KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

秋の仙丈ヶ岳

2013年10月17日 21時49分36秒 | OUTDOOR

 今朝は5時20分に目が覚める。

実に11時間の睡眠か・・・凄いな。

朝食前に先ずは出しておこうとしたがトイレは30分待ち・・・

250張もあるのに個室が二つは明らかに少ないやろ。

仕方なく朝食を済ませて北沢峠のトイレに駆け込む。

北沢峠の仙丈ヶ岳登山口

 登山口から一気に高度を上げるが登り難くない。

昨日の疲れもほとんど感じない。今日は快調だ!

どんどん歩が進むが今日もはやり渋滞につかまった。

後ろに付かれたら抜かせないと、こういう渋滞が出来る。

何人かは抜かせてくれたが肝心の渋滞先頭が譲らないからペースが上がらない。

辛抱強く付き合い、先頭集団が休憩をした隙に一気に抜け出した。

抜け出すと私達だけになりペースを取り戻し森林限界を迎える。

森林限界を超えて振り向くと昨日登った甲斐駒ヶ岳が見える

 森林限界を超えると冷たい強風に襲われる。

昨日よりも早い時間から歩いているので寒さで耳が千切れそうだ。

視界が広がって気持ちよいのだが今日も風に悩まされるな。

小仙丈ヶ岳

 小仙丈ヶ岳に登ってようやく見えた仙丈ヶ岳、まだまだあるよ・・・

ここも風が縦横無尽に荒れまわっているので少し休憩して出発。

アルプスの稜線歩きは解放感があって気持ち良いなぁ。

アルプスはピストンばかりしてるので来年あたりは縦走してみたいね。

小仙丈ヶ岳から日本一の富士山と日本二の北岳の共演

 小仙丈ヶ岳からも渋滞につかまるが岩場の通過なので仕方ないか。

砂礫の稜線になると、いよいよ山頂だ。

小仙丈沢カール

 それにしても寒いなぁ。時間が早いだけか?

山頂は甲斐駒ヶ岳よりも大勢の人で賑わいを見せている。

仙丈ヶ岳から甲斐駒ヶ岳

 山頂で記念写真を撮り少し休憩したら下山開始。

下山は稜線では無く山腹を歩くので風はましになるだろう。

一人のハイカーと話をしながら仙丈小屋へ着く。

風も無く快適なので予定では昼飯を食べるつもりだったが時間が早いので昼食は取り止めた。

仙丈ヶ岳から大仙丈ヶ岳へ続く稜線

 馬の背ヒュッテまで来たが未だ昼食には早い・・・

沢を渡り大滝の頭へ向かう。

風は無いのだが気温が低い。

馬の背ヒュッテ下の紅葉

 陽当り最悪やな。

沢が氷柱で凍っているので沢を渡る時は慎重になったよ。

今日も脚は快調だ。槍ヶ岳で傷めた左膝も痛み無し!

余りに快調に歩いた為に昼食は下山してからキャンプ場で食べたよ。

小さな氷柱が・・・

 昼食後にテント撤収しバス停に向かうと運が良いのか丁度バスが来た。

バス停ではある程度の人数がそ揃うと臨時バスが出るシステムをとっている。

後は乗れるかだったが、これも仲間がトイレに行ってるグループと山小屋に行ってるグループがいてギリギリで乗れた。

バスに乗っている最中にニホンカモシカも間近に見れた。

運が良いなぁ。

帰りの温泉も混み前に入れたし良かったよ。

 

※DATA キャンプ場6:30-北沢峠6:45-大滝の頭7:53-小仙丈岳8:42-仙丈岳9:35-馬の背ヒュッテ10:40-大滝の頭11:17-12:20キャンプ場


秋の甲斐駒ヶ岳

2013年10月16日 01時35分42秒 | OUTDOOR

 10月11日の金曜日の夜から車で向かう。

目指すは南アルプスの甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳の二山の登山。

マイカー規制でバスに乗り換える必要がある。

バス停の駐車場に深夜2時に着き6:00発のバスが出るまで車内泊をするも運転してきて中々眠れず・・・

途中でトイレに出たら夜空は満点の星空!と思いきや突然の大雨と強風・・・

そして4時半頃にバス停の営業所からマイク放送で何か言っていたので様子を伺うと周りにいた登山者が続々と動き出した。

私達も慌てて準備をし5時過ぎのバスに乗車した。

 長衛小屋前のキャンプ場は広大で何百張も出来るだろう。

 6時前に満員のバスは登山口のある北沢峠に着いた。

バスを降りると・・・寒い!

ウインドブレーカーを羽織り寒風を遮断するだけでは寒い・・・

フリースを駐車場に置いて来たのを後悔。

バス停で朝食を食べ10分程歩いてキャンプ場へ向かう。

すでに先発のキャンパー達がテントの設営をしていたがキャパは多くまだまだテント適地は沢山あった。

川原側は隣との距離が近い為にうるさいかと思い木立側へ目を移す。

木立が邪魔で隣にテントを設営し難いように且つ寝心地の良い場所を探して設営した。

ベースキャンプ設営後に甲斐駒ヶ岳に向けて出発する。

 仙水峠から甲斐駒ヶ岳(左峰)と摩利支天(右峰)

 朝の爽やか空気の中を沢沿いに登って行く。

仙水小屋の手前から徐々に勾配がきつくなるが問題無し!今日は快調やな。

しかし、登山者が多く渋滞につかまりペースが鈍る。

何グループが繋がってるのか・・・先頭が見えないよ・・・

仙水峠までスローペースにつき合わされたが峠でやっと解放される。

仙水峠からは甲斐駒ヶ岳と摩利支天の露岩むき出しのイカツイ姿が見えた。

あれに登るんや・・・

駒津峰に向かう途中の尾根から見える仙丈ヶ岳。

  仙水峠では少しの休憩で集団から抜け出し登りだす。

きつい尾根登りだが時おり見える仙丈ヶ岳や甲斐駒ヶ岳を拝み力をもらう。

稜線も近づくと強風に襲われ飛ばされそうになる。

たしか予報では25mの風速だったか・・・

横風に悩まされながらも駒津峰に着く。

駒津峰からの甲斐駒ヶ岳

 駒津峰でストックを畳んで露岩の稜線を30分程歩くと直登と巻道の分岐に出る。

予定では巻道を使うつもりだったが登れそうだったので直登ルートで登ることにした。

クライミングっていう程の岩登りでは無いが風が強いので飛ばされないよう注意した。

山頂も後少しってとこで本日最大級の強風に襲われ岩にしがみついて耐えた。

後ろを見るとチカちゃんは自然と耐風姿勢をとり岩まで来て2人して飛ばされないように耐えた。

そして無事に山頂へたどり着いた。

山頂から見える手前の早川尾根と日本第二位の北岳が奥に見える

 山頂は多数の人で賑わっていた。

古くから信仰の対象されてきたので山頂には祠がある。

少し離れた小ピークには剣が刺さっている。

山頂からは360度の大展望で八ヶ岳・中央アルプスが身近に見え、北アルプスの峰々が遠く冠雪しているのが見える。

 山頂で昼飯を食べたのだが・・・

強風で砂交じりのパンになったのは致し方なしか・・・

 

山頂から仙丈ヶ岳と手前には歩いてきた駒津峰からの稜線

 下山は巻道を選んだが花崗岩が風化した山なので足がよく滑る。

六甲山とよく似た山容なのは同じ花崗岩の山だからだろう。

駒津峰からは双児山を経て北沢峠へと下山した。

 キャンプ場に戻ってみると・・・テントがズラッーと並んでいる。今日は250張もあるそうだ。

区画整理しているわけでもないのに整然とテントが並んでいるのは日本人の気質というところか。

長衛小屋でエビスの生ビール

  テントに戻り荷物の整理をしていると何かが足りないような・・・

食材・・・無かったような・・・あれ?マジ!

探してみても食材を入れたスタッフバックが無い!

本格的にやばいぞ・・・

た、たしか長衛小屋におでんとインスタントラーメン売ってたなぁ。

おでんを食べて残った汁で野菜を煮て何とかなるか!

鍋を持参で200円安くなっていたので鍋を持って行こうと鍋の蓋を開けたら

なんと、あれまっ!ここにあったか食材ちゃん!

そっかぁ、嵩張らないように鍋に入れたんやった。忘れてた・・・

16時から早めの夕食と寝不足と登山の疲れで18時には寝てしまった。

 

※DATA キャンプ場7:20-仙水小屋7:50-仙水峠8:20-駒津峰9:30-10:45甲斐駒ヶ岳11:05-駒津峰12:08-双児峰12:45-北沢峠13:50-14:04キャンプ場