梅雨のある日、自転車にあてられ膝を痛めた。
ここまで脚力強化をしてきたのに・・・残念だ。
ここにきてようやく膝の調子が戻ってきたので吉野から洞川まで歩いてみることにした。
吉野から奥千本口に向かうバスには四人が乗っており
女性二人は再び吉野へ向かい私ともう一人の男性は同じ洞川へ向かう。
ストレッチをしながら男性と会話をしていたが入念な私と違い軽くストレッチしただけで男性は歩き始めた。
5分後、先行した男性を追うように歩き始め先ずは金峯神社で今日の無事を祈った。
義経の隠れ塔というものがあるが次回に持ち越しして先を急いだ。
展望の無い青根ケ峰を過ぎ林道を歩いていると車の人から二蔵宿小屋の周辺で最近小熊が頻繁に出没してるから気をつけてと教えて貰った。
・・・小熊の親子って危険度大やな!帰ろうかなぁ。
熊野古道とはいえ吉野の近辺は植生林だらけで味気無い道が続く、見晴らしも無いしね。
四寸岩山は西側に展望もあり日当たりもよかったのでここで軽く腹ごしらえをした。
いよいよ小熊が出没するといわれた小屋に着くとそこで先行していた男性と再開した。
男性は大天井ケ岳を経由して洞川へ私は在来道経由で向かうので再開も短く別れた。
大天井ケ岳も凄い道らしいが在来道も土砂崩れが多く足場が不安定だった。
足がすくみ進むのに勇気が必要だったが、なんとか滑落すること無く女人結界門がある五番関に着いた。
時間的には洞辻茶屋まで歩いても最終のバスには乗れそうだったが膝が心配だったので林道へ降りるルートを行くことにした。
短い距離だったが激しい降りを悪戦苦闘で降り、林道を洞川方面へひたすら歩いた。
林道が県道と合流する手前に川に沿って歩くハイキング道があったので暑さをしのぐには丁度良いかと母公堂まで川に沿って歩いた。
ここから県道をバス停に向って歩き後5分でバスが出発する絶妙なタイミングでバス停に到着した。
しかし汗が気になり先ずは温泉へ入りたかったのでこのバスはあきらめて次のバスで帰ることにし温泉へと向った。
温泉の後はバス停の向かいの店でビールと冷や奴を食べながら次のバスの発車まで店内で時間を潰した。
バスに乗り込み発車を待っていると大天井ケ岳に向かった男性がひょこり現れた。
丁度隣が空いていたので下市口駅まで今日の話や山の話をして駅で別れた。また、いずれ何処かの山で会うだろう。
タイムスケジュール 大阪阿部野橋駅7:10発(特急)-吉野駅8:32着-奥千本口バス停9:00着、9:15発-金峯神社9:20-青根ヶ峯9:40
-四寸岩山1056着、11:14発-足摺茶屋11:24-二蔵宿小屋12:05-五番関13:17-登山道入り口13:34-
毛又大橋14:06-母公堂14:30-洞川バス停14:50
洞川バス停15:55発-下市口駅16:40着、1648発(特急)-大阪阿部野橋駅17:51着