朝起きると早速オンネトー湖に向かって車を走り出す、道沿いは朝霧に包まれ紅葉が美しかった。
静まり返ったオンネトー湖の駐車場には何台かの車が駐車していた。
登山?と思ったが湖畔にカメラを備えている人が沢山いたので写真を撮りに来ているみたいだ。
登山道オンネトーコースの入口はキャンプ場の近くにある。
今日はこの後、新千歳まで行き飛行機に乗るので短い登山時間でしたが早朝から登ることにした。
当然のように他に登山しそうな車は数台だけだった。
登山届を見ると、今日は私達が一番目だった。
登山口から森林限界までは松林に囲まれた登り易い登山道が続く
歩き始めて10分弱で1合目、10分弱で2合目・・・と現れる標識このままで行くと2時間弱で山頂かな?
5合目で森林限界を超えてガレ場の登山道になる。
ガレてはいたが登り易い道には変わりなかった。
ただ・・・残念なことにガスっている上に風が強くて初日の斜里岳の天候とよく似ていた。
7合目で阿寒富士への分岐に着くもこの天候では展望も望めないので、雌阿寒山頂へと歩を進めた。
今、火口の淵を歩いてるんだろうなぁ。と思いながら歩いているとガスの中から山頂の道標が薄らと見えて来た。
はやり晴れなかったかぁ・・・残念。
火口から不気味に聞こえてくる噴気孔の音に、おののきながら写真を撮り、雌阿寒温泉コースで下山を開始した。
開始してしばらくすると、登山者達とすれ違うようになった。
その中の登山者にオンネトー登山口で見たカップルも居たので、登山口を変えたのかな?
と思ってそのまま下山したらオンネトー登山口に駐車していた場所にバイクがあったので
雌阿寒温泉登山口とオンネトー登山口の間のデポに使うんだなと後でわかった。
また、夫婦に娘さんの三人組ともすれ違い、奥さんが「昨日の羅臼岳は良かったですねぇ。」
というので少し?と疑問に思ったがこっしーから、あの人達は昨日羅臼岳で会ったやんと言われて納得した。
うーむ、服装が変わっていたので気が付かなかったなぁ。
ここでガスが一瞬切れて山頂が薄らと見えて来たので登り返すか話していると
再びガスって来たので今回は諦めてまた、後日、雌阿寒、阿寒富士、雄阿寒と登りに来ようとなった。
雌阿寒温泉コースは山頂まで最短コースだからか登山者と多くすれ違った。
ただ歩き易いかと言われたら歩き難いと思った、オンネトーコースの方が楽に登れるように思う。
一旦、雌阿寒温泉登山口に降りて、ハイキングコースでオンネトー登山口へ向かう。
歩きやすいハイキング道と地図には書いているが濡れているからか足元に注意が必要だった。
今の時期オンネトー湖周辺は紅葉の終盤って感じだった。
平坦な道程は表示している時間とほぼ変わりなく掛るので登りよりも長く感じながら駐車場を目指した。
アカエズマツの原生林を歩くハイキング道はとても生命力に溢れた気持ちの良い道でアカゲラとかいう啄木鳥の仲間も見れた。
オンネトー湖畔の道に入ると急に俗っぽくなり観光客風の人達が多くなり駐車場へとたどり着いた。
帰りは雌阿寒岳温泉登山口の駐車場に停めて帰りの仕度と温泉に入り千歳空港へ向かった。
途中、足寄市内で豚丼を食べ、千歳空港内でラーメンを食べ、居酒屋でビールを少し飲んで今回の山登り談義に花を咲かした。
今年は4回も北海道に来たがどの季節に来ても北海道は良い場所だと思い晩秋の北海道も気に入った。
来年は厳冬期の北海道が予定されているのだが・・・厳冬期の北海道はどうなんだろうか。