KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

2月21日 武奈ヶ岳 残雪期登山

2015年02月22日 21時54分30秒 | OUTDOOR

 今日は前回と違って天気も良い予報だったので武奈ヶ岳へリベンジ登山だ!

前回の登山で本格的なアイゼンは不要なのは判っているがワカンにするかスノーシューにするか・・・

新雪は無いだろうからワカンにするか?前回の教訓でスノーシューにするか?

荷の軽減を考えてワカンに決めた。

 比良駅に着くと登山者がゾロゾロと電車から出て来たよ。

前回は私を含めて2人やったのになぁ。

前回は雨宿りして7:25発だったのに今日はトイレ待ちで7:30発になってしまった。

 イン谷口まで迷わなかったので前回よりも15分早く着いた。

大山口は雪に覆われていたが水分が多く含んだ雪で壷足にならんやろうと暑さに負けて

アルパインパンツとジャケットを脱いだ。

その為に大山口着いたのは前回より7分早いだけになった。

 しかし雪質が元々歩き易かったので青ガレに着く頃には26分も前回より早くなっていた。

しかし今日は暑いなぁ。落雪があちらこちらで頻発してるよ。

金糞峠には9:32分に着いたが前回より26分早いとなると青ガレから差は無しか・・・疲れたか?

金糞峠からは雪質が変わり壷足になる危険があるのでアルパインパンツを履いて歩いた。

ここから夏道を歩き冬道へ入るのだが・・・積雪が凄すぎて夏道を歩けない。

仕方なく山腹を縫うようにトラバースするこれが辛かったなぁ。

冬道への最後の試練は壷足の連続やったなぁ。

 冬道に入ると踏み跡もトレースもしっかりしておりグングンスピードが上がる。

ただ、気温の上昇と共に木に積もった雪があちこちで落ちてくる。

あまりの多さにジャケットも着る事にした。

暑いけど・・・雪をかぶるよりかは・・・ね。

前回は木々も凍りついた世界だったが今回は木々には新芽が芽吹き春がそこまで来てるんだなぁって感じた。

コヤマノ岳山頂も雪は深いが木々は生命力が溢れていた。

 前回、敗退した分岐を過ぎるととうとう武奈ヶ岳が姿を現した。

意外とまだ登るなぁ。

 武奈ヶ岳の方から一人降りて来たので山頂の状態を聞いたら、

「風が強くて登らずに下山してきた。」との返事。

そんなに風が強くないと思っていたのになぁ。

 それでも山頂を目指し登ってとうとう山頂が目の前に来た。

雪庇を乗り越えて稜線に出たら後はスキップしながらでも山頂に着けるよ。

山頂はやはり風が強くて吹き飛ばされそうだがなんとか頑張って山頂を目指す。

 11:17に武奈ヶ岳山頂に到着。

早速写真を撮ってもらい登頂の喜びに浸るも余りの寒さにそそくさと下山を開始した。

 山頂を少しでも下ると風が無くなる・・・不思議だな。

気持ち良い雪の世界だ。

 これから八雲ヶ原へ降りようとしたら空に微かな雲にかわいい虹が現れていた。

分岐点から八雲ヶ原まではワカンをはめて下山することにした。

やはりワカンで正解やったな。

 八雲ヶ原で昼飯を食べて北比良峠を目指す。

積雪が凄くて迂回ばかりで前回の様に進まない・・・

比良ロッジ跡の方から北比良に向かえば良かったかな。

北比良峠からは武奈ヶ岳も琵琶湖も展望出来た。

そして下山はダケ道でタッタッタッと下山し13:28に大山口に着いた。

前回は敗退したのに13:44大山口やったから今日はすこぶる調子が良かった。

お蔭で温泉に入ってビールを飲んでマッサージに行く事が出来た。

※DATA 比良駅7:30(7:25)-8:06(8:23)イン谷口-8:35(8:42)大山口-9:00(9:26)青ガレ-9:32(9:58)金糞峠-10:50(11:22)コヤマノ岳-11:17武奈ヶ岳11:24-12:10八雲ヶ原12:20-12:40(12:50)北比良峠-13:28(13:44)大山口-13:40(14:03)イン谷口     ( )内は前回のタイム

 


2015年2月7・8日 大峰山系・聖宝谷登攀

2015年02月09日 21時20分58秒 | OUTDOOR

 今回の登山は本格的なアルパインとなる。

4年ほど前に聖宝谷を登った時はガレに悪戦苦闘したのを覚えている。

今回は厳冬期登山となるので雪がガレを締めて登り易いだろうとの思惑だ。

 大川口 9:21スタート

 大川口から聖宝谷の入口までは林道歩きとなるが積雪が少なくて歩き易かった。

しかし25Kgのザックが肩にのしかかるなぁ。

 歩き始めて30分程で登攀する聖宝谷が見えて来た。

雪が乗って真っ白だ!

聖宝谷の形が良く判るなぁ。

 谷に入り最初の難関は砂防ダムの通過だった。

人工物はカヌーでも難関やもんなぁ。

 砂防ダムを幾つか越えると傾斜が急になり始めた。

振り返ると行者還岳が良く見える。

そして高度感も・・・

 傾斜は益々増して四つん這いになる場面も・・・

滑落したらおそらく・・・

 あっこの前はこのキレットの先で尾根に取りついた場所や。

じゃあ、もうじき谷も終わりやな。

今回はもうしばらく谷を登攀し尾根に取りついた。

 尾根に取りついたら一安心。

早速お昼を食べようとするも安定させる場所が無い。

下から見たらあそこは傾斜が緩そうと登るが、その場所までくるとそうでもない・・・

諦めて木にもたれかかって食べる、和枝ちゃんを見て私も同じようにして食べた。

 それからしばらく直登をし、やっと稜線に出た。

いやぁ、久しぶりの達成感のある登りやったなぁ。

 樹氷が綺麗だなぁ。

弥山も直ぐそこだが今日はこのままテント泊の準備に入る。

 適当な地にテントとメガミットを設営し宴会に突入。

メガミットの威力は絶大で外の寒さなんて気にもならない快適な室内で鍋宴会。

楽しい一時を過ごし夜半に就寝。

しかし、寝る前から雪が・・・

明日は荒れそうだなぁ。

 早朝・・・やはり雪だ・・・

女性陣はそそくさとメガミットに入り朝食を食べているようだ・・・

起きないと・・・でも外に出たくない。

でも起きないと・・・弥山に行けない。

でも外に出ると悪天候であっさり弥山はあきらめた。

 よって撤収した後は安全なトン西の登山道で下山する事にしたのだが・・・

トレースは吹雪で消えていて右往左往しながら進む。

弁天の森と思しきポイントで尾根が二手に別れているのだが間違えて違う尾根を下る。

しかし、すぐに気が付いて登山道に戻る事が出来た。

トン西への分岐に着いて一安心したのだが・・・

 トン西へと向かい下山中に2人の登山者が登って来た。

私はこれでトレースがはっきりして助かったと思ったのだが・・・

まさか、あっという間にトレースが消えてしまうとは・・・

まぁ、一度だけ悩んだ程度で登山口に着いたんやけどね。

 登山具口からは延々林道を歩き雪が雨になった頃に車の置いている場所に着いた。

時間があれば林道沿いの谷でアイスクライミングして遊ぶつもりだったが疲れ果てていたのでそのまま帰宅することになった。

今回の登山でようやく雪山登山に少しは自信がついたような気がする。

 

※DATA 7日:大川口スタート9:20-聖宝谷10:30-14:00主稜線

       8日:テン場スタート8:08-奥駆道出合9:35-トンネル西口10:40-12:00大川口