KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

2018年3月4日 荒島岳

2018年03月05日 21時56分08秒 | OUTDOOR

 福井県の荒島岳は無積雪期に登るには簡単そうだし積雪期の荒島岳に登ろうと去年末から登山のチャンスを伺っていた。

ところが北陸地方はこの冬豪雪で中々タイミングが合わない。

そうこうしている内に幾日も経ちもはや残雪期であろう3月初めに登山のチャンスが訪れた。

 福そばの板わさ

 3日の土曜日の昼から福井に向けて出発し福井の健康ランドで一泊し日曜日に登山して帰阪するプランだった。

 3日は堺東でマッサージを施術してもらい、久しぶりに「麺屋えーびす」で黒ゴマ担担麺を食べてから福井に向けて出発した。

移動中・・・ってかその前から花粉症で鼻がムズムズしくしゃみばかり出ていた。

あまりに症状が酷かったので、花粉症の飲み薬を飲んだ。最近の薬はあまり眠くなり難いと謳っているが普通に運転してるだけでも眠いのに・・・

 あっあ~はやり眠気が・・・

PAで仮眠してみたが花粉症の症状も収まらないし、怠さもあり風邪?

このままでは健康ランドの施設内でくしゃみが出たら迷惑かと思い急遽ビジネスホテルに泊まることにした。

福井駅から徒歩5分のホテルフクイキャッスルを予約した。一泊4200円なので文句は言わないが和室なのに座椅子が無くテレビを見る格好が曲者だった・・・

 福そばのミニソースかつ丼とおろしそばセット

 夕食は駅近くの福そばという越前そばのお店で、板わさとミニソースかつ丼とおろしそばを食べた。

そして帰りにコンビニでビールとおつまみを買ってホテルへ戻った。

体調は相変わらず悪く下手をすると明日は何もせず帰るのかと思い風邪薬も飲んでビールを・・・

なんか落ち着かない部屋だったが4時間くらいは寝れたかなぁ。

 朝5時に起床すると体調は完璧!やはり花粉症だったようだ。今年は花粉の量が凄そうだなぁ。

5時半にホテルを出て登山口まで約40分だが例の如くお腹の具合が悪くなりトイレを捜して道の駅に行き少し遠回りをして登山口に着いた。

 カドハラスキー場跡駐車場は既に満車状態で駐車場への入口の邪魔にならない場所に駐車した。

 準備をして歩き始めたのが7時過ぎでスキー場跡のゲレンデを先ずは延々登る・・・

今日は車の台数から先発者が大勢いるだろうからラッセルには絶対にならないだろう。

踏み跡もはっきりあるだろうから迷う事も無く気楽に登れるだろうと思って登った。

 スキー場リフト跡の上端までに10数名を抜き去り樹林帯へ入る。

傾斜は少し急になったがペースが落ちる事も無く突き進む。

先週に本気で六甲山に登ったのが良かったのか足は動いた。

 登っている支尾根は幅があり踏み跡が多数あってどれが本命のルートか度々見落としつつも晴れているから大丈夫だろうと突き進む。

 この辺りで積雪は2m以上はありそうだ。だからかな?冬登山で人気のあるルートはテープでルートを示しているが、荒島岳にはそれが少ない。

迷いそうな場所でもテープが無いのは少し不安だったなぁ。

支尾根を登っていると山頂付近の風雪がたまに切れて全容が明らかになるも直ぐに風雪で見えなくなる。

 テープが2ヵ所に張っている場所に到着、踏み跡はここで2手に分かれている、一方はしゃくなげ平へ向かう道、もう一つはしゃくなげ平をパスするトラバースする冬道である。

当然、トラバース道を選び進み稜線に出る。もちが壁の難所に備えここでアイゼンを装着した。

もちが壁は何処かいなと稜線を進んでいたが現れた道標を見ると、もちが壁がもう過ぎているよと・・・

あれ?そんな壁あったか?気が付かなかった・・・

 展望も素晴らしく、北には白山と後方に立山連峰が見えた。

白山や立山連峰は厳冬期に入る事はまず無いだろうが荒島岳は厳冬期にも登りたいなぁ。

 山頂も後400m程らしいが風雪で山頂が判らない。

風さえ緩まればと期待を込めて山頂を目指す。

風雪舞う中で人が大勢居る姿が薄らと見えた・・・まさかここが山頂?

何も無いやん・・・ただ雪があるだけ・・・

山頂の標識も祠も雪の下にあるようだ・・・

 山頂で5分程待つが風は止まず、あきらめて下山を始めた。

 まだまだこの時間だからか登ってくる人が大勢いる。

男性2人、女性1人の3人組の女性からこんな質問をされた。

「この坂って急坂ですよね?」と・・・

「ん~急坂では無いかな。」と私が返すと

「3対1かぁ」と言うと連れの男性が「ほらな。」と勝ち誇る。

女性にはかわいそうだが普通に降りて行ける傾斜だったからさ。

 そしてここがもちが壁の始まりだろう場所で登攀に悪戦苦闘している登山者達・・・

何時まで待てば下山出来るのか・・・と待っていたがふと横を見るとなんとかトラバースしながら少しずつ降りて行けば降りれそうな雪面があったのでそちらを歩くことにした。

 登りもこちらを歩いていたらアイゼンは不要だったなぁ。

アイゼンを外すタイミングって難しいよなぁ。

登りは履いているかいないかで登りの疲れ方は全然違うが下山時はそれほど差を感じないから余計に難しい。

 山頂から30分程歩いて、アイゼンとアウターを脱いで下山を始めた。

今日は風は強いが気温が高く暑くて耐えれなかったよ。

登りに3時間弱、下山に1時間ちょい・・・

早い登山やったなぁ、昼飯を持って帰ってきてしまったよ。

 福井I.Cまでに日帰り温泉の施設も無く、そのまま高速に入り大阪へと車を走らせたが

途中で眠気に襲われたのでPAで仮眠して帰路に着き、草津PAで大好物の豚まんを食べて満足し帰った。

そして鼻を詰まらせて帰宅した。

 

※DATA カドハラスキー場跡駐車場7:15-9:57山頂10:05-11:20登山口