今回も二週間前と同じ黒倉又谷の遡行となった。
前回滝壺に落としたハンマーの回収が目的であった。
メンバーは私の他にはハンマーの所有者こっしーとK.T氏の三人での遡行となった。
S.T氏は諸事情により参加出来なかった。
前回とほぼ同じ7:50にスタートする。
今回のスタート時の気温は17℃・・・おいおい7月だぜ?
今回は迷う事なく入渓する。
最初のゴルジュでこっしーの新しいアイテム「手河童」を披露する。
私も今回は草鞋での遡行をしてみようと思い草鞋を装着。
今回はロープ確保無しで最初のゴルジュを突破出来ると踏んだのだが・・・
草鞋の私は滑りまくって悪戦苦闘し最後はザイルで救助される始末だ。
草鞋の方が滑らないかと思ったのだが・・・滑るなぁ。
更に上の平たい所で靴を変えようと登り始めるが滑って滝壺にドッボーン!
堪らんな・・・最初から疲れたよ。
靴も履きかえて斜滝を難無くクリアしハンマーが眠る滝壺へ。
K.T氏が滝壺に沈むハンマーを発見!
2m程の深さにあるハンマーが見えるなんて凄い透明度だ。
ひもを付けた磁石をハンマーめがけ投擲するこっしーだったが3投辺りで見事にGETした。
第一作戦で呆気なく終了してしまった。
どうせなら第二作戦の潜りに期待していたのになぁ。見たかったなぁ。
前回はこの滝を登ってから高巻きをしたのだが今回は高巻くのを止めて滝を登ることにした。
高巻く理由は多分この滝だろう。
こっしーはあぶみを付けてクリアしていったがクリアするだけでも難しそうなのに・・・
私にあぶみも回収しろと!?
あっあっ予想していた通りの状況に陥ったぞ。
あぶみ回収なんて無理だったのでK.T氏には悪いが上方へ登ってもらいザイルで確保されてから回収した。
日差しが差し込まない釜は少し不気味やなぁ。
前回上から見ると登り難そうに見えていたが意外と登り易かった。
泳ぐのは冷たかったが・・・
この滝と小さい滝を2つ程登ると巻き道が合流する。
スタートしてから一時間半・・・まだこんな場所かぁ、今日は何時に下山するのやら・・・
巻けば20分、遡行すれば1時間。でも今回は出来るだけ登ると決めていたからね。
この滝はへつりながら突破を試みるも誰一人出来なかった。
私は最初から諦め入水時間を短くする為に最初から入水したのに滝壺に引き寄せる力に対抗出来ずに結果時間を使ってしまった。
オタマジャクシがうようよ蠢いていて気持ち悪かった。
でも写真を撮るために少し乱してしまった・・・
今回は前回に写真を撮っているのであまり写真を撮らなかった。
廃屋の小屋には前回よりも早く到着し12:00に下山を始めた。
二週間前に下山したはずなのに同じルートでは下山出来なかった。
でも今回のルートの方が下り易かったのでこちらの方が正解か?
下山後、白倉又谷で靴を洗う。
清い清流を汚すのに気が引けるが汚れた靴を家で洗うのも・・・
13:30下山は前回よりも1時間早かった。
片付けをしているとキャニオニングのツアー客がゾロゾロと降りてきた。
調べてみると林道終わりから白倉又谷へ入渓し本沢川出合まで川下りをするのだそうだ。
川下り出来る位なら沢登りしても大丈夫やろう。
20mの滝を登ることが出来るか不安やけど出来なかったら川下りして戻れば良いか。