KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

8月29・30日 堂倉谷

2015年08月31日 22時10分09秒 | OUTDOOR

 先週の台風の影響で増水している・・・

が、しかし諦めの悪い私達は一途の望みをかけて大台ケ原の駐車場へ向かう。

今回の堂倉谷遡行の参加メンバーは、私とこっしーとカズちゃんとアユちゃんの何時もの4人だ。

 8:33

 大台ケ原の駐車場で準備をするも、ここから堂倉谷の入渓地点までは3時間程の歩きが必要である。

私はザックにラッシュガード類を入れたが他の人は沢登りの格好で歩くらしい・・・

 先ずは大台ケ原山系の最高峰である日出ヶ岳を目指す。

三重県側は靄が発生していて景色が無かったのが残念だ。

 9:16

 1695mの日出ヶ岳で少し休憩し堂倉谷へ向けて歩き出す。

大台ケ原特有の森の中を降りる。

木々が生き生きしてるなぁ、癒されるわぁ。

 10:34

 約2時間歩いてやっと、堂倉避難小屋に着いた・・・

小屋の中はカビ臭いが綺麗な小屋だった、そしてデポした品々が置かれていた。

 小屋前の地図で行程の説明をする、こっしーの話を聞く私

荷物多かったか?もうすでに疲れたよ・・・

 11:24

 小屋から更に小一時間歩きやっと堂倉滝18mを拝む。

吊り橋のところで撤退する沢グループが居たが私達が行くと言うので、向こうも再度検討しだした。

んー行くんだ、この滝の勢いを見ても・・・

 入渓ポイントの手前でお昼を食べてしばし休憩。

心が休まったのはこの時だけやったなぁ・・・

そして懸垂下降をして入渓した私達に待っていたのは増水してすごい勢いで流れる沢だった。

へつるにしてもザイルを出して安全を確保した。

 斜滝30mは巻くのだがピンクのテープを伝って巻いていたら尾根に出てしまった・・・

途中から何となく釣り師の為のテープのような気もしていたが・・・

でも、これはこれで、堂倉谷に降りる手前にアプローチが存在することを伺わせるという事が判った。

このアプローチが判れば時短出来ちゃうね。

 渡れそうな滝も、もし落ちたらと思うとドキドキ

この勢いなら張りついたらそのままの可能性もある・・・

溺死かぁ。、嫌だ嫌だブルブル

 斜滝10mもザイルを出して安全確保して登った。

時間だけが過ぎて行くが中々距離を伸ばせない。

 ゴーロ帯の岩を乗り越えて行くが、このあと、本流の渡河があった・・・

私とアユちゃんは岩を幾つか乗り越えて渡河し易い場所まで行って渡河したが、

かずちゃんは岩の上からザックを放り投げてから身を渡河させた・・・

ザックが着地と共に聞こえたバキッ!という音・・・

あらら・・・ボトルが割れちゃってるよ。

 この5mの滝を乗り越せば、とりあえずはキャンプ地のアザミ谷出合がある。

とはいえ、当然ここも滝を登れない。

 今回のトラバースはガリーで尾根側に入り込みナイフリッジの岩を乗り越えて行かなければならない。

セカンドとサードはザイルで確保されているから、トップとラストに比べたら幾らか安全だ。

トップはこっしーが行くから良いがラストが問題やな、通常なら私なんだが・・・

このトラバースは嫌やなぁ。

トップで行くこっしーをかずちゃんがビレイしている。

セカンドはアユちゃんで良いとしてサードや肝心なのは・・・

とりあえず、聞いてみよう、かずちゃんにそれとなく、「ラストって怖くねぇ。」と、

そしたら意外にも私でも構いませんよ、との返事が・・・

ラッキーと思ったが、ここは一応、「ラスト私でも良いよ。」と内心ドキドキ

結果、サードで行ける私、ごめんね、かずちゃん。

気休めかも知れないが、「ガバばっかりで大丈夫だよ。」と・・・

 16:28

 やっとキャンプ地に着き寝床を作る前に先ずは一杯。

くぅ~染み渡るぜ!

これがあるから頑張れるんだよな。

 こっしーは釣りへ

 私は浄水作業。

夕方からは雨が降ったり止んだりで焚き火が出来なかったのが残念だった。

楽しい宴会は続くが雨も続く・・・

これ明日どうなるんやろうかな?

不安や・・・不安しかない。

この状態であゆちゃん良く寝れるなぁ。

私は濡れたラッシュガードが生乾きで寒くて中々寝つけない・・・

それでも、うつらうつらではあるが少しは寝たらしい・・・

 翌朝は、沢からの脱出を検討するも奥七ツ釜を突破して林道に出る案しか無く

昨日より30cmほど増水した本谷の遡行をしなければならなかった。

奥七ツ釜の最後n斜滝15mに辿り着くだけでもの凄い時間t労力が必要だった。

斜滝15mも突破には時間が掛りそうでこのまま進むよりもゴルジュの切れ目を登り

林道を目指す事になった。

 ガリーを登り急な斜面を直登し、尾根に出る。

そこで林道に出るにはどうするか検討し尾根を登ることにした。

尾根に踏み跡が無いのが怖かったが直登して行くと道に出た。

この時はうれしかたわぁ。

この道は、現在の林道が出来る前の旧林道だろう。

なら林道に出るはず!

 そして地図に記載されている林道に出て一安心。

汚れたザックを滝で洗い落とし駐車場へ向かう。

途中で小屋の中を見たら、デポした品々が無くなっているので、あの方達も無事なんだな。

日出ヶ岳を目指し登っていると一時止んでいた雨が降り出した。

 日出ヶ岳の手前まで来ると風も出てきて濡れた身体が冷えて行くよ。

 11時に日出ヶ岳まで戻ってきたが展望台は更に風が強く、長居は無用とばかりにそそくさと下山を始めた。

 11時半に駐車場まで戻ってくると、堂倉滝であったパーティーの人達と出会え、お互いの無事が確認出来て良かったよ。

もっと車が少ないかと思ったが、意外に多いなぁ。

こんな天気の大台ケ原で何をすんのだろう?

ドライな服に着替えても体温が戻らず、ガンガンにヒーターを入れるも結局温泉に入って温まるまで寒かったなぁ。

今回は中々良い経験値を稼いだなぁ。

4人のチームワークも良かったし信頼できるチームになって来たなぁ。

 今度は増水していない時に来よう。

 


夏休み山行 8月12日 水晶岳と鷲羽岳

2015年08月24日 20時44分15秒 | OUTDOOR

 今日は3時に起床し暗闇の3時47分に歩き始める。

さて今日は晴れてくれるのだろうか。

 水晶岳に登るには、先ずは祖父岳に登らなければならない。

祖父岳に登っている途中で雲ノ平キャンプ場が見える場所があり、

テントの明りが闇夜に映えて綺麗だった。

結局キャンプ場をぐるっと回るように高度を上げて祖父岳へと向かった。

ではテント場から直登すれば良いやんと思ったら植生保護とかで通行が禁止されていた。

 祖父岳 2825m

祖父岳に登っている途中で明るくなり始め山頂に着くと丁度良い感じで日の出を迎えそうだ。

でも知ってる・・・この状態から30分位掛るのを・・・

祖父岳からは槍ヶ岳を望む事が出来、しかも日の出はそのやや左側からという。

見て観たいが雲が張り出しているので日の出が拝めないかも知れないし・・・

今日は長丁場やし、やっぱ歩こう。

 水晶小屋

 水晶小屋には6時過ぎに着いた。

早速、あゆ氏へテントを張った場所やフェイスブックへアップを済ませる。

今日は朝から風が強いからやはり天気は下り坂なのかな?

 水晶小屋前の景色

 小屋前からは槍ヶ岳と日本一の富士山が霞んで見える。

この時間帯なら小屋に宿泊していた人の出立の時間でもあった。

そして出立の見送りをする小屋の人が登山の安全を願って鐘を鳴らすのだが・・・

これが、急に鳴るのでビックリするよ。

 水晶岳 2986m

 小屋から小一時間稜線を歩いたら水晶岳山頂に着いた。

山頂は狭くてガレている、最初に水晶岳にして良かったよ。

 水晶岳から望む槍ヶ岳方面

 快晴とはいかなかったが視界は良好で槍ヶ岳と富士山を望むことが出来る。

そして雲ノ平山荘周辺も良く見えるよ。

 水晶岳から望む黒部湖t左に剱岳

 北の方向には黒部湖が見える。

となると湖の左側にあるのが立山連峰か

そうなると、その奥にあるのは・・・剱岳やん!

 鷲羽岳

 さて次は鷲羽岳やな。

一度水晶小屋に戻り休憩とフェイスブックの確認をする。

返事無しか・・・どうすんだろ?明日雨でも来るのか?

 鷲羽岳山頂直下

 モヤモヤした気持ちで鷲羽岳を目指す。

山頂の手前で岩が絶妙なバランスで保持してる岩を発見した。

すげえなぁ。

 鷲羽岳 2924.2m

 鷲羽岳山頂は水晶岳より登山者の数が多い登り易いからかなぁ?

ここからの景色も最高に良いねぇ。

百名山に選ばれるだけあるね。

 鷲羽岳から望む双六岳方面

 水晶岳より槍ヶ岳に近い分、槍ヶ岳の迫力が増すね。

そして三俣蓮華岳や双六岳も良く見える。

ここでも携帯が圏内だったが結局連絡無しかぁ。

テントそのままにして折立に向かって良いんかな?

テント張ったまま帰宅して、あゆ氏達が山登りを中止した場合はテント回収にまた来るのか?

色々考えていても仕方ないしとりあえずキャンプ場へ戻ろう。

 そして何時もの水汲みバイトを今日は2回してビール2本をGET

1本を沢で冷やし1本を山荘で飲み天気予報を見ながらあれやこれやと思案した。

明日、山荘で泊まって様子見ようかとも思ったが1泊分しかお金ないから、

もし明日、あゆ氏達が来なかったら余計に不安になるなぁ。

じゃあ、明日はやはり折立に向かって下山しあゆ氏とすれ違うようにして、もしすれ違わなかったら、富山市内で1泊してリフレッシュし土日でテントの回収する事にした。

 雨は13日昼前からとの予報だったが・・・すでに夕方から降ってきた・・・

飯を食うまでは晴れていたし後はテントで寝てしまえば良いか。

明日は折立まで6時間くらいかな?と考えていたら・・・

あれ?今日キャンプ場に11時過ぎやったなぁ。

という事は今日折立に下山したら雨中歩行しなくて良かったやん!

と、またしても後の祭りであった。

 翌日は目が覚めると、やはり雨が降っている・・・

仕方ないなぁと諦めて準備をし小雨が降る中を歩き始める。

雨で濡れた木道は滑り易いし薬師沢小屋への激しい降りの岩は滑るし・・・

でも後ろからタッタッタッと降りてくる気配が・・・

道を譲ると女性であった。

あゆ氏みたいな女性って他にも居るんやなぁ。

 薬師沢小屋から太郎平小屋に向かっている途中、霧で視界が悪く、もう山荘に着いても・・・

少し嫌な考えが芽生えたが道も一本道やし間違えないよな。

山荘に着いたらラーメンがうどん食べようっと。

そう考えていたらテンションが上がってきたぞ!

「うどん!ラーメン!うどん!ラーメン!」と連呼しながら歩く私って変かな?

そしたら突然目の前に山荘が見えた!

ところが時間が速いみたいで食堂が営業していなかった・・・

しゃあない、折立の自販機でコカ・コーラを飲もう。

今度は「コーラ・コーラ・コカ・コーラ」を連呼して下山。

折立に向かう中そろそろ、あゆ氏と逢えると思うんやけど・・・

すれ違う登山者を確認しながら下山していたら、それらしきグループが登って来た。

おーーあゆ氏達やん。

良かった逢えて!

色々と話をして時間も勿体ないので早々に別れて折立に下山。

折立は雨が降っていないので帰る準備も楽やったし温泉に入り温泉施設で仮眠の後に帰阪の途についた。

 今回の山行で百名山の立山・剱岳・薬師岳・水晶岳・鷲羽岳の5座を制覇した。

予定では黒部五郎岳も登るつもりだったが天候不良で次回に持ち越しとなったが良い山行だった。

※DATA 12日・雲ノ平キャンプ場3:47-祖父岳4:52-ワリモ北分岐5:38-6:11水晶小屋6:20-6:55水晶岳7:05-7:42水晶小屋7:47-ワリモ北分岐8:09-8:51鷲羽岳8:58-ワリモ北分岐9:38-祖父岳10:23-11:10雲ノ平キャンプ場

       13日・雲ノ平キャンプ場5:30-7:30薬師沢小屋7:35-9:30太郎平小屋9:36-11:50折立(登山口)


夏休み山行 8月11日 高天原温泉

2015年08月21日 21時38分27秒 | OUTDOOR

 今日も朝から良い天気だね。

今日は予定を変更し明日の行程を今日にして今日の予定を明日にまわした。

雲ノ平は携帯電波が入らず13日入りする知人との連絡を12日にとることにした。

だから今日は高天原温泉に行く。

日本最後の秘境の僻地に位置する高天原温泉はまさに秘境中の秘境である。

 水晶岳

 キャンプ場を早朝出てまずは、雷岩まで行く。

良い感じで水晶岳のバックから朝日が射してきているね。

明日登るから快晴で待ってていてね。

  雲ノ平山荘

 朝やけの雲ノ平は静かで癒されるなぁ。

心が洗われるよね。

雲ノ平に来て良かったよ。

 奥スイス庭園

 雲ノ平から高天原へのルートは3つあり一番近いルートの往復を選んだのは

もちろん午後からのバイトの為・・・いや夕立ちがね・・・

最初は登ったり降りたりを繰り返していたが段々と雲ノ平の端に近づいてくると

急な降りが多くなりついには梯子が幾つか出てくるようになった。

 でも意外に高天原峠には難無く到着。

拍子抜けする程だったが、これなら帰りも楽だろう。

岩苔小谷を越えると視界が開けた。

 高天原は湿地帯となっていて湿原があちこちにある。

そのバックにはアルプスの山々と中々良いねぇ。

 高天原山荘

 山荘でトイレを借りようとしたら小銭が無い事に気が付いた。

テントに置いて来ちゃったよ・・・

手拭い800円か、よし記念に買って小銭を作ろう。

で100円を入れて綺麗なトイレで用を終え温泉に向かおうとする。

すると温泉まで20分t書いている看板にもう一つ維持費の為入浴1人300円って書いてある。

・・・100円しかねぇぞ!

・・・ちらっと小屋を見ると山荘の人がこちらを見ている・・・

しかたねぇ。100円を入れて後は入れたフリをしよう。

で100円を入れると気持ちの良い音が・・・

アカン・・・山荘に行き両替をしてもらい残り200円を投入して温泉へ。

最初からちゃんとしとけば良かったよ。

 で歩く事20分程で温泉に着いた。

乳白色の温泉は湯船が3つあり一つは女性専用であとの二つは混浴とのこと

女性専用からは声が聞こえるので何人か入っているようだが混浴の方は貸切だ。

 ちゃんと画像処理してますよ。

 他にだれも居ないので撮っちゃった。

いやぁ、気持ち良かったよ。

これで身体や髪を洗えたら幸せなんだろうが、贅沢は言えんよな。

これでも十分贅沢やもんな。

 温泉で疲れを癒しキャンプ場へ戻る。

また汗をかいてしまうのが残念だ。

もう一つバイトでも汗かくなぁ。

11時に雲ノ平山荘に戻りバイトをしてテント場へビールをお持ち帰り。

 ビールを沢水で冷やし昨日のテント場所が最悪だったので場所の移動をした。

13日からあゆ氏達が使うので判り易い場所にする必要があったために木道沿いに張りなおした。

そして新しい服に着替えて沢で洗濯をして干した。

さすが速乾性素材の服だね、あっという間に乾いたよ。

それまでは生活感満載のテント周りやったけどね。

 夕暮れも近づきテントの近くの岩の上でくつろぐ私、最高やわ。

山ガールの人も「良いねぇ。」と声を掛けて来たほどだ。

そして今日も大学生グループの多い事・・・

夜は木道を歩く音とライトの明りに睡眠の邪魔をされたが耳栓とタオルで目を隠しなんとか寝れた。

 

※DATA 雲ノ平キャンプ場4:46-高天原峠6:26-7:00高天原山荘7:05-7:21高天原温泉7:48-高天原山荘8:08-高天原峠8:49-11:00雲ノ平山荘

 

 


夏休み山行 8月10日 雲の平

2015年08月20日 21時05分58秒 | OUTDOOR

 今日は雲の平へ移動するだけで山には登らない。

とはいえ、テントを良い場所に張りたいので、今日も早朝から歩き始める。

 歩荷2日目・・・重い・・・肩が・・・腰が・・・脚は・・・あれ?絶好調。

2日間歩いているだけあって脚だけは動くなぁ。

日本最後の秘境と呼ばれる雲ノ平までは薬師沢小屋まで下ってドンと登れば雲ノ平へ行ける。

 早朝の太郎平小屋を通過し木道を歩く・・・

木道の幅が狭くてストックを使い辛いよ。

その為か薬師沢小屋まで降りなのに疲れた・・・

薬師沢小屋が近づくにつれ雲ノ平への登りの傾斜が凄いのが判る。

まるで壁やなぁ。あの傾斜が2時間も続くんかぁ・・・

 薬師沢小屋

 7:12に薬師沢小屋に到着。

ここで大休憩をとり鋭気を補う。

薬師沢小屋に流れる沢水は美味しいなぁ。

 薬師沢小屋前の吊り橋

 この吊り橋・・・幅が短いよぉ・・・

芸者歩きで進むが・・・

この山行の中で一番恐怖を感じたなぁ。

 黒部川上流部

 さて行くかぁ!を挫くように対岸から大学生の群れが・・・

とりあえず、待つ、待つ、待つ・・・

あっ切れ目が発生した隙を突き一気に渡ろうとしたが・・・

真ん中まで進むと揺れが半端無く・・・

生きた心地がしなかったよ。

 アラスカ庭園

 無事に対岸まで渡ると今度は地獄の登り!

壁を攀じ登る感じの登りは歩荷にはきついぞ!

少し登れば休憩を繰り返し、雲ノ平川の木道端まで1時間40分で登り切った。

登りに強いんだ私・・・やっと気が付いたよ。

 日本庭園

 雲ノ平は何万年か前の火山の噴火で隆起したのでこんな山奥なのに草原みたいな感じになっている。

雲ノ平に乗ると四方を山に囲まれているので盆地みたいな感じにも見えるなぁ。

 雲ノ平山荘

 9:52雲ノ平山荘に到着。

早速、キャンプの受付をしに山荘へ。

すると、山荘の人から、現在山荘が水不足に陥っていてキャンプ場の沢水20Lを持って来るとなんと、500円のドリンク券がもらえるという。

すると350mlのビールが150円で呑めるんかいな。

うん、やるよ。

 水晶岳

 自分の荷物に空の水タンクを持ってキャンプ場へ向かう。

雷岩の分岐まで来るとキャンプ場が目に入る。

山荘とキャンプ場は徒歩20分程の距離がある。

このくらいならホースで水を汲みあげたらと思うが山ん中で150円でビールが飲めるのならば!

 祖父岳の麓にある雲ノ平キャンプ場

 キャンプ場は広大な範囲がキャンプエリアになっているが意外にテントを張れる場所が少ない。

雨が続くと水たまりになりそうな場所かゴツゴツの岩が多い場所か・・・

それ以外のテントを張るのに良い場所は、ほんの僅かしかない。

テントを張るのに良い場所を探してうろうろした結果、奥まった場所にテントを張った。

 テントを張り、水を山荘に持ち帰り、150円でビールを呑み・・・

時間ある時は水運ぼうかな?

 雲ノ平山荘内

 今日のお昼はチキンライスの大盛りとビール!

山荘内の本を読みながら時間を過ごす。

酔いも少しはマシになったので少し散策しようと表に出た。

 祖母岳から雲ノ平山荘方面

 山荘から15分程で祖母岳の山頂に着く。

そこのベンチでZoo、Zoo、Zoo・・・

寝てもうた・・・

起きたら雲行きが更に悪くなっているぞ・・・

キャンプ場に戻ろうと下山中に3人の山ガールに祖母岳について聞かれる。

が雲っていて展望も無く雨が降りそうと言うとそそくさと山荘へ向かって歩を返した。

 スイス庭園から望む高天原山荘方面

 キャンプ場に戻るつもりだったが、もう少し持ちこたえてくれるかとスイス庭園に向かった。

スイス庭園に着くと水晶岳は見えなかったが、明日向かう高天原山荘が小さく見えた。

雲行きが更に悪くなりキャンプ場へ今度は向かう。

 テントに戻って驚いた。

私が張った周りにテントがびっしりと・・・

張縄が向かいのテントの中に・・・

大体そこは通路じゃないの?

奥に張ってる人はトイレに行くのに30cm程の隙間を張縄を跨いで跨いで進む羽目になってる・・・

なんやねんこいつら・・・

張る場所が無いからと言うがゴツゴツした岩場のサイトがあちこちにあるや無いか!

ほんとにもう。

場所を移動しろよと言いたいが夕立が降って来たので・・・

はぁ、寝よ。

 

※DATA 薬師平キャンプ場4:56-5:06太郎平小屋5:11-7:10薬師沢小屋7:16-9:52雲ノ平山荘-10:20雲ノ平キャンプ場

 

 


夏休み山行 8月9日 薬師岳

2015年08月19日 18時50分13秒 | OUTDOOR

 剱岳に続いて、今日から5日間の予定で山に入る。

前日は温泉に入って気分もリフレッシュしたので体調もバッチリだ。

 早朝にトイレで目が覚めてトイレへ向かうと大学生達が大勢スタートするところだった・・・

あの大学生はどこまで行くんやろ・・・

此処からなら私と同じ薬師峠キャンプ場か雲の平キャンプ場かだが・・・

薬師峠なら私のテントを張る場所が・・・

ええい、急がねば!

 そそくさと車に戻り、急いで準備してスタートした。

最初の目標は太郎平小屋で標準歩行時間で5時間となっている。

登山道は樹林帯の中をグングン高度を上げて行く。

まぁ、どこもそうだが登り始めは傾斜がきついなぁ。

歩き始めて小一時間はアイドリング状態で登る。

今日の脚の調子や股関節等の関節が馴染むのを待つのだが

この間にも大学生に抜かれて行く。

若いからパワフルやわ。

 さて、私もそろそろスピードを上げようかと、

でもその前に日焼け止めとサングラスをかけるついでに休憩しよう。

Drスランプあられちゃんの看板があるけど・・・なんか意味があんのかなぁ?

 今日は脚が良く動く、登り易い登山道ってこともあるがリズムが良い。

抜いて行った連中を今度はガンガン抜いて行く。

ベンチのある三角点にはトイレに居た大学生連中が陣取っている。

余りの多人数でベンチの空きが隅っこにしかない・・・

参ったよなぁ・・・最近の若者は自分勝手やなぁ。

三角点からは樹林帯では無く草原になり傾斜も緩くなって更に歩き易くなった。

まだ7時なのに暑いなぁ、今日も良い天気だ。

 太郎平小屋まで3時間45分と標準時間より1時間15分も早く小屋に着いた。

ここまでの登りで抜かれたのは男性2人と写真の女性しかいない。

小屋で登山届を提出し、しばし休憩。

 太郎平から薬師岳方面

 ここからキャンプ場までは15分位やけど薬師岳までは遠いなぁ。

ビール飲みたいなぁ・・・

 太郎平から黒部五郎岳方面

 こっちは明日歩く方面やね。

先程の女性が休憩していたので、

何処まで行くのか聞いたら彼女は雲の平まで行くという。

私も企画時に雲の平までと考えたが距離が長く諦めたのだが

さすが、私を抜いた人やね。

 木道を10分程歩くと薬師峠キャンプ場が見えて来た。

キャンプ場でテントを設営して9時40分に薬師岳に向けて歩き始める。

 最初は沢登りかと思う位の涸れた沢を登る。

荷軽になったとはいえ歩荷4時間の後やから足取りが重い。

思わず登るのを止めたくなったよ。

 尾根に出たら歩き易くなった。

見晴らしも良くて気分よく歩ける。

薬師岳山荘まで来たら山頂まであと1時間ほどや。

薬師岳といえば昭和38年の愛知大学大量遭難事故で有名で

これを機に山岳保険に入る登山者が増えたらしい。

夏道なら迷う事は無いだろうが積雪時期にホワイトアウトになったら

穏やかな稜線がアダとなって迷いやすいのだろう。

 山荘前から槍ヶ岳方面

 山荘前からは遠くに槍ヶ岳が見える。

槍と剱と富士山は、つい探すよなぁ。

 薬師岳山頂2926m

 11:30に薬師岳山頂に到着。

山頂には薬師如来像が安置されている祠がある。

くるっと祠を一周りするが立山方面が意外に望めない・・・

北薬師岳2900mが展望の邪魔をしてるのだろう。

 山頂から水晶岳方面

 山頂で景色を堪能したら、食欲が・・・

ヨシ!おにぎりを食べよう、熊さんに注意しながらね。

山頂から黒部五郎岳方面

 さて、下山しようかな?

下山はタッタッタッと、と言うわけには行かず・・・

ん・・・少し脚に疲労が溜まってるなぁ。

キャンプ場でアイシングでもしようかなと思っていたが・・・

やっぱり1日の行動時間は8時間辺りで止めておいた方が良いねぇ。

尾根も降りて涸れた沢を下山中に会ったカップルはレガシィの横に停めた車のカップルではないか。

何時も遊びに行くメンバーが凄すぎるので気が付かないが私も脚が早い方なんだなぁ。

 キャンプ場に戻り、太郎平小屋へ向かう。

目的は一つ、生ビールを呑む!

んー山登りの後のビールは最高やね。

私の向かいで、うどんとラーメンを一人で食べている人を見ていたら

お昼食べたのになんか欲しくなってきたなぁ。

アカン我慢できへん、ヨシ、うどん大盛(900円)を食べよう・・・

 結果、晩飯はアルファー米を止めてラーメンのみにした。

 

※DATA 折立4:39-6:17三角点-8:26太郎平小屋8:40-9:02薬師峠キャンプ場9:40-10:45薬師岳山荘10:50-11:30薬師岳11:40-13:10薬師峠キャンプ場