今日は春彼岸の中日。
今朝はよく晴れ、またも寒かったが、風がないので暖かく感じた。
だが、娘一家とイチゴ狩りに行ってから急に風が吹き出し、寒くなった。
鹿屋市吾平町の吾平山上陵の近くに「黒羽子(くろはね)観光農園」というのがあり、一年を通していろいろなくだものが採れる所で、問い合わせたらまだイチゴが十分にあるようだったので娘一家を誘って行ってみた。
ところでこの「黒羽子」という地名なのだが、これは「黒埴(くろはに)」の転訛だろう。「黒埴」とは黒土のことだ。行ってみると観光農園辺りはやや窪地で、土地の整備がなされて段々状になっている。
もともと谷間だったのを開墾した際に、湿り気のある窪地特有の黒土が見られたのだろうか。基本的にはこのあたりも大隅半島ではふつうにみられる火山灰土の覆われていたはずだ。
谷間に溜まった湿り気と木々の落ち葉などが火山灰土を黒土に変えたのだろう。
(※因みに私の故郷は東京都北区赤羽というが、この「赤羽」は「赤埴」の転訛で、関東ローム層と呼ばれる浅間山火山由来の赤っぽい火山灰土が見られるのでそう名付けられている。)
イチゴ農園は10時オープンで、少し待っていると3組ほどの家族が集まって来た。

今年、4年生、2年生そして末っ子が新1年生。大分手が離れたようだ。
イチゴ園はビニールハウスの中なので、風や寒さは全くない。

イチゴが植えられた畝も通路も、白いビニールで覆われているので清潔感は抜群だ。ただイチゴの甘い香りは充満しているのだが、土の匂いはしない。

パック一杯のイチゴを採り終えた末っ子。
それぞれが満足そうにイチゴを手に帰って来た。
イチゴ園のすぐそばに「大隅広域公園」というのがあるので、帰りはボール遊びやフライングディスクで遊んで帰宅した。
帰宅後に玄関先の温度計を見ると16℃まで上がっていた。昨日までの4日間、せいぜい12℃くらいしか上がらなかったのに比べるとだいぶ春めいて来たと言える。
日差しが明るさを増している。庭のミツバツツジも咲き出した。