KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

再び黒倉又谷へ

2013年07月22日 09時36分58秒 | OUTDOOR

 今回も二週間前と同じ黒倉又谷の遡行となった。

前回滝壺に落としたハンマーの回収が目的であった。

メンバーは私の他にはハンマーの所有者こっしーとK.T氏の三人での遡行となった。

S.T氏は諸事情により参加出来なかった。

 前回とほぼ同じ7:50にスタートする。

今回のスタート時の気温は17℃・・・おいおい7月だぜ?

 今回は迷う事なく入渓する。

 最初のゴルジュでこっしーの新しいアイテム「手河童」を披露する。

 私も今回は草鞋での遡行をしてみようと思い草鞋を装着。

 今回はロープ確保無しで最初のゴルジュを突破出来ると踏んだのだが・・・

草鞋の私は滑りまくって悪戦苦闘し最後はザイルで救助される始末だ。

草鞋の方が滑らないかと思ったのだが・・・滑るなぁ。

更に上の平たい所で靴を変えようと登り始めるが滑って滝壺にドッボーン!

堪らんな・・・最初から疲れたよ。

 靴も履きかえて斜滝を難無くクリアしハンマーが眠る滝壺へ。

K.T氏が滝壺に沈むハンマーを発見!

2m程の深さにあるハンマーが見えるなんて凄い透明度だ。

ひもを付けた磁石をハンマーめがけ投擲するこっしーだったが3投辺りで見事にGETした。

第一作戦で呆気なく終了してしまった。

どうせなら第二作戦の潜りに期待していたのになぁ。見たかったなぁ。

 前回はこの滝を登ってから高巻きをしたのだが今回は高巻くのを止めて滝を登ることにした。

高巻く理由は多分この滝だろう。

こっしーはあぶみを付けてクリアしていったがクリアするだけでも難しそうなのに・・・

私にあぶみも回収しろと!?

 あっあっ予想していた通りの状況に陥ったぞ。

あぶみ回収なんて無理だったのでK.T氏には悪いが上方へ登ってもらいザイルで確保されてから回収した。

 日差しが差し込まない釜は少し不気味やなぁ。

前回上から見ると登り難そうに見えていたが意外と登り易かった。

泳ぐのは冷たかったが・・・

この滝と小さい滝を2つ程登ると巻き道が合流する。

スタートしてから一時間半・・・まだこんな場所かぁ、今日は何時に下山するのやら・・・

巻けば20分、遡行すれば1時間。でも今回は出来るだけ登ると決めていたからね。

 この滝はへつりながら突破を試みるも誰一人出来なかった。

私は最初から諦め入水時間を短くする為に最初から入水したのに滝壺に引き寄せる力に対抗出来ずに結果時間を使ってしまった。

 オタマジャクシがうようよ蠢いていて気持ち悪かった。

でも写真を撮るために少し乱してしまった・・・

今回は前回に写真を撮っているのであまり写真を撮らなかった。

廃屋の小屋には前回よりも早く到着し12:00に下山を始めた。

 二週間前に下山したはずなのに同じルートでは下山出来なかった。

でも今回のルートの方が下り易かったのでこちらの方が正解か?

 下山後、白倉又谷で靴を洗う。

清い清流を汚すのに気が引けるが汚れた靴を家で洗うのも・・・

13:30下山は前回よりも1時間早かった。

片付けをしているとキャニオニングのツアー客がゾロゾロと降りてきた。

調べてみると林道終わりから白倉又谷へ入渓し本沢川出合まで川下りをするのだそうだ。

川下り出来る位なら沢登りしても大丈夫やろう。

20mの滝を登ることが出来るか不安やけど出来なかったら川下りして戻れば良いか。

 

 


2013年7月7日 黒倉又谷 沢登り

2013年07月10日 18時41分20秒 | OUTDOOR

 関西は梅雨明け宣言はしていなかったが天気図は梅雨明けの状態であった七夕の日。

今回は台高山域の本沢川の黒倉又谷へ沢登りに行った。

メンバーは前回と同じメンバーである。

 林道の終点まで車で乗り付けて準備を整え7時50分にスタートする。

先客は前日からの車が一台だけであったが準備をしている最中にもう一台来た、

しかしこの一行は白倉又川とのことで被らずにホッとする。

今回は釜もあり泳ぎもありなので服は増強してきたのにK.T氏は前回と同じく半袖の格好・・・

 

 先ずは大台ケ原への登山道を20分程進む。

川沿いに進むのだが綺麗な渓谷美だ。

 黒倉又谷の出合まで来た、本には吊り橋と書いていたので不安もあり少し先まで進んだがやはりここであった。

橋のたもとから入渓すると更に気温が下がるのを感じた。

先ずは2mの小さな滝を登る。滑るなぁ・・・気を付けないとね。

 小さな滝を超えるといきなりの釜とそして斜滝。

滝に取りつくには泳がねばならず・・・この気温の低さと水温の低さ・・・

滝を登るのに時間を掛けると冷たい水に浸かっている時間が長くなる・・・

誰がトップで行くのか・・・当然こっしーでしょ!

 続く15mの斜滝は二段の構成だった、一段目は難無く登れたのだが・・・

二段目は悪戦苦闘、左岸へ移動して登った方が良かったかも知れなかったが

先ずはこっしーが取りつくも後2m程のところで身動きが取れずヨチヨチ後退。

K.T氏は四つん這いの格好で滑って行くが苔が無い箇所で止まる。

私はクラックラインを攻めるがカエルに敗退。

そしてついに、こっしーが右岸のヘリを突破し滝上部へ出る。

後はザイルで皆を引き上げて無事通過。

 続く4mの滝は何故か私がトップで右岸側を登る。

最初は快調だったが後少しのところで動きがピタッと止まった。

左手は手がかりはあるが右手は不安だ。

足が滑れば滝壺へドッボーンか・・・

よしハーケン打ってスリングを鐙代わりにして登ろう。

そして無事に登り支点を確保してみんなを上げた、

最後のこっしーにはハーケン回収をしてもらうのだが・・・

カンカンカンと小気味よい音が・・・

滝壺に入って足探りをしていたが見つからず後日回収という事になった。

 次の滝からいくつかの滝を巻いてクリアする。

 沢に戻りいくつかの滝をクリアした後は全長60mのナメが現れる。

ナメ滝なのでスライダーで遊びたいが余りの寒さに躊躇い、

でもスライダーしたい葛藤はスライダーの勝ちだった。

でも足を滑らせてスライダーとなった時はちょっとへこんだなぁ。

ナメ滝をいくつか登って最初の休憩とする。

 径10mの釜は透き通った水が太陽光に煌き神秘的だ。

透明度バツグンだぜ。

泳ぎたいが体力が・・・

 長いナメが終わり大岩の影にある滝を登るS.T氏、

モジキ谷の時に比べ登りに安定感が出てきたな。

 久しぶりのゴルジュも私は泳ぎに行けないほど疲労しきっていた。

この後の滝のほとんどでお助けが必要な程疲れ切っていた。

私だけこんなに登れないなんて・・・遊び過ぎたか・・・

 先行している、こっしーが熊と遭遇するハプニングが発生!

熊は小熊で杉の皮を剥いで食べている最中だったとか・・・

こっしーもビックリしただろうが小熊もビックリしたみたいで振り向きもせずに山奥へ。

と、とりあえず助かったかなぁ。

 廃屋の前で沢登りを終えて下山するのだが熊の退避した方向がルートとは・・・

下山は熊にも注意が必要だがルートにも注意が必要だった。

ポイントとなる840mピーク手前のコル部にポイントをGPSに登録しているので先ずはコルを目指す。

一度別のコルで尾根を下ってしまったが目的のコルに到着した。

そして下山の注意書きでは100m程を杉林の斜面を下ったら踏み跡が現れると書いている。

腐った杉に悪戦苦闘して下山するも中々踏み跡が現れない・・・不安になりながらも方向があっているので下山した。

岩の上部を超えたところで微かな踏み跡が現れて先ずは安心。

100mってもしかして標高差?

微かな踏み跡は確かな踏み跡へと変わり無事に下山出来た。

 汚れた身体を白倉又谷で清め記念写真をパチリと沢登りの締めくくりとなった。