今日は2014年最後の登山となる。
明日の大晦日はジムクライミングの登り納めをしようと思うんで
疲れたら下山出来る六甲山系を選んだ。
冬場は低山が歩き易いので須磨浦公園から縦走を行ける所まで歩こう。
いつもなら寝れずに寝不足なのだが昨夜は寝れたので意外に調子が良い。
これなら摩耶山か、あわよくば六甲ケーブルまで行けるかな?
旗振山へ向かう展望台では太陽が顔を出していたが小雨が・・・
あれぇ?今日こそ雨なんて降るはず無いんやけどなぁ・・・
今日は低山がメインなので夏の登山と同じ格好で登っているが意外に汗が出てくるなぁ。
とりあえずここからは尾根歩きになるので楽になった。
そして徐々に高度を下げ高倉台の住宅地で一休み、ここでグローブ等も夏仕様に変更。
同じ電車で着たハイカーは私より先に行くし後ろからはどんどん来て抜いて行く。
このペースは遅いんかなぁと焦る。
栂尾山へは地獄の階段があるんやけど夏場は灼熱地獄と化すこの階段も冬は登り易いなぁ。
縦走するなら真冬前後が走破出来る可能性大かな。
須磨アルプスは風が強くて馬の背では少し怖かった。
この辺りで私より先行している人達に追い付く。
ペースを上げたからからなぁ。
ここで食糧を購入した。
昼飯のおにぎり2個と夕飯のいなり3個と羊羹3個とカロリーメイト2本入りを1個購入
栄養ドリンクをその場で飲んで歩き始めた。
コンビニに寄ったので先程抜いたハイカーがまた先行している。
大体の人は譲ってくれるが中には譲らない人も居る。
今回はロスをしたくなかったので声を掛けて譲ってもらったがマナーを守って欲しいわ。
前回は右側に目が行っていて気が付かずまっすぐ進んでしまい大きくタイムロスした場所だ。
今回は町中でも山中でも地図を見なくても歩けるのでグングン先に進むなぁ。
高取山からの下山時に前回は造成中だった階段が完成していた。
山登りで階段は足を疲れさすのだが、この階段は横に予備段差があって
めちゃくちゃ足にやさしい!これは便利だ、すべてこの構造にしてほしいわ。
高取山を下山し丸山市街地で長時間の歩行に備えて用意していたヘッドホンを
装着してみたが歩きながら音楽を聴くと歩きづらい・・・
直ぐに外すがヘッドホンをしまいながら歩いていると案内板を見逃してコースから外れてしまった・・・
前回の教訓で案内板がありそうな辻で案内板が無い時は縦走コースから外れている
と思って良い、地図を確認し鵯越駅に向かい縦走路に復帰した。
鵯越駅を過ぎた辺りから右足裏のマメが痛み出した。
靴下が汗でボリュームが無くなり足がズレるのが原因やから今回は替えの靴下を用意していた。
しかし一足分しかないので市ヶ原出で替えようと思っていたので我慢して歩いた。
でも我慢出来ず菊水山を登る前に替えた。
そして乾くようにザックのポケットに挿して歩く事にした。
菊水山の階段は靴下を替えたことにより快調に登ることが出来た。
しかしハイペースが効いたのか歩行に乱れが生じて来た。
というかエネルギー不足やなぁ。
ここで昼食としておにぎり2個を食べた。
菊水山で替えの靴下が無いので宝塚までの歩行を諦めマイペースで歩くことにした。
歩きながらどこで下山するか考えながら歩いていたら勝手に鍋蓋山に着いていたよ。
鍋蓋山からは三ノ宮市街地の展望が良いのだが今日は霞んでいて良く見えない。
また天気も怪しくなり風も強くなって来た・・・まさかなぁ。
大瀧寺を過ぎた辺りから小雨が降り始めた・・・
スマホで雨雲を確認したら上空に雨雲は無いので直ぐに止むだろう。
そう思い摩耶山へ向かったが・・・
雨足が強くなり合羽を着るか悩んだが摩耶山への登りで着て登れないと思い着なかった。
濡れたらケーブルで下山しようと思って進む。
摩耶山に着くと雨も上がり太陽も顔を出してきた。
ここでマメが痛くなっていたので靴下を替えた。
若干濡れていたが使えるレベルになっていたのでもう少し進む事にした。
六甲山の最高峰ってまだまだ向こうやん、当然宝塚はもっと遠い・・・
気力が・・・
途中にあった案内板・・・
須磨浦公園駅から31km・・・宝塚駅まで25km・・・
気力が・・・
六甲ケーブルで降りよう。
しかし車道を歩いていると勝手に足が動くので六甲ケーブルに向かう辻に着いたとき
まだ歩けるなぁ、と思い芦屋ガーデンテラスで夜景を見てバスで山上ケーブル駅まで
戻りケーブルに乗って下山と予定を立てた。
ゴール予定の六甲ガーデンテラスに着いた。
予定では既に辺りは暗く夜景を観て下山と思っていたが・・・
まだ明るいので地図を広げて思案する。
山頂までは50分程やけど山頂に行ったら有馬に降りるか東お多福登山口バス停に降りるか
芦屋ガーデンテラスに戻ってバスに乗るか、はたまた縦走路を宝塚まで歩くか・・・
体調は疲労が溜まっている程度とこの距離を歩いたわりには調子が良い。
宝塚駅から湊駅までの終電を調べると23時までに駅に着けば良いらしい。
全縦走が出来るとしたら今がチャンスか!
しかし靴下の替えが無いのでマメが痛み出すやろうな。
靴下がこんなに重要やと初めて知ったよ。
周りは既に他のハイカーが見当たらず夜景を楽しみにしているカップルやグループが占めている。
そんな中、宝塚までの事を考えてここで夕食のいなりを3個食べ夕日を背に歩き始めた。
暗闇の一軒茶屋に着く。
流石に山頂には行く気にならなかった。
夜景も霞んでいて良く見えない・・・
宝塚駅まで14km・・・3,4時間かかるなぁ。
この体調でヘッドライトを頼りに歩けるのか?
でもこのチャンスを見逃すのもなんやし、マメも痛くないので宝塚へ向かう事にした。
しかし、暗闇の山中の歩行は想像以上に困難で岩の凸凹感が無く何回もバランスを崩した。
3回は歩いている登山道なので間違える事は無いが・・・
ヘッドライトの明かり以外は見えない歩行はストレスが溜まるなぁ。
独りで暗闇の山中を歩行すると怖い、梟が無くとビビり、ストックで弾いた石の音にビクッとし
余りの静けさに大声を上げたり奇声を発したり・・・
精神的に疲れるなぁ。
そしてマメ・・・ついに痛み出したが替えの靴下も無いので我慢する。
大谷乗越で痛すぎたのでダメ元で右の靴下だけ交換した。
でも若干緩和した程度・・・やはり濡れている靴下はアカンなぁ。
地図を見ると山頂から90分、ここから宝塚駅まで90分の丁度中間点、
とうとうここまで来たという思いもあったが暗中歩行が90分まだ残ってる方が堪えた。
筋肉を解し最後に残った飲食をすべて食べてエネルギー補給した。
ここからは傾斜が緩いからスピードアップで宝塚を目指そう。
大谷乗越から一時間弱で塩尾寺に着いた?
あっそうか90分って宝塚駅までやったんか。
塩尾寺からの激下りの舗装路が地獄!
踏ん張れないから筋肉が破裂しそうだ。
苦痛に顔を歪めながら降りると宝塚の市街地の夜景が見えて来た。
夜景が綺麗だなぁ。って思っていたがあの小さく見える建物が駅かぁ・・・
くたびれた足に舗装路は歩けないなぁ。
かなりペースが落ちたが何とか歩ききったよ。
56km、13時間20分か・・・長かったなぁ。
※DATA 須磨浦公園7:05-7:37旗振山-7:58おらが茶屋-8:07高倉会館-8:22栂尾山-8:34横尾山-8:41須磨アルプス-9:20横尾ローソン-10:02高取山-10:53鵯越駅-11:51菊水山(昼食)12:03-12:44鍋蓋山-13:21市ヶ原-14:41摩耶山(休憩)15:00-15:55丁字ヶ辻-16:32六甲ガーデンテラス(夕食)16:47-17:26一軒茶屋-18:45大谷乗越(休憩)-19:39塩尾寺-20:13宝塚ローソン-20:22宝塚駅