KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

2016年12月3・4日 八ヶ岳

2016年12月09日 21時24分08秒 | OUTDOOR

 今シーズン初の雪山は7人グループで八ヶ岳へ。

暖冬で氷瀑が育っておらずアイスクライミング出来るか微妙だったが

向かうことにしたアイス馬鹿3人と何となく付いて行く4人。

 赤岳鉱泉の山小屋に着いて先ずは情報収集するが微妙な返事・・・

ミックスは難度が上がるので避けたいし・・・

リーダーの判断はとりあえず今日は赤岳登山となった。

 快晴の雪山登山は楽しい。

夏より空気が澄んでいるいるから遠くも良く見える。

樹林帯を抜けると最高の景色が待っている。

このみんなの顔が楽しさを物語ってる。

 雪は少ないが楽しい山登り。

赤岳は雪山初級とはいえ危険な個所が無い事も無い。

まっアイスクライミングしてると普通の雪山登山では危険を感じないが・・・

にしても天気がよくみんな薄着で・・・って女子二人がめちゃ薄着だ。

稜線に出たら風が吹くかと思ったら意外に風も弱い。

そして目の前に富士山!

遠くから見て一発で判る山は富士山と槍ヶ岳。

さすが日本一の山だ。

 富士山をバックにポーズを決めるカズちゃんだが

手袋は業務用でダサい。

 9万円ジャケットに3万5千円のザックで決める私。

赤岳はもう目の前だ。

 最後の赤岳への急登。

流石にあゆみちゃんのペースが遅くなった。

一歩一歩が重そうだ・・・

ただの疲れか?高山病か?それともあの時の後遺症か?

頑張れ!後少しで赤岳山頂だ!と心で応援し、

私はあゆみちゃんが安全に歩けるように道の安全確保で先行した。

 7人全員無事に赤岳山頂に登頂。

青色ヘルメット4人衆で記念写真をパチリ。

山頂に着いて喜びもつかの間、時間が遅いので下山を開始した。

樹林帯に入るとあゆみちゃんのペースが一段と遅くなる。

あゆみちゃんと彼氏と私はみんなに置いてきぼり・・・

行者小屋で一度合流をはたしテント泊する5人は一足先にテント場へと急いだ。

今回はテント泊するが夕食と朝食は山小屋で頂くという安くて快適な山小屋利用方法を選択。

寝る時以外は山小屋でヌクヌク!最高やね。

 翌日、朝食を食べ終えて山小屋を出ると目と鼻の先にいたのは・・・ニホンカモシカだ!!!

思わず「マジか!」の一言が出た。

戸口で歯を磨いていたお姉さんが「いますよねぇ。」と返してくれた。

私が見た時は草を食べていたのだがその後座り込んだ。

座り込んだら周りと同化するのか出てくる人でまず気が付く人は居なかった。

他のメンバーには声を掛けて教えてあげたが、他の人は黙々とニホンカモシカの前3m程を通過するだけだった。

 さて今日は昨日の情報で裏同心なら少しは凍ってるとの情報があり行けることろまで行こうとなった。

ところが裏同心の入り口を間違えてしまいタイムロス・・・

なんか変だなとは思ったがバリエーション好きのリーダーが八ヶ岳で間違えるわけないと思っていただけに言わなかった。

F1まで何分掛ったのだろう・・・

今年の初頭に遊びで来た時は30分も歩かなかったからなぁ・・・疲れた

そしてF1は登れるの?って感じで今年初頭の時とは違いやせ細っていた。

傾斜が緩いのでリーダーがフリーで登りFIXを張ってみんな登って行った。

今シーズン初のアイス・・・怖いなぁ。

次の三段40mの滝が核心部であり氷は薄いが何とか登れそうだ。

とはいえ氷の向こうには水が流れているのが見えるのであまり強くたたくと水が出てきて氷が無くなるので慎重なバイルワークを要求された。

私達のチームは本番の練習だった為わざと3ピッチ切っての練習で時間も掛ったが

リーダーのチームはさっさと2ピッチで皆を登らせていた。

  核心部を超えたら上の滝はやさしいとのことでここで下山路のある尾根まで苦しいトラバース。

しっかりした足跡がでるまで辛かった。

そして山小屋まで降りてテントを片付けて帰阪。

今回はだれも怪我無く下山するなと想っていたのに・・・

凍結した橋でスリップして危うく橋から落ちそうになった子がいる・・・

最後まで気を抜けないのが雪山だなと改めて思った。