放射冷却でキンキンに冷えた朝・・・
テントから出るの嫌やぁ・・・しかし、今起きないと・・・
6時起床で朝飯と湯を沸かす準備を速攻で決め朝飯が完成するまでスープで暖をとった。
朝食を済ませて7:38に和佐又山キャンプ場をスタートした。
今日は快晴やなぁ。昼間は暑くなりそうだ。
スタートして一時間弱で指弾ノ窟に着く。ここから登山道は岩場が多くなり階段が多数出てくる。
そして30分程歩くと日本岳のコルに着く。ここから少し登った箇所に見晴らしの良い場所があり大普賢岳や和佐又山等が見える。
9:50に大普賢岳の山頂に立つ、山頂には4パーティー程が先着し陣取っていたがまだ余裕があった。スタートしてから2時間で登るとは予想よりはるかに早い!
チカちゃんの小柄ながらパワフルな歩きは燕岳で実証済であったが改めて思った。
山頂から近畿最高峰の八経ヶ岳・弥山・仏生ヶ岳・孔雀岳方面の景色。
山頂から大日山・稲村ヶ岳・バリゴヤの頭方面の景色。
山頂から山上ヶ岳・地蔵岳・竜ヶ岳方面の景色。
大普賢岳を降りて笹の生い茂った場所が水太覗と言われる場所。
ここからは小普賢岳・日本岳・和佐又山が良く見える。
来た道を振り返れば当然大普賢岳がデンと構えている。
稚子泊の手前にある、薩摩転げと言われている鎖場を進むチカちゃん。
稚子泊で休憩していると5人程のパーティーが谷を見つめて「ルートが判らん!」と言っていた。
へぇーこの谷を降りるんや。凄いなぁ。と思っていたら「七曜岳を左に行く」と小耳に入った・・・
稜線と谷・・・どうやったら間違えるんや?と思いながらも間違いを指摘しトレイルを教えてあげた。
私達は稚子泊で昼飯タイムに入り木陰の静かな場所でゆっくりと昼飯を食べた。
12:15に七曜岳に到着。狭い山頂には三人のハイカーが居て食事中なので邪魔しないように写真を撮ったら直ぐに移動したが、狭い山頂で飯を食うのも迷惑な話だ。
稜線を少し歩くと和佐又山ヒュッテに戻る分岐に到着した。
ヒュッテのおばさん曰く「一周するならビニールテープを信じずに新しい道標だけを信じて歩きなさい。そしたら迷わず歩けるから。」と言われていた。
しかし、実際には道標は少なく、ビニールテープを頼りに歩く自分がいた。
稜線の分岐から激下りだった。梯子とかあればルートから外れていないと確信できるからありがたかった。
しかし、沢が近づいて来た箇所の道標が良くわからず・・・登山道と林道の分岐だったがどっちが登山道か判り難かった。
私はこういう場合はとりあえず違うなと思う道を進み間違いを確信してから進むのだが今日は後ろから来たハイカーに聞いたので迷わずに済んだ。
無双洞前の沢を渡り登り返しとなる。
ロッククライミングかと思わせる岩場の連続・・・
疲れた身体に追い打ちを掛けるような登山道だ・・・
危険個所も底無井戸となったので、時間に余裕があればトラバースはハーネスをだしてロープの練習をしようと思っていたら「立入禁止」の看板が立っていて迂回路が出来ていた。
底無井戸を過ぎると道は穏やかな登山道となって14:50に和佐又山のコルに到着。
ヒュッテ前には15:03到着した。
急いでテントや食器の片付けを済ませ帰路に着いた。