KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

今日も保塁岩

2011年11月27日 16時55分32秒 | OUTDOOR

 今日もクライミングをしに保塁岩へこっしーと訪れた。

今日は車で行き体力温存策をとった・・・ビール飲めねぇよ。

車ならはやいねぇ。8時過ぎには保塁岩に到着した。

最上部から見下ろすと懸垂下降する勇気が飛んで行きひとつ下のテラスから懸垂下降を行い

先ずはトップロープで身体を慣らす為にチビッコフェイス・右ルートを登った。

先週よりも大分と上手く登れたと思う。今日はやるぞぉ

次にこっしーがリードで先週敗退したチビッコフェイス・ハングに挑むが核心部分で再び敗退した。

セカンドで私が挑戦していてハングしたで苦労していた時に今日来るかもしれないと言っていたこっしーの知り合いが登場、

この人は依然はこの保塁岩で毎週のように登っていたというのでこっしーが保塁岩の全容を教えて欲しいと頼んでいたそうだ。

その方のアドバイスもあり私はハングの核心部に脚をかけて後少しというところまでいったのだが残念ながら私も敗退。

その次にトップロープでこっしーが挑戦しアドバイスもあって無事に攻略に成功。

それを見ていた私もあそこからあー行くんやと思い挑戦するもこっしーとの身長や経験値にも差があって

どうしても核心部に脚を乗せた状態から脱っせなかった・・・

下から色々とアドバイスをもらうのだがどうしても体重移動が出来ず時間だけが過ぎて行く。

脚も腕もプルプルしてきたので一か八かで思いっきり飛んで上部のガバを掴むことに成功し私も無事に攻略することが出来た。

さすが、経験者からのアドバイスは為になるなぁ。

 

 ここで一度、保塁岩について教えてもらい今度は西菱の方へ移動した。

西菱の上部に支点があって「ここから懸垂下降するんや」と・・・唖然とした。

こっしーは下方を覗いているが私は近づくこともできない・・・

こっしーは支点を作り始めここから懸垂下降をするつもりになっている・・・

いややぁ。無理やぁ。ぜっっっっったいに無理。

駄々をこねた私は下降路の方で降りる事にした。あったんかい

下方から見ると高くは見えないがこっしーの45Mロープが届くか届かないかの際どい懸垂下降となっている。

ということは大体20Mを少し超えたあたりの高さなんだろう。

チビッコの倍は軽くあるので登れるのかなぁ。

先ずはルートの手本をしてもらいこっしーが登り始めスイスイと登って行くのを他人のようにみていたが

こっしーが降りてくるのを見て段々ドキドキしてきたよ。

いよいよ、私が登ることになった・・・スタートする前から緊張で手に汗が・・・

チョークを付けても付けても汗が噴き出てくる。

トップロープなんで登り易かったが、なるべく後ろや下方を見ないようにしていたのだが・・・

このルートの核心部に辿りついてアドバイスをもらおうと下方を見ると・・・

あまりの高さに脚がすくんでしまい・・・敗退

ロープダウンも身体を預けることが中々出来ず・・・

なんでこんな場所に自分が居るんか不思議な気持ちで一杯だった。

腕も脚もプルプル震えてきたので今日はこれで終了し帰りに刀削麺を食べて帰った。

帰る最中も今後はこうしたいという、こっしーの話を聞いていたがマルチピッチ300Mの話なんて絶対に無理やわぁ。

 

 

 


充実してきたクライミングギア

2011年11月26日 17時20分50秒 | OUTDOOR

 今日は一人でしたのでA懸垂岩へ鐙をつかってのユマージング練習へ訪れた。

こっしーが居れば支点作りも簡単なんだがビレイ無しではもしものことを考えて迂回して支点場所へむかう。

ところが花崗岩のこの岩は裏から回るだけでも大変怖かった・・・

支点も作り新しく買ったマムートのフェニックスのロープを使い懸垂下降した。

8mmのロープなんで流れやすいかと思いクレイムハイストをセルフにして下降したが全然問題なかった。

問題の鐙のユマージングはセットする場所やそれぞれのフリクションピッチの方法をどうするかで悩んだ。

最初はすべてマッシャーで行おうと思ったがうまい具合にロープが流れず

結果、ロープの上側からクレイムハイストで鐙をセットし、その下に同じくクレイムハイストで身体のセルフをとって

下段にバックマンを用い鐙をセットした。下段のバックマンはカラビナを持って引き揚げ出来るのでその方が楽何かな?と思ってだ。

登り始めると以前、こっしーとやったスリングを用いてのユマージングよりも登り易いことが分かったが、いまいち腑に落ちなかった。

そこで、身体側のセルフをとる場所を一番上に変更し少し長めのロープスリングに変えるとあら不思議、一回の操作で登れる距離がグンと伸びた。

 今日は要領さえ解れば退散するつもりだったので今日は片づけをして帰った。

そんな帰り道にこっしーから「チョークあった方が良いんちゃうかな?」とのメールがあった。

明日、クライミングに行くので帰りに好日山荘の難波店に寄って買って帰ろう。

で、近くまで来たらつい寄っちゃうんだよねぇ。赤垣屋の立飲み・・・

そして赤垣屋のスタンプがたった11月17日~30日の間で企画されており、この期間中に4回でミニチュアボトル、8回で生貯蔵酒と交換出来る。

こんなん4回も来ることないやんと思っていたのに・・・17、20、22、26と来てしまい、みごと引換券GET。

でも肝心の引換日が12月の14,15の両日だけ・・・無理やん

 この後、好日山荘難波店にお邪魔した。

いつもいつも酔った状態でしか来ない難波店、今日は客が少ないなぁ。天気も良いし歩いているんやろなぁ。

半年ほど前に購入した登山靴の先っぽが減ってきたので店のおねーさんに

どのくらいまで減ったらソールの交換すんのか聞いていたら、こっしー登場。

仕事が早く終わって今日は帰ってくるだけだったらしく仕事服を着ての登場でした。

そして酔った勢いでまたしても使うかどうかも怪しいギアを大量購入。

チョーク関係は必要としてナッツとカム・・・またしても勢いで・・・

仕方ない、クラッククライミングでも始めようかな?

 この後、王将でこっしーと御飯を食べてって赤垣屋で昼食べたのによく入るなぁ。

流石にビールは飲まなかったよ。

 

 


保塁岩への挑戦

2011年11月20日 18時22分42秒 | OUTDOOR

 今日は早朝から保塁岩を目指す、目的は下見とこっしーが言っていたので早く帰ると親に伝えて家を出た。

しかし、訓練だからとクライミング道具の持参の支持もあった・・・もしかして登るのかな?と・・・疑っちゃう。

A懸垂岩でクライミングの練習をしていたがA懸垂岩はランクもつかないレベルなので

本格的なクライミングデビューはいずれここでするのだろうと思っていたのだが…

 六甲ケーブル下までは公共機関を利用し来たがケーブルカーが高くここから登ることにした、

元々練習も兼ねているので予定していたが安ければ乗っていたかな?

六甲の紅葉も一部分が綺麗になっていたが今年は何所も紅葉はダメみたいだなぁ。

 尾根に出ていよいよ保塁岩へ向かう。

保塁岩の頂点部分に出るのでここからどうしたら目的の中央稜東面に出るのか判らない。

懸垂下降で降りてもよいのだが場所がよく判らないのでとりあえず降りやすい方の下降路を降りた。

しかし、その下降路は西稜へ至るルートだったらしく引き返した。

そしてもう片方の降りたくない方を降りた。

前日の雨で滑り易く危険な下降が続く・・・

こっしーはサクサク降りるが私は足が動かないよ・・・

ロープ出して懸垂下降したい気分だったよ。

 悪戦苦闘してようやく目的の場所に着いた。

そして何故か昇る準備をするこっしー・・・

昇るんかい!まぁ、陽当りが良くて乾いているので大丈夫かな。

先ずは、チビッコフェイス・真ん中クラック・レベルⅢ 10Mを登る。

何十本とある保塁岩のルートの中でおそらく一番簡単なルートだと

思うがそれでも苦労する私は何なんだろう・・・

こっしーはチビッコフェイス右ルート・レベルⅢ+ 10Mをいとも容易く昇った。

流石にこっしーは経験しているだけあってこのレベルはスムーズに昇るなぁ。

 私も右ルートに挑戦するもクリア出来ず途中でクラックルートへと流れてしまった。

こっしーは「靴を信じて」とか「落ちても確保するから」と言うが恐怖感は払拭されない・・・

 昼飯を食べてからチビッコフェイス・ハング レベルⅤ- 10Mに挑戦した。

クラックと右ルートはトップロープで昇ったが今回はリードで昇ることになった。

トップロープなら私は登らなくても良かったのになぁ。

トップでリードしていくこっしーでもハング部分で手間取りついには諦めた。

ハング攻略を諦め左の方へルートを取ったのをビレイしながら見ていて私も行くの・・・

と大きな不安と闘っていた。

こっしーの支点つくりにも時間がかかり、なお一層の緊張感が芽生えてきたぞ。

初めて落ちるかなと思いながら登ったがあちらこちらで悪戦苦闘しながらなんとかハング下まで

来たがここで悩む・・・こっしーは「あぶみをセットして攻略しても良いよ。」と言うが・・・

確かに高さ8Mほどだが振り返れば六甲アイランドが見える高度感ではそんな余裕もなく・・・

右足がプルプルしてきたので落ちるのを覚悟で思い切って登った。

本で読んだ知識が意外と役にたっていたと痛感した。

両手を挟みこんで確保する方法なんてA懸垂岩では必要のない技だったもんなぁ。

無事に上まで昇りきるとこっしーが今度はここからピッチを繰り返し最上段まで行こうと・・・

帰る準備を終えたら私には到底無理そうなレベルⅥ前後のルートを写真に納めいずれはと・・・

今回は低レベルだがレベルの付いているルートを昇れたので多少のレベルアップはしたと思う。

こっしーはもっと上を目指しているが、とりあえず私はここで満足した。

 


アルパイン

2011年11月17日 14時50分30秒 | OUTDOOR
思いおこせば大峯奥駆道を歩きたいから山岳経験者のこっしーにアドバイスを求めたのが始まりだった。
あれから色々とあって奥駆道は歩いていないが歩き終えたら山岳登山は終わっていたかも知れない。
こっしーとあちらこちらの山を登っているうちにこっしーが登山道を登るのは誰でも出来るとか言って何もないルートで登ろうとしていた。
あれってアルパインクライミングの道具や技術が必要で安全上二人はいる。
当然誘われ今現在に至る。そして今日は50メートルのロープを買った。こっしーも色違いを買う予定である。
当初の目的は果たせずに今私は何処に向かっているのか。
こっしーに付き合って色々な山を登っているが最近は危険度が飛躍的に上がってきたのでついに山岳保険に加入した。
さぁ、これでバリなんとかでもアルプスでも安心だ。

聖宝谷から弥山へ

2011年11月06日 20時36分36秒 | OUTDOOR

 こっしーが聖宝谷を登って弥山へ行っている人達が要るとネットでぐぐってみてというので

調べてみると確かに要るが冬季が多く無積雪の登攀は少なかった。
こっしーは冬季に聖宝谷から弥山を目指すから下見に行こうと言うので気軽にOKをだした。


 トンネル西口に車を置いて聖宝谷取り口まで歩く途中に聖宝谷の全貌が見渡せた・・・あれ登るの?マジで!
写真と実物は違うなぁ。と感じたよ。最後の三本爪みたいになっている箇所なんて登れるのか心配だった。

 谷の入口から稜線が見える標高差約600mあそこまで行くのに3時間かかるんや、と思いながら谷に入った。


傾斜が緩い段階でも足場が悪いく幸先が不安だ。


幾つかある砂防ダムをクリアする度に撤退が難しくなり最後の砂防ダムを荷揚げしてクリアした時に撤退も難しくなったと感じた。


そして登る方も傾斜がきつくなりガレとの闘いになった。

谷と林の境目をふと見ると登り易そうに見えたのでそっちを歩こうと向かったが

これが中々難しく崩れ落ちる石と闘いながら頑張って登った。こっしーは変わらず谷を歩いている

最初に落石対策で離れて歩こうと決めていたからこんなけ離れれば大丈夫だろう。
 境目を歩いている私は歩き易かったが一部分は危険な場所があり滑落の危険と闘いながら進んだ。
休憩出来る場所で一度合流し今後のルートと林への取り付きをどこでするかなどの相談を行った。


ここからは二人共谷を歩いたがガレが凄くて足を置こうとすると、

上部50センチ程にある石全てがグラっと音がする状態で少し登るのも体力がいった。


そして林への取り付きも目前にして最大のピンチが訪れた。

取り付きに苦労するだろうとは予想したが取り付きの近くに行く事自体が至難だった。
こっしーは谷から登って向かったがガレが凄く進めなくなってしまった。
私は取り付く林の下部にある林に一度登ったおかげでこっしーより7m程上の場所で同じく身動きが取れなくなった。
 二人ともに動けない非常時だったがこっしーが「上に向かわず右へトラバースしたら登れるんちゃうか。」

とアドバイスがあったが右へ移動するのも大変やぞぉ。

慎重に足を置けそうな場所を探し進むがどうしても少なからず落石を伴う、

当然真下にいるこっしーを落石が襲い掛かるがこっしーからも構わないからトラバースしてとの事だったので

大きい石を退けていたら何十センチか奥は粘土質の土が現れた。そうか!取り付き間近なんで土が現れたんや。

そこからは石を退けて現れた土に石で掘って足場を作りながら進むという。作業を繰り返し林の一部を掴む場所までたどり着いた。
ここで動けないこっしーを救う為に支点をとってロープダウンするがロープの長さもぎりぎりだし足場が不安定で

こっしーまで届ける事が出来ずとりあえず先に林へ乗り上げてからロープダウンすることにした。

無事にロープもこっしーに届きプルージックで登り始めた。
 今回は運が良かったと思う、たまたま上部にいた私がロープを持っていた事、こっしーがロープスリングを持っていた事、

同じルートを歩いていなかった事、プルージックで登る練習をついこの前にしていた事が二人共無事に林へ取り付けたと思う。

私が下でこっしーが上だった時を考えるとぞっとする、最低でもロープは二人共に装備をしていたほうが良かったと反省した。


 最大のピンチは脱出したがこれから尾根に出るまで直登の試練が待っていた。谷でかなり使った体力をここでも使うかぁ。
延々と続くかと思う直登もいずれは終わる、ただし足を動かす必要がある10歩進んで休憩を繰り返しやっとの思いで奥駆道に出た。
この時の嬉しさは半端無く嬉しかった。登り切ったことより命があることの方が少し上回っていたけどね・・・

 聖宝の宿跡にある理源大師像の近くで少し遅い昼ごはんを食べていたらポツリポツリと雨が・・・

天気予報では昼から雨やもんなぁ。弥山まで行って雨が酷かったら小屋でも良いかなぁ。と思い日帰りを止め弥山へ向かう。

 聖宝の宿跡に弥山まで900mとの石碑があったのでボトルの水が少なかったが補給せずに進んだ。

これが失敗し弥山までは標高差300mもあり時間にして一時間程かかるとは・・・

そこに残った水は早々になくなり小屋に着く前にはグロッキー状態になった。

スタートして過酷な谷登りもしているのに750mlしか飲んでいなかったので脱水症状が出てきたんだなぁ。

いつぞやのこっしーみたいにヘロヘロだよぉ。

 それでも無事に弥山に着きキャンプするか小屋にするかどうするかをこっしーと話した。

聖宝の宿跡を出発して雨も降っているし疲労も凄かったので弥山が近づくにつれ小屋素泊まりの%がグングン上昇した。

そして結果としてとりあえず風をよけれそうな場所を確保できたのでタープを張ってその下にテントを張れば雨でもなんとかなるのでは?

ということでテントで寝ることにした。

 今回のテントはこっしーが持ってきた新物だ。

小屋でビールと水とテントの手続きをしていると小屋の主人と少し話をすることになった。

今日の宿泊は一組だけとか台風の影響で今年はダメとかあの谷から来たんか?とか何とか谷から来たんか?とか

夏に訪れた時とは正反対なフレンドリーやったなぁ。

テントの中で先程、主人が話していた谷はここや!とかここからも登れるんや!とか今回苦労したのにもう次の話になってる。

こっしーが言うには山と高原地図には点線ですら描かれていないが冊子で紹介されている沢登りのコースがあるんや!と・・・

帰ったら次に挑戦したい山の情報を教えるわと、もう次への挑戦が始まってるみたいだった。

大峯奥駆道の事を相談しなかったらこんなハードな山遊びはしなかったんだろうけどまぁ、付合えるだけはね頑張ろうかなぁ。

 夜中は低気圧の通過で強風が吹き荒れたがタープは飛ばされず無事だったし朝方には雨も弱まった。

昨日の疲れもあって早々に下山したら車の置いているトンネル西口まで三時間も掛らず下山したが昨日の疲れで何度もこけた・・・

一番最悪だったのは向こうからきたパーティに道譲っている時にふらついて滑って転倒という恥ずかしい場面もあった。

近頃は歩荷トレーニングをして鍛えているがまだまだ修練が足りんなぁと自分の甘さに気が付いた。