KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

2017年10月12日 雌阿寒岳

2017年10月22日 15時52分35秒 | OUTDOOR

  朝起きると早速オンネトー湖に向かって車を走り出す、道沿いは朝霧に包まれ紅葉が美しかった。

静まり返ったオンネトー湖の駐車場には何台かの車が駐車していた。

登山?と思ったが湖畔にカメラを備えている人が沢山いたので写真を撮りに来ているみたいだ。

 登山道オンネトーコースの入口はキャンプ場の近くにある。

今日はこの後、新千歳まで行き飛行機に乗るので短い登山時間でしたが早朝から登ることにした。

当然のように他に登山しそうな車は数台だけだった。

  登山届を見ると、今日は私達が一番目だった。

登山口から森林限界までは松林に囲まれた登り易い登山道が続く

歩き始めて10分弱で1合目、10分弱で2合目・・・と現れる標識このままで行くと2時間弱で山頂かな?

 5合目で森林限界を超えてガレ場の登山道になる。

ガレてはいたが登り易い道には変わりなかった。

ただ・・・残念なことにガスっている上に風が強くて初日の斜里岳の天候とよく似ていた。

 7合目で阿寒富士への分岐に着くもこの天候では展望も望めないので、雌阿寒山頂へと歩を進めた。

 今、火口の淵を歩いてるんだろうなぁ。と思いながら歩いているとガスの中から山頂の道標が薄らと見えて来た。

はやり晴れなかったかぁ・・・残念。

火口から不気味に聞こえてくる噴気孔の音に、おののきながら写真を撮り、雌阿寒温泉コースで下山を開始した。

 開始してしばらくすると、登山者達とすれ違うようになった。

その中の登山者にオンネトー登山口で見たカップルも居たので、登山口を変えたのかな?

と思ってそのまま下山したらオンネトー登山口に駐車していた場所にバイクがあったので

雌阿寒温泉登山口とオンネトー登山口の間のデポに使うんだなと後でわかった。

 また、夫婦に娘さんの三人組ともすれ違い、奥さんが「昨日の羅臼岳は良かったですねぇ。」

というので少し?と疑問に思ったがこっしーから、あの人達は昨日羅臼岳で会ったやんと言われて納得した。

うーむ、服装が変わっていたので気が付かなかったなぁ。

 ここでガスが一瞬切れて山頂が薄らと見えて来たので登り返すか話していると

再びガスって来たので今回は諦めてまた、後日、雌阿寒、阿寒富士、雄阿寒と登りに来ようとなった。

 雌阿寒温泉コースは山頂まで最短コースだからか登山者と多くすれ違った。

ただ歩き易いかと言われたら歩き難いと思った、オンネトーコースの方が楽に登れるように思う。

 一旦、雌阿寒温泉登山口に降りて、ハイキングコースでオンネトー登山口へ向かう。

歩きやすいハイキング道と地図には書いているが濡れているからか足元に注意が必要だった。

今の時期オンネトー湖周辺は紅葉の終盤って感じだった。

 平坦な道程は表示している時間とほぼ変わりなく掛るので登りよりも長く感じながら駐車場を目指した。

アカエズマツの原生林を歩くハイキング道はとても生命力に溢れた気持ちの良い道でアカゲラとかいう啄木鳥の仲間も見れた。

オンネトー湖畔の道に入ると急に俗っぽくなり観光客風の人達が多くなり駐車場へとたどり着いた。

 帰りは雌阿寒岳温泉登山口の駐車場に停めて帰りの仕度と温泉に入り千歳空港へ向かった。

途中、足寄市内で豚丼を食べ、千歳空港内でラーメンを食べ、居酒屋でビールを少し飲んで今回の山登り談義に花を咲かした。

今年は4回も北海道に来たがどの季節に来ても北海道は良い場所だと思い晩秋の北海道も気に入った。

来年は厳冬期の北海道が予定されているのだが・・・厳冬期の北海道はどうなんだろうか。


2017年10月11日 羅臼岳

2017年10月22日 08時45分50秒 | OUTDOOR

 昨日の強風はどこへやら、今日は朝から快晴で山頂からの景色が楽しみだ。

岩尾別温泉の駐車場へ着くと登山者の車がすでに何台も停まっていた。

民宿で貰った握飯とゆで卵を忘れずにザックに入れて出発。

 登山口にいきなりあったヒグマの糞

 ホテル前の駐車場から歩き始めて直ぐホテルの横にヒグマの糞がデン!

いやぁ流石だなぁ知床、ヒグマの生息数が多いだけあるわぁ。

木下小屋のヒグマ目撃情報を見ると、登山口周辺と羅臼平の目撃情報が

ここ最近では頻繁に目撃されているみたいだ。

気を付けよう・・・

 気持ち良いトレール

 去年の羅臼岳は濃霧で展望も無かったのでトレールの感じが良く判らなかったが

歩き易くて気持ちの良い登山道である。

これでヒグマと出会わなければ最高なんだが・・・

 羅臼平からの羅臼岳

 登山口から歩く事4時間弱で羅臼平に到着。

ここから羅臼岳はこんな感じで見えたんだなぁ、去年は真っ白で山頂には登らず硫黄山へ向かったからなぁ。

羅臼平に到着すると羅臼側の景色が見えるようになる。

薄らと遠くに国後島が見える。

 硫黄山方面

 知床連山を挟んでオホーツク側と根室海峡側では気候帯が違う。

山頂付近から見てもウトロ側は晴れているのに対し羅臼側は厚い雲に覆われている。

紅葉も北風の影響を受けるウトロ側の紅葉はずいぶん下の方まで下がっていたが

羅臼側は羅臼平から少し下がった辺りが見頃となっていた。

 羅臼湖方面

 羅臼平から山頂を目指していると、羅臼側からの雲が上がって来た。

またもや山頂からの景色が奪われるのか?

山頂手前の岩場を頑張って登り、雲に覆われる前に登頂出来たのは幸いだったなぁ。

 羅臼岳山頂(1661m)

 山頂からは国後島はもはや見えず、羅臼方面の景色は見えなくなっていた。

しかし、ウトロ側は知床五胡も羅臼湖もウトロの町も見える。

やっぱ山頂から展望があるのと無いのとでは印象が違うもんなぁ。

 羅臼岳山頂

 今日は山頂にはたくさんの人たちが居て、いろんな話をして盛り上がった。

そうこうしているとウトロ側からも薄い雲が流れてきて山頂からの景色を奪われた。

下山中に登りで抜いて来た人達とすれ違ったので、

今はガスっているけど粘って山頂に居たら景色は見れますよ。って諦めないようにと声を掛けた。

 紅葉

 羅臼平まで下山すると山頂が見えたので多分あの人達も山頂からの景色を見れたと思う。

羅臼平で民宿でもらった朝食を食べたのだが・・・

でっかいお握りの真ん中に梅が少しだけの握飯は塩気も無くて残念だった・・・

ゆで卵はヒグマが来なくて良かったなぁと思う位臭いが気になった。

臭いのきつい食べ物は次回から避けよう、精神的に疲れるわぁ。

 歩き易い登山道

 登り易い登山道は当然降り易い登山道でもあるのだが、

こういう登山道のコースタイムは初心者も歩き易いので斜里岳みたいな大幅な短縮とはならず

一時間程早く下山することになった。

 登山口の紅葉

 下山して、ウトロで昼食を食べに向かっていると道路脇に多数の車が駐車しているのが気になり私達も

駐車して何事かと見に行ってみた。

川の河口付近でヒグマがサケを捕えていると説明されたが余りの遠さに良く判らなかった。

よくよく話を聞いて凝視してようやく、あれがヒグマ?って認識できた位で動かないヒグマを確認するのは大変だった。

微動だにしないヒグマが突然動きだし上手にサケを捕まえて岸に向かって走り出したら流石に周りの人達も歓声があがっていた。

動き出したヒグマは遠くからでも身体の大きさが判るのに動かないと全く分からない。

自然界って良く出来てるなぁ。

 サケの遡上

 ウトロで昼食を食べて明日の雌阿寒岳登山の為に阿寒湖を目指していると、今度は橋のたもとに多数の車が駐車しているのが

気になりまたもや駐車して見に行った。

今回はサケの遡上に出くわした。

80cmはあろうサケが遡上している姿は迫力であった。

川は釣りを禁止しているので釣りをしている人は居なかったが海の注ぎ口では大勢の人がサケを狙い釣りをしていた。

なるほど川は禁止でも海ならOKなんだ。

今日は羅臼岳からの展望も見れたしヒグマも見れたしサケの遡上も見れたし充実した一日でした。

 

 

 


2017年10月10日 斜里岳

2017年10月21日 17時06分09秒 | OUTDOOR

 今年4回目の北海道遠征で流石に今年はもう来ないだろう。

今回は道東の斜里岳、羅臼岳、雌阿寒岳の三座を、こっしーと登りに来た。

天気はベストでは無いようだが3日間登れるみたいで良かった。

 清岳荘の登山口

 前日は斜里駅近くのビジネスホテルに宿泊して清岳荘の登山口に向かった。

駐車場に着くと先客が3台あった。

その内1台の人は早々に引き揚げるみたいだ。

1台は登る準備をしていて、最後の1台は動きが無いのでもう登っているのかな?

 私達も登る準備をするのだが風が強くて色んな物が飛ばされる始末。

入山届を見ると先行しているのは2人組のみとなっている。

 千春風に撮影

 林道を歩いているとフキの類かな?大きな葉の植物が自生していた。

これは、道の駅に展示していた松山千春が手にしていた植物では?

そして同じように写真を撮ってみた。

 いよいよ山道へ

 ここからいよいよ山道へと入る。

先ずは沢沿いの緩やかな傾斜を登るが段々と沢登りっぽくなって行った。

北海道の山に今まで何本も登ってきたが北海道らしくない登山道だったなぁ。

どちらかというと大峰山系の簡単な沢登りをしているように感じた。

 旧道コースはもはや沢登りだ

 下二俣の手前で二人組が下山してきた。

30分先行しただけなのにどうしたんだろう?

と不思議に思ったら風が強いから引返してきたらしいが

沢沿いを歩いていて風が強いって・・・どうして判ったの?

 暴風のコル

 下二俣から上二俣は傾斜もきつくなり新道を作った訳が判る。

新道が出来るまではこの道を下山していたのかと思うと頭が下がる。

 下二俣から上二俣までの所有時間は地図では1:50となっていたが、

沢登りをしている私達は1時間で登り切ることが出来た。

 暴風の斜里岳山頂

 上二俣からは枯れ沢を登りいよいよ稜線に出ると言う時に下からの暴風が凄かった。

先に進むか悩んだがハイマツ帯があるので耐えれるだろうから行く事にした。

 山頂までの30分は地獄のような寒さに耐えながら進み暴風の山頂を踏むことが出来た。

が、しかし風があまりにも強くて身体をもっていかれそうだ。

カメラも置いたら転倒しそうでさっさっと写真を撮って下山を始めた。

今までの山頂最短滞在時間を更新したなぁ。

 斜里岳から斜里町へ向かう途中の花畑

 下山を開始しても登ってくる人とすれ違わない。

この風ではみんな登らないのかな?

下山は新道で下山したがこの道が意外に悪い。

この新道で一人の男性とすれ違っただけだったが下山届を書く時に見てみると

私達の他に10組位は入山しているみたいだった。

1人を除きみんな登りは旧道を使ったようだ。

でも天候が更に悪化しているので山頂に行けるのは少ないだろうなぁ。

 下山後、斜里町でラーメンを食べて北方領土の国後島を見る為に太平洋側へ

車を走らせて羅臼経由でウトロの民宿へ入った。