KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

槍ヶ岳 上高地ルート

2013年09月13日 21時09分56秒 | OUTDOOR

 今回は3泊4日で槍ヶ岳(3180m)を目指す。

土曜日の夜、阪急梅田バスターミナルを23:00に出発する「さわやか信州号」に乗り込み上高地を目指す。

バス・・・寝れるかなぁ?3列シートのデラックスシートやから多少は寝れるか・・・

5時半、薄闇に支配された上高地へ降り立った。思った通り余り寝れずに・・・

 小雨降る中、準備を終えて6時半頃に歩き始める。

梓川も凄い濁流となっていて河童橋からの景色が・・・

明神館に着く頃に一度は止んだ雨も再び降り始め景色が拝めない。

徳沢を経て横尾に着くも依然雨が降り続ける。

ここからは傾斜が少しきつくなるしキャンプ地のババ平まで大変やな。

トレイル横の槍沢も濁流で今にもトレールに溢れそうだった。

明日は晴れる予想だったので頑張って歩いたが・・・

流石にキャンプまでする気力が無く槍沢ロッヂに急遽宿泊することになった。

でも濡れた服、雨具、ザック、ブーツ等を乾かす事が出来たので良かった。

しかも日曜日の宿泊の為か宿泊者は意外に少なく、

去年の1畳2人という事も無く自由に身体を動かせた。

 見事な快晴となった翌朝ロッヂから微かに槍の穂先が見えた。

これからあのテッペンを目指すんか・・・遠いなぁ。

距離は6km、標高差1360m、ヤマケイの地図では山頂まで5時間・・・本当に登れるのか?

朝6時にロッヂをスタートしテッペンを目指す。

大曲を越え未だ残る雪渓を横目にグングン高度を上げる。

凄い傾斜やなぁ、一歩が重いわ。

いや・・・空気が薄いんか!

直ぐに息が切れる。

傾斜はきついがガレていないので登り易いって言えば易いんやけど・・・

 苦しんで登っていると、何と、まさか、マジで!

雷鳥だ!

写真を撮ろうとしたがハイマツの中へと消えて行ってしまった。

 後ろを振り返ると登って来たトレールが良く判るなぁ。

喋るとすぐに息が切れるから会話も少なくなるよ。

 ガレ場をトラバースしたら再び槍ヶ岳を拝む事が出来た。

ずいぶん近づいたもんだなぁ。

最後の一踏ん張りや、ここまできたら絶対に登ってやる。

 槍ヶ岳山荘には9:50に着いた!

地図の歩行時間を40分も早く着いたな。

ここで更に荷物を減らしほぼ空荷の状態で山頂を目指すことにした。

 山荘前で休養を十分に取り岩登りに備える。

近くで見る穂先は遠くから見えている穂先がこれか?って程小さく感じた。

十分な休養を取っていざ山頂を目指す。

岩登りは意外に簡単でクライミング経験者なら簡単に登ることが出来るだろう。

最後の梯子で下を覗いたら・・・流石に手が震えたがこれは高所恐怖症だからだろう。

10時42分にとうとう槍ヶ岳山頂にチカちゃんと共に立つ事が出来た。

雲海が下にあって麓まで視界が無かったが、まさに360度の大パノラマだ。

素晴らしい景色だ。

東南東方面。中央に常念岳。

南の穂高連峰方面。

北方面の硫黄尾根とその奥に鷲場岳と水晶岳。

そしてお決まりのポーズ。

 

苦労して登って来た山頂も下山を考えて20分弱で降り始めた。

岩登りは下山の方が難しいので慎重に降りた。

山荘前でお昼を食べて12:05に下山を開始した。

下山は登りに比べると歩のスピードが速い。

ゆっくり下る方が身体への負担が軽いとわかっているのだが時間が・・・

ロッヂには14:30に到着した。

本来ならロッヂに置いているメインの荷物を持って横尾まで下る予定だったが・・・

山頂往復で身体がパキパキ、疲労度も半端無く・・・連泊することにした。

去年の燕岳同様、テント道具を担いで来ただけという結果になったが平日の山小屋は使える事が判ったので以降は山小屋利用で計画するも良いかもね。

 翌朝は流石にだるさも残っているが下りなので何とか歩を進める。

横尾まで来ると穂高の稜線がはっきりと見える。

そして穂高縦走の難しさも判った。

 行きは視界が悪かったので帰りの景色は良かった。

 そして行きはカフェオレ色の梓川だったが増水しているが綺麗な水となった梓川であった。

上高地から槍ヶ岳の往復で45kmは流石に疲れたが自信もついたかな?

 


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