KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

2014年5月4・5日 熊野川カヌーツーリング

2014年05月12日 21時51分43秒 | OUTDOOR

 何時もゴールデンウィークと盆休みの年2回はカヌーが恒例となっていて、今年も熊野川へカヌーツーリングに行った。

今年は久しぶりにノーティレイを修復して乗ろうと一月前から作業をしなんとか修復をしたつもり・・・

でも不安もあったのでアルピナ2も持ってこ

カヌー当日は2時に目が覚めたが後2時間は寝れるので寝ようとしたのだが・・・

寝ようと思えば思うほど・・・寝れん

3時になったので諦めて3時半に家を出た。

流石に空いている高速をかっ飛ばして有田から下道に入る。

しかーし中辺路で電池切れを起こし道の駅で30分の仮眠に入った。

まさか本格的に寝るとは思わず隣に車が止まらなければ、まだまだ寝ていたぞ。

それでも待ち合わせ場所の瀞の里には7時40分に着いた。

早速川原で組み立てようと・・・あれ?川原が無い!

護岸工事がなされていて申し訳ない程度の川原しかない・・・

しかも傾斜がきついのでカヌーの組み立ては出来ない。

仕方ないので組み立て出来る川原までカヌーを担いで歩いたよ。

 組み立てを始めると早々にトラブル発生・・・

樹脂のリブフレームにアルミパイプを嵌めるとたいがいペキッと破損

素材が樹脂やもんなぁ。と思ってふと考えた。

パイプを手で押入れようとするだけで破損するのに張り付いたら水圧に耐えれるのか・・・

そんなことを考えながら組み立てを続行したのだが・・・

とうとう決定的なリブフレームの歪みを発見!

リブフレームの問題が解決出来ないならこのまま廃船やな・・・悲しいけど命には換えれないしな。

でも今回はノーティレイでカヌーをしようとリブフレームから外れたパイプと格闘しながら船体布に押し入れた。

リブフレームが歪んでいるのでコーミングもずれていたが力技で入れて完成。

やっぱ綺麗だなノーティレイは・・・

 ノーティレイの引退に付合ってくれたメンバーの一人、ロイヤルさん。

今日の船はフジタの400スペリオ。

もう一つ所有の370スイフトに比べ幅が6cmも短いスペリオにお尻を鎮座させたら・・・あかんやめとこ

 そしてもう一人、アルフェックのボイジャー450に乗るブリュッケのマスター。

今回も漕ぎ出しからガンガン呑んでトロトロ進む。

しかしいざ漕艇したら大きなボイジャーを難無く操る技術は流石だなぁ。

でも基本はグビグビ

何時も昼飯を食べてゴロゴロする浜

 今回は水流もあって瀬もボリュームがあり面白い。

ロイヤルさんは細見のスペリオで沈を怖がり本流を避けて走航していたが酒が入るにつれて・・・

イケイケに変身!これはロイヤル沈を拝めるかもね。

不沈戦艦ノーティレイでは沈の恐怖は無いが重く大きな船体の漕艇はパワーを使うので疲れるなぁ。

瀬で必死に漕いでいてもロイヤルさんに軽々と抜かれてしまう。

しかし良い船やねんけどなぁ、これが最後か・・・

瀞大橋手前の瀞場は何時もは向かい風で往生するのだが今日は順風。

瀞大橋のジェット船乗り場の手前の瀬は端に寄らなくても通過出来るのだが瀬が面白いからとマスターが行き

続いて私が行き、そしてロイヤルさんが突入した。

ロイヤルさん瀬のボリュームに負けてパドリングを止めたので沈するぞ!と期待したのだが

意外にもバランスを少し崩しただけで立て直しクリアした残念・・・いやナイス!

その後のエディーで尻をかまれてグラついた時も見事に立て直した・・・おしかった

やはり船は下方に重心があった方が安定が良いよね。

 カヌーの一団が何時ものキャンプ地に上陸していた。

キャンプ地をとられてるのかと思ったが荷物が無いので休憩なのだろう。

私達も上陸し彼らのカヌーをよく見るとどれもこれもフジタのオールドカヌーばかりだ。

カルガモやカワセミのタンデム艇やらゾロゾロと古いカヌーばかりや。

KG-1が一番新しいって中々ないよね。

 

 昼食休憩の時に抜かれたので覚えているが遠かったのでなんでテールが

あんなに沈んでるのかと不思議に思っていたのだがこれで納得したよ。

1艇が沈したから上陸して休憩していたらしく、これまで3回沈したらしい。

あんなに沈んでいたらテールを食われ易いんやろな。

でも古いフジタ以外は仲間にはなれんぞ!的な感じは少し嫌やったなぁ。

フジタ軍団が去り何時もの静かな川原となった野営地

 夏なら野営地に着いても泳いだりして遊ぶのだが今日は水温も低いし泳げない。

荷を降ろしたノーティレイで何回か瀬で遊んで最期のカヌーを楽しんだ。

 タープも設営しカヌーも上陸させたのでここからは宴会の始まり。

何時もの様に焚き火を囲み談笑を・・・と思っていたら焚き火に移る時にはすでに酔いが回って危ない状態。

少し前に歓送迎会で泥酔し吐きまくってから飲む量が少し多いと吐き気がするようになっていたのもありこれ以上は飲めないよ。

となれば2時起きの私は8時過ぎにはヘトヘトになり早い就寝となった。

ノーティレイ最後の航海の日

 翌日は朝から曇り空だった、そして撤収を始めて少ししたら雨が降ってきた。

そういえばノーティレイを買って最初の処女航海の時も雨やったなぁ。

あの時は熊野川の中流にある、さつき温泉で偶然みぃやん達と二度目の出会いがあった時やったなぁ。

最期の航海も雨でしかも、さつき温泉で二度目の出会いがあったブリュッケマスターと一緒なんやもんな。

偶然って恐ろしいね。

朝靄の竹筒の集落が遠くに見える

 二日目は前日の快晴とは打って変わり薄ら寒い雨空の中のカヌーとなった

合羽を着こんでいるが寒さが身体にしみるぜ。

何時もは一度上陸するんだが今日はそのままゴール地点へと向かった。

真面目に漕ぐとゴール地点ってこんなに早く着くんやね。

これでもうノーティレイが水面に浮くことはないんか・・・

少し淋しいけど形あるものはいずれ壊れる時が来るんや。

終焉を迎えたノーティレイ

 何時もは昼飯を食べてから撤収するのだが今日は雨。

即座に撤収しレガシィに3人分の荷物を満載にしてスタート地点の瀞の里へ戻り

おくとろ温泉に入って昼食を食べて帰った。

何時もより大分と早い時間に帰り始めたので渋滞にも捕まらずサクッと帰宅することが出来た。

翌日は快晴、朝からカヌーを出して乾かした乗らないならしなくてもと思ったが

リブフレームの問題が解決出来たら復活するかもしれないからね。

 カヌーを買う時に異様に安かったのがこのノーティレイ

その後、取扱い商事がコロコロ変わりそしてどこも扱わなくなった。

壊れたら自分で直すというスタイルになった。

 水面に浮かんだノーティレイは良く綺麗だって言われていたが浮かべるまでが大変だったなぁ。

組み難かったもんなぁ。まぁ、その辺が愛着もあったりしてね。

横からのノーティレイ、やっぱスターンの反りがカッコ良いよね。

これで波を切りさき進んで行くんやな。

木のコーミングも船体のアクセントになっていたよな。

問題のリブフレーム。

樹脂なんて劣化するんやから最初から使ったらアカンよな。

検索したら同じ現象の人が沢山いたよ。

その中で解ったのはリブフレームはフランスでも修理しないらしい・・・どういう事

ようはリブフレームが割れて身体が抜け出せなくなるのを防げば良いのでリブフレームにロールバーみたいに補強したらどうだろう?

荷物を入れれなくなるかもしれないが身体が入る前後だけでも補強をすれば乗れるような気もする。

組み立てで一番嫌やったのがコーミングに船体布を挟み込む作業やったなぁ。

センターが出ていないと上手に巻き込めないので必死にセンターを出したよな。

夏に巻き込む時はやけどしそうなほど熱かったよな。

 シートも一度、解れて釣り糸で縫い合わせたなぁ。

真鍮部に手が何度もあたり皮が捲れてしまうのでノーティレイの時はグローブが必須アイテムやった。

2001年8月に処女航海してから2014年5月まで乗っていたのか、色々とあったけど

 楽しい思い出と出合いをありがとう。


2014年4月27日 剣山登山

2014年05月06日 22時17分06秒 | OUTDOOR

 前日は二重かずら橋キャンプ場まで来てキャンプする予定だったので歓送迎会でグダグダだった体調でしたがなんとか無事にキャンプ場まで着けた。

ただ予定していた見の越登山口からキャンプ場までのトレッキングはバスの時間や下山時に、もう一度かずら橋の通行料500円が発生する事が判り見の越登山道からのピストンに変更した。

 夕方になっても他のキャンパーが来ないので貸切となったが二重かずら橋キャンプ場はこじんまりとしたフリーサイトと綺麗なトイレがあり、そして何故か水道からは木の葉混じりの水が出てくる。

しかしキャンプ場の売りはこんなんじゃないよ。このキャンプ場に行くには、かずら橋を渡らないと来れないという何とも変わった場所にある事だ。

ザックを背負っての渡河は怖いの一言やったなぁ。

当然、キャンプ利用料300円とは別にかずら橋の入場料500円も徴収される。まぁ、二人で1600円なんでキャンプするのに高くはないが・・・

焚き火を囲みながらのキャンプも昨夜の暴飲暴食の為に食欲が無いというかビールを飲んだら昨夜の再来が・・・

少し横になろうとしたらそのまま寝息へと・・・

西島駅から見える剣山

 翌朝は流石に寝ていられずにアラームが鳴る前に起床し撤収の後、見の越登山口へ車で向かう。

準備を終え7:50登山開始。

遠くから見ると春遠しにみえた木々も近くで見ると新芽が膨らみ始めていた。

雰囲気も良いトレイルで順調に登っていたが突然、嫌な雰囲気になり固まった。

なんやろ?と周りを見回すと動物の毛が散乱しているではないか!

そして少し離れた場所で毛の持ち主であろう小熊の屍骸が腸を食われた状態で横たわっていた。

こんな登山道の間近で・・・片付けないんやなぁ。

西島キャンプ場

 8:30西島駅に到着する。

やたらと横長なサイトのキャンプ場を見るとテントが何張か確認出来た。

ロケーションは良さそうだが風の強い日は大変やろうなぁ。

 さて私たちはここで剣山を目指さす遊歩道をトラバースして次郎笈を目指した。

谷のトラバースでは残雪が残っていたが渡れないほどではなかった。

次郎笈が徐々に姿を現し二度見展望所に着くと熊笹に覆われた次郎笈の全貌が姿を見せた。

二度見展望所から熊笹に覆われた次郎笈

 少し曇っているが全然問題ないレベルでこんな素晴らしい山容を見れて来て良かったなぁ。

稜線に出ると強風が南から吹き付けてきたのでウィンドブレイカーを羽織ることにする。

次郎笈への稜線歩き

 次郎笈峠手前の稜線からの次郎笈の姿が一番良かったなぁ。

次郎笈峠から山頂までは急登になり汗がダラダラと噴き出す頃に次郎笈に到着した。

次郎笈から見た剣山

 9:45次郎笈山頂に到着した。

ここでしばし休憩し、あれが三嶺やとか石鎚山は?とかしながら山頂を楽しみ剣山を目指し下山した。

次郎笈峠からの剣山

 次郎笈峠からの剣山が一番剣山ぽいっていうか勝手なイメージなんやけどね。

熊笹のトレイルはアルプスみたいで面白いな剣山にして良かったよ。

保護されていた剣山山頂にある三角点

 10:30剣山山頂に到着した。

剣山の名前のイメージとは裏腹のだだっ広い山頂だなぁ。

山頂は保護の為木道しか歩けなかったのが残念だが360度のパノラマは爽快だ。

さてまだ時間もあるので一ノ森に向かうことにする。

一ノ森山頂から見える次郎笈と剣山

二ノ森を通り一ノ森へ向かうが確かに森らしい雰囲気があるなぁ。

一ノ森山頂の少し手前に次郎笈と剣山の双方がバッチリ見える場所があったので写真を撮り、

11:20に一ノ森山頂に到着した。

ここからは今日登った次郎笈と剣山の両方がはっきりを見えて一ノ森まで来て良かったなぁ。

飛ばす可能性が高かったからなぁ。

剣山は広いから良いが次郎笈は狭い山頂にぎっしり登山者が群れてる・・・

リフトに乗って来た人達かな。静かな時に訪れていて助かったな。

一ノ森ヒュッテ

 剣山に戻り山小屋で、野菜天ぷらそばを食べた。

この地方は祖谷そばで有名なので食べたかったんやなぁ。

三つの山を巡ってもまだ12時かこれから下山して温泉入って帰阪したら9時には帰れるんかな?とか

考えながら美味しくそばを頂きしばらく山小屋で休憩をした。

行場らしく神社が山頂にあった

 12:27下山開始、するといきなり残雪が・・・

私の背丈ほどある雪の壁が凄かったし、残雪もなんのそのスニーカーで登って行く登山者たち・・・

下る時は怖いぞぉ、って思いながら下るとズッズッとずり落ちた・・・

いやはや・・・

見の越登山口

 13:16無事に下山。

山頂から50分で下山するんやね、これやったら昼飯は下山してからでも良かったな。

また来たい山だけど・・・道がねぇ・・・もう少し早く着けれたら良いんやけどね。