淀 川小屋の寒さが半端無く寒い…後から判ったが寒気が降りてきていたらしい、
深夜トイレに立ったとき、小屋の気温は2℃だった。なので寒くて丸まって寝ていた。
そんな時に何か向こうからやってくる気配がド・ド・ド・ドみたいな感じでやってきたそれは淀川小屋にも到達し揺れた。
地震は波なんだと改めて思ったよ。
一晩お世話になった淀川小屋
そして朝の6時に目覚ましが鳴ったが眠くて起きれず6時半に起きて朝食を食べていると小屋を開けて入って来た登山者と少し話をし7:40に小屋を出た。
今日は7時間のコースタイムだから5,6時間で下山するやろうと思ってたので昼飯は下山してから食べようと考えていた。
淀川歩道にも名もないヤクスギが沢山あり凛と冷えた今朝はなんて静かで綺麗なんだろう。
下山はいつもドカドカ降りるのでふくらはぎが筋肉痛になるから今日は明日の為に少しゆっくり降りようと思って歩いていた。
淀川登山口に着くと、地元の方がトイレ掃除をしていた。
その方の話によると今夜から天気が崩れるが山手は昼過ぎから怪しいとの事…
レインやザックカバーが奥の方やったかなぁ?上の方に入れ替えとこっと。
淀川登山口からは尾之間歩道を歩く、余り歩かれていないので迷わないように、と注意を受け再び山の中に入る。
尾之間歩道は乃木岳の尾根を一時間程進み、尾根から谷に降りて対面の尾根を乗り越えたら尾之間に向けて本格的な下山が始まるルートだ。
尾根道は稜線より少し下方に伸びていてアップダウンが激しく疲れた。
地図のコースタイムよりも時間が掛かるのでこりゃ昼飯は尾之間で食べれないぞ。
尾根を歩いているとガスって来た
乃木尾根からの下降点に着いた時はこりゃ全力で降りないとアカンに切り換わっていたよ。
谷への降りも倒木の下を潜ったり跨いだり迂回したりと大変…どんどん疲労していくわ。
鯛之川の渡渉は増水時は危険との事でドキドキしていたが、実際に見ると増水してなくても危険やんって思った。
飛び石伝いに飛んで行けそうだがスリップしたら…素直に靴脱いで行くか?面倒やし飛びか?飛んじゃえ!
結果、多少スリップしたが、無事に対岸に渡れた。
ここからの登りが滑る滑る谷筋を登って行くので仕方ないとはいえ尋常じゃ無いのは石の性質か?
スリップこそしなかったが左足首は軽い捻挫をしてしまった。
歩き始めて4時間弱やっと標高が下がり始めた…まだ標高1200m付近…これを0mにするんや…
昨日はコースタイム11時間弱にしても昼飯を食べずに歩けたのに今日は久しぶりに昼飯を食べる事にした。
精神的に参ってるんだなぁ。地図で確認してもまだ3時間強は掛かりそうだ。林道に出たら飛ばして歩こうとしていたが…
蛇之口滝分岐の九十九折の急坂をしのぎなんとか分岐に着いたが、予想ではこの辺りから林道だと思っていたが…
予想に反しまだ山道が続く、道は沢登りの下山道みたいな感じになり傾斜は緩くなったが、いつ林道になるんだろう?
尾之間に近づくと木々も南国らしくなってきた
道は段々と遊歩道っぽくなるが相変わらず山道…いつまで続くのかと思った山道だが結局、尾之間の集落に出るまで山道だったよ。
尾之間歩道入口
尾之間温泉のすぐ近くに下山し近くにあった神社に無事下山の参拝をし少し休憩をとり海岸へと向かった。
海への道がよく判らないが海に向かって進む道を歩くと港に着いた。
港かぁ、海水に触れられるか心配したが港の端っこで触る事が出来て無事に今回の目的の、海から宮之浦岳に登り海に降りる山行のピリオドを迎えた。
尾之間の港の脇で海にタッチ
Aコープまで行き民宿で飲むビールとおつまみを買って民宿のある原まで行くバスを待つ間Aコープ前でビールを飲んで祝杯をあげた、
2本目を空けたところで空き缶を捨てるところが無いことに気づいた…
周りを見ても自販機はあっても空き缶を捨てるゴミ箱が無いんだな…宿で捨ててもらおう。
今日泊まる民宿は「いやしの民宿トントン」という民宿で尾之間から少し離れているが料理や部屋が綺麗な感じで予約した宿で期待通りの宿でした。
※DATA 天候:曇り
淀川小屋7:43-8:35淀川登山口8:40-10:48鯛之川出合-13:30蛇之口滝分岐-14:29尾之間歩道入口
山と高原地図CT 8:00
わたしのCT 6:46
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます