KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

バリゴヤの頭 再び・・・

2011年12月25日 08時34分05秒 | OUTDOOR

 二週間前に無念の撤退をしたバリゴヤの頭へもう一度挑戦した。

以前の反省をし荷物を減らし大阪を出る時間も30分早めたので2時半に起床となった。

二週間前の寒波も凄かったが今日も夕方から強烈な寒波が来るらしく山情報の山上さんの気温は昼で-10℃・・・ありえん。

 大川口には5時半頃に到着した。
他に車が一台停まっていたが前日から歩いているかもうスタートしていると思い少し離れた場所で用をたしていた、
すると突然「ウワッ、ウワッ」とこっしーの動揺している声が聞こえてきた。
何だろう?と思い振り向くともう一台の車内灯が点いているのにきがついた。なんや居たんや!
こっしーは私が離れているのに突然「こんばんは」と近くで聞こえてきたので、ついに出たぁ!と思って動揺したらしい。
その人は弥山に登って狼平で一泊すると言っていたが夕方から寒波がくるのに大丈夫なんかな?
 準備も整い610にスタートした。

明るくなるまではヘッドライトと前回の下山時のイメージを頼りに急な斜面を登って行った、

雪は数センチ程と予想外で行きの車内で道も雪が積もり最悪は大川口まで行けないかもと言っていたので嬉しい誤算だ。

 明るくなると積雪も増え、アイゼンを装着する事になった。
練習以外では初めて履いたアイゼンは中々バランスを取り難くて登るのも苦労した、

でも履いてなかったらもっと苦労するだろう。ついでにピッケルも今日が初めてだ。

 一度登っているのでサクサク登れたと思うし実際に快調な登山だった。
ザイル無しで登れる箇所は極力登って時間を節約して登っていたのだが・・・

高所恐怖症の私は滑落したら死ぬか重症かなと思えるようなトレイルでは脚がすくみ、こっしーと差が開く一方になる。

難しい危険な登りでもそうだ。慎重な歩行と言えば聞こえは良いが裏を返せば時間の無駄使いだと思う。

こっしーはもっと難しい箇所でも危険が無ければ難無くクリアするので「下を見ないようにして」と言うがこれがねぇ・・・

  前回は左に巻いて150M程進んで撤退した箇所では巻かずに岩場を登った、ここからは未知の世界だった、

でも地図を見ると歩き易そうにみえていたが、

しかし実際には危険な岩場が多いし石南花が行く手を阻んで100M進むのに40分も費やした!
そして、とうとう11時になってしまった。今回は、との決意も虚しく撤退する羽目になってしまった。

 話し合い降り予定のモジキ谷出合いを目指すのではなく引き返す事となった。
あの苦労した登りを降るんかぁ。怖いなぁ。

この小ピークで昼飯を食べて降る準備をしているだけで外していたグローブはカチカチに凍り付いた・・・

予備のグローブを持っていて良かったなぁ。とつくづく思う。
しかし残念だ、バリゴヤの頭まで300M程でこの谷を降り目の前の尾根を乗り越えればバリゴヤの頭なのに・・・

  帰りも時間ばかり費やし陽が暮れるまでに下山出来るのか心配だったが全く進まない。
下山中は色々とあった。私は先ず高価なGPSを落とした。

無くなったら下山に若干の支障をきたすが何より高かったから谷に落ちたGPSを懸垂下降してひらいに行った。
GPSは無事に戻ったがザックカバーと懸垂下降や確保に必要なATCを無くしてしまった。

両方共いつの間にか無くなっていた、特にATCは安還に装着していたのに無くなるなんて・・・
これも予備のATCがあったので懸垂下降を続けて降る事が出来たが

無かったらカラビナでの懸垂下降になってたんやろなぁ。
こっしーの方は二週間前に落としたボトルを見つけたらしい。

ボトルの一部が雪面から顔を出していたらしく良く見つけれたなぁ。

腰に二つボトルをぶら下げて「重いわぁ。」と言っていた。

 後少しで下山というのに風が出てきて吹雪になった、

今更サングラスを出すのもと思い我慢して降ったが下から吹き付ける雪には参った。

最後はヘロヘロになりながらも二人とも無事に下山することが出来た。

しかも時間は15:20と予想より早かった。

でもバリゴヤの頭は無理やったなぁ。悔しいなぁ。

  車に戻ると愛車レガシィは雪に覆われ氷柱もあった。

そして帰りの車内でどうしたらバリゴヤの頭に立てるのか相談した。

大阪を2時半に出ても辿りつかないとは前泊して3時頃に出発するとか・・・

結局は日差しの短い冬は無理なんちゃうかとの結論となり来年の5月前後に再アタックすることとなった。

今回はリベンジだっただけに敗退は悔しかったが初のアイゼン登攀やピッケル登攀が出来て本格的な雪山デビューとなった。

 

DATA 大阪市内3:30ー大川口5:30ースタート6:10ーアイゼン装着8:15ー撤退決め11:00ー撤退開始11:20ー下山15:20ー堺駅18:20着

 


無念のバリゴヤの頭

2011年12月10日 17時14分59秒 | OUTDOOR

 早朝4時にこっしーを迎えに行き一路天川村へ車を飛ばす。

今回は大川口から山へ入りバリゴヤの頭を登頂し稲村ケ岳を経て洞川へ出るロングコースに挑戦した。

 スタート地点に着いた時は小雨だったのだが・・・

準備をしているうちに雪へと変わった。

 6:40頃にスタートした、まだ暗かったのでヘッドライトを装着しての登山となった。

緑色の梯子を昇り山へと入る。

さすがバリエーションルートである。

急登坂に慣れてきたこの頃だが最初からはきつかった・・・

 急登の為、足は滑るし掴んだ木は折れるし体力だけが奪われて行く。

腰に吊ったペツルのハンマーが木や枝に引っ掛かりながらも頑張って最初の試練を乗り越えた。

 緩斜面になっても油断は出来ない。

雪の下の木や石は滑るし踏み固められていないので崩れ易い。

 とうとう現れた岩場

ネット検索するとここの写真はよく乗っている岩場だ。

頑張れば巻けるみたいだが、ここは日頃鍛えたクライミング技術で突破。

気温は氷点下4℃で金属に触れるだけで皮膚がへばりついたよ。

 バリゴヤの頭まで直線距離で640Mの場所まで来たが時間が11:00となってしまった。

スタート時に11:00までにバリゴヤの頭に着かなければ敗退しようと決めていたのでここで引き返すことにした。

この岩場を乗り越えて少し北へ行けば登頂出来るのだが日没の早いこの時期に無理は禁物・・・この雪の中で来るのも・・・

 普通の登山なら登りが4時間なら下りは3時間を切れると思うのだがここは違った。

急な下りは懸垂下降の連続でおりたが準備や片づけに時間を費やしたし

帰り道も良くわからないのでGPSをたよりにしたいのだがGPSのケースがカチカチで

地図を確認するのにGPSをいちいち出さないといけなかったのも時間が掛った原因だろう。

しかし、確認せずに降りれないのでねぇ。

 14:40に行きとは違う箇所から山を降りた。

こっしーはここから入る予定だったみたいだったが私が知らずに緑の梯子をガンガン登るからぁ・・・

予定は狂ったので今日の宿へは車で向かうことにした。

 今日は洞川にある「ゲストハウス一休(ひとやすみ)」という素泊まり宿に予約をしていた。

部屋は二段ベットの小さい部屋でしたが二人で9000円だし寝るだけなんでこれで十分だった。

部屋で片づけをしたあとは温泉と夕食を食べに食事処「みやそい」へ向かった。

洞川バス停前にある「みやそい」は古びたお店だが味は美味しい。

山の幸、川の幸をつまみにビールを呑む最高やねぇ。

他に客もおらず店主からオカラのサービスをもらい、今日のバリゴヤの話をした。

そんな折、犬取から稲村ケ岳に登る人も居ると店主が言った。

こっしーの耳がピクッとなり知らんわ何処やろ?と店主にもう一度聞いていた。

帰ったら調べるんやろなぁ。

  「ひとやすみ」に戻り居間のこたつで寝酒と称しカップ酒をグビグビ飲むこっしー。

付合って日本酒を買ったがコップ一杯でダウンしたよ。

いやぁ、飲むねぇ。

今回は敗退という結果に終わったが新しい試みに挑戦出来たので今後の活動に生きてくるだろう。

翌朝は気持ちの良い大空に氷点下5℃・・・敗退場所より寒いぞぉ。

早く車に乗ろうとしたがドアが凍りついて開かないよ。

雪も結晶ぽいのが窓に付いていた。

今日は天気も良く弥山や山上なんか登ると霧氷なんか綺麗なんだろうなぁ。

と言っているがガタガタの身体では時間はあっても動く気にならなかったよ。

 

 

 

 


ジムクライミング

2011年12月03日 23時10分03秒 | OUTDOOR
 今日は天気が悪いので難波へジムクライミングへ行った。
好日山荘難波店に訪れた際は必ず覗いていたし、こっしーにはいずれは来ようと話していた。とはいえ高所恐怖症の私はいずれね。とはぐらかしていたのに・・・
まさか訪れるとはね。
先ずはこっしーがリードでピンクのラインを登った。最初は簡単なルートからとか言って登り始めたがピンクのテープの始点に白いテープで5.10aと書いている。これって難度なんと違うかなぁ?とビレイしていて思った。
やはり違っていたらしく。ピンクがレベル低いと思っていたのはボルダーエリアでの話しだった。
もう腕パンパンや!とこっしーが言うのを聞いて、私には無理やんと思ったよ。
でもランクが違っていたので助かった。
ランクも色々とあったが最後まで登れたのは5.9まででこっしーとの技術の差を感じた。
5.10bは全然登れないのでなんとか5.10a位はと思ったが5.9との難度の違いにア然とする結果に終わった。
少しずつでもレベルアップして高みを目指したいよ。
にしても腕パンパンになったなぁ。あの兄ちゃん何本も連続でよく登るなぁ。
腕も握力も鍛え直す必要と酒は控えて体重を落としたらと感じた。