KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

2018年11月23日 モッチョム岳

2018年12月17日 19時39分25秒 | OUTDOOR

 今日は朝食を食べ民宿を出て一路民宿トントンの近くにあるモッチョム岳の登山口を目指す、

本来はトントンに泊まった翌日に登ろうとしていたが、身体の疲れを考えて予定を変更していた。
 モッチョム岳のコースタイムは6:20となり道も悪いと聞いていたので13時辺りに下山かなと思って8時4分に歩き始めた。


 今回の山行で登山口が標高300mにたっしていたいモッチョム岳の登山口は屋久島に来て始めて乾いた土を踏んだような気がする。

そして真夏のような暑さ…汗がダラダラと落ちるのが堪らんわぁ。まるで六甲山に登ってるようだ。
 万代杉は存在感抜群で写真も撮りやすく思わず三脚を出して何枚も撮ってしまった。

道はここまで登りがキツイがここからモッチョム太郎と言う杉までトラバースみたいな道が続く、ここは道も濡れていて滑りやすく危険だなと思った。

モッチョム太郎から展望台まで一気に登る、標高970m辺の展望台で二組を抜き去りモッチョム岳へと進む、

展望台からはモッチョム岳が見えるので後少しだと思っていたら展望台から急下降し急上昇する道でしかも片方が切り落ちているという道だった。
落ちたらどないすんねんと何時も思うが大体こういう時は緊張感もあり意外に落ちないもんだな。


 モッチョム岳山頂には10:05に着いた、もちろん山頂は独り占め、三脚を持ち出してジャンプしている写真を何枚もタイミングが合わず撮り直したわ。
 山頂の岩の付け根に祠が祀られていて、この尾之間集落の前岳参りで大事にされている山だということがわかる。

そんな地元の人が大事にしている山に登ったのだから祠に詣って安全を祈願した。
 山頂からは太平洋の雄大な景色を堪能、何時も短めの山頂滞在時間だが今回は30分弱も山頂に居たよ。

そうこうしているうちに一組が山頂に来たので少し話をして山頂を譲り下山を始めた。
 下山途中で張り出した枝を避けようと頭を急に振ったが結局枝がおでこに当たりカックンされた状態になりフラフラと意識が飛びそうになった!

こんな事は初めての体験でしばらくは歩く事が出来なかった。

ようやく落ち着いたと思い歩き始めると直にフラフラとなり踏み外しそうになった。

少し休み歩き始めるがやはり少しフラフラする。どうせ立ち止まっても歩き始めたらフラフラするなら歩こうと少しフラフラしながら何とか歩を進めた。
 ある程度歩いたらフラフラしなくなったので快調に下山し12:02に登山口に着いた。


 またまた、予定時間を早く下山したので平内海中温泉に入りに行った。

2日前にも訪れたがその時は引き潮になり始めの時で温泉の温度が余り上がっておらず強風と合わさり寒い思いをしたが、

今日は干潮時間に合わせて訪れたので湯の温度があり温泉を楽しむ事が出来た。
 温泉から上がり宮之浦の初日に泊まった素泊まり宿いわかわへと向かい、

宿の近くの益救神社に屋久島滞在中が無事に終わった事に御礼詣りをして屋久島滞在最後の舌鼓を打ち旅を締めくくった。

 

※DATA 天候:晴れ

     登山口8:04-8:54万代杉9:00-10:05山頂10:29-11:30万代杉-12:03登山口

     山と高原地図のCT:6:20

     わたしのCT:3:59


2018年11月23日 太忠岳

2018年12月06日 19時54分43秒 | OUTDOOR

 一日休養をとり今日はヤクスギランドと太忠岳に登る事にした。

 くぐり杉
レンタカーを借りてヤクスギランドに着いたのが10時前で9:50から歩き始めた。

コースタイム6時間30分なので15時辺りに下山かなと予想して登り始めた。

 
 ヤクスギランドは昔ヤクスギを切った切り株やそこに着床した二代目杉などがあり見どころが沢山ある…

 ひげ長老

だからか、太忠岳との分岐に気が付かず周遊コースを歩いてしまい時間をロスしてしまった。
 シャカ杉のある天文の森までは緩やかな登りで尾根を一つ跨いだら急な登りとなった。

太忠岳への登りは私の得意なガンガン系で途中のすれ違いでも、

登山者に「そんなに急がくて良いですよ。」と言われたが私は別に急いでは無いんだけどね。


 日帰りの荷物だけの登山は楽で良いわぁ。周りも観れるしあっと言う間に山頂に着く。

太忠岳もそんなわけで11:37に山頂に着いてしまった。

山頂には天柱石という巨岩が立っていて、私はこの上にロープで登れるとばかり思っていたがどうやらテラスまでのようだ。


 山頂のテラスでバクダンおにぎりを食べてから11:46下山を始め

ヤクスギランドの周遊コースを進み13:30に下山した。


 あまりの速さに駐車場の警備員に「本当に太忠岳に登ったの?」と聞かれたよ。

 天柱杉

時間も余ったので昨日、屋久杉自然館の観覧と世界遺産センターを観覧しようとしてたが

 仏陀杉

世界遺産センターが観覧出来ず心残りだったので今日の民宿に向かう途中に寄って観覧し民宿に向かった。

 くぐり杉

 

※DATA 天候:晴れ

   ヤクスギランド9:50-10:50天文の森-11:35太忠岳山頂11:47-13:42ヤクスギランド


屋久島縦走 11月21日 淀川小屋~尾之間歩道入口

2018年12月05日 09時12分37秒 | OUTDOOR

淀 川小屋の寒さが半端無く寒い…後から判ったが寒気が降りてきていたらしい、

深夜トイレに立ったとき、小屋の気温は2℃だった。なので寒くて丸まって寝ていた。

そんな時に何か向こうからやってくる気配がド・ド・ド・ドみたいな感じでやってきたそれは淀川小屋にも到達し揺れた。

地震は波なんだと改めて思ったよ。

 一晩お世話になった淀川小屋
 そして朝の6時に目覚ましが鳴ったが眠くて起きれず6時半に起きて朝食を食べていると小屋を開けて入って来た登山者と少し話をし7:40に小屋を出た。

今日は7時間のコースタイムだから5,6時間で下山するやろうと思ってたので昼飯は下山してから食べようと考えていた。

 淀川大杉


 淀川歩道にも名もないヤクスギが沢山あり凛と冷えた今朝はなんて静かで綺麗なんだろう。

下山はいつもドカドカ降りるのでふくらはぎが筋肉痛になるから今日明日の為に少しゆっくり降りようと思って歩いていた。

 淀川登山口で久しぶりに車道に出る


 淀川登山口に着くと、地元の方がトイレ掃除をしていた。

その方の話によると今夜から天気が崩れるが山手は昼過ぎから怪しいとの事…

レインやザックカバーが奥の方やったかなぁ?上の方に入れ替えとこっと。
 淀川登山口からは尾之間歩道を歩く、余り歩かれていないので迷わないように、と注意を受け再び山の中に入る。

 大木が多い尾根道で気持ち良い

尾之間歩道は乃木岳の尾根を一時間程進み、尾根から谷に降りて対面の尾根を乗り越えたら尾之間に向けて本格的な下山が始まるルートだ。

尾根道は稜線より少し下方に伸びていてアップダウンが激しく疲れた。

地図のコースタイムよりも時間が掛かるのでこりゃ昼飯は尾之間で食べれないぞ。

 尾根を歩いているとガスって来た
 乃木尾根からの下降点に着いた時はこりゃ全力で降りないとアカンに切り換わっていたよ。

谷への降りも倒木の下を潜ったり跨いだり迂回したりと大変…どんどん疲労していくわ。

鯛之川の渡渉は増水時は危険との事でドキドキしていたが、実際に見ると増水してなくても危険やんって思った。

飛び石伝いに飛んで行けそうだがスリップしたら…素直に靴脱いで行くか?面倒やし飛びか?飛んじゃえ!

結果、多少スリップしたが、無事に対岸に渡れた。

 これが道か?って思う隙間を縫って歩く


 ここからの登りが滑る滑る谷筋を登って行くので仕方ないとはいえ尋常じゃ無いのは石の性質か?

スリップこそしなかったが左足首は軽い捻挫をしてしまった。
 歩き始めて4時間弱やっと標高が下がり始めた…まだ標高1200m付近…これを0mにするんや…
 昨日はコースタイム11時間弱にしても昼飯を食べずに歩けたのに今日は久しぶりに昼飯を食べる事にした。

精神的に参ってるんだなぁ。地図で確認してもまだ3時間強は掛かりそうだ。林道に出たら飛ばして歩こうとしていたが…
 蛇之口滝分岐の九十九折の急坂をしのぎなんとか分岐に着いたが、予想ではこの辺りから林道だと思っていたが…

予想に反しまだ山道が続く、道は沢登りの下山道みたいな感じになり傾斜は緩くなったが、いつ林道になるんだろう?

 尾之間に近づくと木々も南国らしくなってきた
 道は段々と遊歩道っぽくなるが相変わらず山道…いつまで続くのかと思った山道だが結局、尾之間の集落に出るまで山道だったよ。

 尾之間歩道入口
 尾之間温泉のすぐ近くに下山し近くにあった神社に無事下山の参拝をし少し休憩をとり海岸へと向かった。

海への道がよく判らないが海に向かって進む道を歩くと港に着いた。

港かぁ、海水に触れられるか心配したが港の端っこで触る事が出来て無事に今回の目的の、海から宮之浦岳に登り海に降りる山行のピリオドを迎えた。

 尾之間の港の脇で海にタッチ
 Aコープまで行き民宿で飲むビールとおつまみを買って民宿のある原まで行くバスを待つ間Aコープ前でビールを飲んで祝杯をあげた、

2本目を空けたところで空き缶を捨てるところが無いことに気づいた…

周りを見ても自販機はあっても空き缶を捨てるゴミ箱が無いんだな…宿で捨ててもらおう。
 今日泊まる民宿は「いやしの民宿トントン」という民宿で尾之間から少し離れているが料理や部屋が綺麗な感じで予約した宿で期待通りの宿でした。

 

※DATA 天候:曇り

      淀川小屋7:43-8:35淀川登山口8:40-10:48鯛之川出合-13:30蛇之口滝分岐-14:29尾之間歩道入口

      山と高原地図CT 8:00

      わたしのCT 6:46


 


 


屋久島縦走 11月20日 新高塚小屋~淀川小屋

2018年12月03日 19時55分00秒 | OUTDOOR

 今日は長丁場なので高塚小屋を4:40に出発した。

淀川小屋に無理なく付ける事を目標とし屋久島三山は二の次にした。

 闇夜から朝日が・・・
永田岳の分岐には7時に着いたので日帰りの出来ない永田岳は登っておこうとザックを降ろして空荷で向かったのだが

歩き出して10分程で小屋で一緒だったソロの若者に出会う…

もしかして永田岳もう登って降りてきたんや!しかもザックを降ろさずに…中々速いなぁ。

 御来光
永田岳山頂は強風で寒くて寒くて凍えそうだ。

 朝日に照らされて赤く染まる永田岳

永田岳に寄った分、宮之浦岳到着は遅れて9時過ぎ。

 永田岳山頂からの景色

とうとう九州地方最高峰の宮之浦岳に到着。頑張ったなぁ。

 永田岳山頂からの景色

山頂には新高塚小屋で一緒だったオーストラリア人と淀川から来た年配のカップルと若人カップルが居た。

 永田岳山頂
 山頂を楽しんでから足にダメージが来ないように淀川小屋へ向かう。しかしなんて歩き難い登山道なんやろ。

山道は岩が剥き出しでそこを水が、流れるか凍結してるか、しかも斜めってるのが多くてとても怖かった。

 朝日を浴びる永田岳
 小屋に向かって進むと登ってくる登山者とすれ違いが多いので今がピークなのかな?

こちらもガイド付きのパーティーが何組かいて頑張って登ってたわぁ。

たどり着けるのかな?鎖場等は非常に少ないけど凍結した木道って危険過ぎるよなぁ。

 宮之浦岳山頂
 黒味岳の分岐まで来たのが11:00だったので黒味岳にも登る事にした。
なんだかんだ考えていても結局登る事になるんやね。空荷でちょちょいと往復50分。

 宮之浦岳からの景色
まだ空荷なら歳を感じないな。
今日はちょっと悲しい出来事があった。
昨夜泊まった小屋にいる5人全員に抜かれてしまった…もう歳やな…

もうテン泊縦走は体力的に無理なんかな。

 宮之浦岳から見た永田岳
 そんなブルーな気持ちを持ちつつ淀川小屋に13:24到着、

コースタイムは10:45で私のタイムは8:44!おっおっ?まずまずやないか。
 小屋に着きやっと昼飯を食べるここまで満足一本を2本だけでしのいだからなぁ。

 黒味岳山頂
明日はいよいよ下山して海にタッチしてしーツゥサミットのミッション完了だ。
このジンジンしてる足は明日も動いてくれるのか?
 小屋で濡れた靴やレインウエアや服を少しでも乾かす為に木々の枝に引っ掛けて飲水の確保で水場を訪れたら…

ただの小川やん!マジでか?流石の私でもビックリしたよ。とりあえず飲水だけは浄水器を通して、

後はトイレの確認に向かう扉を開けたら、でっかい蝿がわんさかと飛び出してきた!

 黒味岳からの景色(永田岳、宮之浦岳、栗生岳)

無理や…食べたらアカンと思ってしまった。
 意外に早く着いたのでラーメンを作り食べた。今日は特別にソーセージ2本入りの豪快なラーメンだぜ。

後は残しても仕方ないウイスキーとおつまみをテラスでチミチミとしていたら、

黒味岳の山頂であった女性とガイドさんが降りてきてテラスで休みをしていたので少し話をした。

 花之江河

ガイドさんは普通に客の女性の水を水場で汲んで渡していたので、

直接飲んでも大丈夫なんだけど思ったが胃腸の弱い私はあのトイレで下痢になるのが一番怖かった…
 そんな思いもあり夕食は食べる気にはならず抜く事にした。

 淀川小屋

そして今度こそ独りで小屋に泊まる事になった。

 

※DATA 天候:晴れ

      山と高原地図CT:10:50

      わたしのCT:8:45