね、むねなど、食べやすいものばかり頼んでくれたので助かった。
そこの焼き鳥(石の上で焼く)がとてもやわらかくておいしくて、久しぶりに「あー、お肉おいしい」と思えたのもよかった。
なんか、おいしいものを普通に「おいしい」と思えると元気が出る。
自分は大丈夫だという気持ちになれる。
逆に、食べられない、飲めないという日は、その時点の体調以上に気持ちがやられてしまって、「もうダメなのかな・・・」と不安になるのだけど。

さらにその翌日は、仕事でお世話になっていたT社長のお誘いでお寿司を食べにいった。
連続でしんどかったが、4月からスケジュールに入っていて、予約のとりにくいお店をとってくれていたので、断れるはずがない。それも、私だけでなく夫も一緒だったのだ。
(T社長は夫のことを気に入っているのか、いつも「ご主人もどうぞ」と言ってくれる。食事は2回目)

4時半に私だけグランヴィアの19階ラウンジに行き、そこで1時間ちょっとT社長とおしゃべり。
それからタクシーで移動してお寿司屋さんへ。
このお寿司屋さんに連れて行ってもらうのは3回目だが、私自身が人生で食べた中で間違いなく一番おいしいお寿司屋さんだ。
(ウニだけは、淡路島の「新月」というお店がいい)
刺身なら、新潟の佐渡島や北海道、鳥取の境港などが上位だが、お寿司はネタの鮮度だけでなく技術も必要なので、そうなってくるとやっぱりこのお店だろうなぁ。

連れてきてもらったのはかなり久しぶり(5年ぶりくらい?)だったのだが、変わらず美味しかった。
初めて来た夫は食べるたびに感動していた。

T社長の話を聞くのは楽しいし勉強になる。
私をいつも誘ってくれるのは、私が「話を聞いてくれるから」だ。
政治やビジネス、流通、教育、社会情勢の話など、まあそれなりに相槌も打てるし、知らないことなら、職業柄あれこれ質問もできる。
さらにネットフリックスで見ている韓国ドラマの話や、大河ドラマの話までできるので、T社長にしたら「聞いてくれるだけで楽しい」ようなのだ。
(実際、「最近、誰も僕の話を聞いてくれないんや。話を聞いてくれるだけでうれしい」と言っていた)

夫も「勉強になるわ」と言っていたし、私たちは無理して話に付き合っているというわけではないので、お誘いがあればのこのこ出かけていく。
おいしいお寿司もいただけて、ありがたい日だった。

ざっとこの1カ月のことをまとめて書いてみた。
とりあえず飛び回れるほど元気だということを伝えたかった。

仕事は先月から落ち着いて、閑散期に入った。
出張はあと2回だけで、今月末に秋田へ行き、来月末に北海道だ。
でもそれ以外は出張もないし、4月~9月までの半年は、月の半分を遊び暮らす。
(まあ、収入も半分になるのだが)
時間的に余裕があるからこそ、講習会を受けたり、旅行へ行ったりもできるわけで。
この半年の間に、好きなことをしたり、療養したりして、無理のない生活をしたいと思う。