KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

熊野古道・小辺路 十津川温泉~熊野本宮大社

2012年05月26日 21時51分36秒 | OUTDOOR

 今日は熊野古道の小辺路を完歩させるべく、早朝から熊野本宮大社に向かった。

滝尻王子付近の崩落現場を見ると去年の災害の凄まじさが実感出来る。

車で走っている最中ふと道路脇の看板に目が移った。

何々・・・「熊野本宮・・何やら祭?」とか書いていた下の方に「ようこそ熊野へ お帰りなさい」と書いていた。

熊野に行くんじゃなく帰るんか・・・なるほどね。

ちょっと共感しちゃったよ。

車を飛ばし6:50に熊野本宮前に着く・・・慌てて準備して7:14分発のバスに飛び乗り蕨尾バス停まで乗った。

学生の他は私と道の駅からハイカー1人が乗ってきた。

そして蕨尾バス停でハイカー2人が下車した。この人も小辺路を歩くんやな。

 準備体操やらGPSの準備やらでスタートに時間が掛る。

今回は更にドリンクに問題発生。

先週のまま洗わず放置してしまった・・・

ドリンクのボトルは最初に容れたドリンクとは異質な物体が浮遊している・・・

カビかぁ・・・

一本目のドリンクは全部捨て、湧水で洗った。

でも・・・ヌルヌルしている・・・

 登山口から急な登りが続いていたが果無集落内の道端に綺麗な花が咲いて迎えてくれた。

果無集落を抜けても急な登りは続く・・・

一時間程歩いて天水田という水田の跡に着いた。

 天水田は雨水だけを頼りに稲作をしていたという。

周りで降った雨水がこの水田に集まるような工夫をしていたみたいだが・・・

天水田からは果無山脈が直ぐ其処に見えるような場所まできたなぁ。

  観音堂を少し登った所に釈迦ヶ岳方面の展望が良い場所に着いた。

どれが釈迦ヶ岳かは・・・

  歩き始めて2時間で標高1100M付近にある果無峠に到着した。

しかし登りばかりだったなぁ。

いやぁ楽だった。

 下りは急な傾斜が多く下ばかり見て歩いている。

お昼は茶屋跡で食べようと思っていたらいつの間にか通過していて三十丁石手前の本宮町が望める場所に出た。

その後も急な下りが続き下ばかり見て歩いていた。

歩いていると山腹を降り始め九十九折りの道で一気に高度を下げていった。

すると下の方に集落の跡が見え始めた。

集落跡を通過し沢を渡った・・・・・

そういえば最後まで尾根を下るのではなかったか。

GPSを見るとルートからかなり離れている事がわかった。でも嬉しくない・・・ガンガン降りたからなぁ。

GPSを見るとこのまま降りて七色に出たほうが早いようだが・・・

いや、やっぱり小辺路まで戻ろう・・・登ろう・・・

間違えたところまで戻るのが一番だろう。

  きついなぁ。間違えたルートを登るには凄い気力と体力が必要なんだと判った。

間違えた分岐はここかぁ・・・

全く気が付かなかったよ。

200Mも降りてたんやなぁ。

  無事に八木尾バス停に着き国道を歩く。

途中のスーパーでアオリイカの押し寿しを購入し道の駅で食し本宮を目指した、

 三軒茶屋跡で中辺路と合流する。

さすがに中辺路と合流したら人が多くなるだろう。と思っていたのだが・・・

あれ?閑散としてるなぁ。

  中辺路と合流して歩いていると前方に集団のハイカーが休憩していた。

近づくと女性ばかり15人ほどと子供の集団だった。

結局本宮までにあったハイカーはこの集団と本宮から来た外国人1人のみだった。

前回の中辺路は曇天だったので展望台から大鳥居を拝めなかったが今日は見えたなぁ。

 なんか、意外と楽なトレッキングだったなぁ、ルートミスが無ければ13時半頃には本宮に着いていたんだろう。

本宮参拝後はノンアルコールビールを買って飲みながら大阪へと車を走らせた。

しかし、160円って発泡酒よりも高いやん・・・


金環日食

2012年05月21日 17時25分10秒 | OUTDOOR

 今日は金環日食の日だ。

どうしてもみたいので休みを取った。

当初の予定は日曜日に250TRで和佐又山キャンプ場まで行き、翌朝そこで観察するつもりだった。

しかし、こっしー夫婦が一緒に行こうと誘われたので一緒に行くことになった、しかしK代ちゃんの仕事の都合で夕方から出ることになった。

夕方、迎えに行って高速を飛ばしていたら雨が・・・

天気予報を見てもらうと近畿南部は雲に覆われていて和佐又山は雨で見れないのでは?とのことで急遽行先を変更した。

とりあえず三重県の方向目指し車を走らせその間で得た情報を元に三重県の御在所岳近辺で見る事となった。

現地には22時を過ぎた頃に着き暗闇の中キャンプ場を探し向かうが入れず・・・

最悪、道の駅でテント張ろうという事で向かったが途中にトイレ付きの公園を見つけたので、そこの駐車場にテントを張った。

久しぶりやな。駐車場にテントを張るなんて・・・

ともかく無事に野宿の準備も済み隅の方で宴会をしてから寝袋に収まった。

 

 翌朝は昨日の曇天から晴れ間になり、まだ欠けていない太陽が顔を出していた。

これは期待できるぞ

金環日食が始まるまでにテント等を片付け観察用に持って来たデジイチと双眼鏡を準備しようとした。

太陽の撮影となるため200mmの望遠レンズに交換しようとしたその時・・・

あっ!このレンズ60mmの方やんか・・・

やってもうた・・・

こっしーがいつもしそうなドジをしてしまった・・・

もうどうにもならないので60mmのレンズに換装し金環日食が始まるのを待った。

天気予報も9時過ぎから曇りになっているが今のところその気配はない、持ってくれよ。

そろそろかな?と観察グラスで見ると右上がかけ始めていた。

それからは時々見ては撮影し徐々にリング状になって行く金環日食を観察した。

もう少しでリング状になるというのに分厚い雲が張り出して太陽を隠し始めた。

雲の隙間からたまに顔を出す太陽を見逃さないように必死で観察。

もう裸眼で見ても大丈夫なほどの雲に覆われていたのでリング状になる時は裸眼で観察となった。

しかし、朝あれほど暖かかったのに急に寒くなったなぁ。これも金環日食の影響なのか?

更に分厚い雲に覆われた太陽は、時々顔を出すがリング状になった太陽を見ているだけにもはや白けムードが漂う。

欠け始めからリング状になる時は少し欠けていても喜んでいたのになぁ。

とりあえず今回は見る事が出来て良かったよ。

 

 


ドライツーリング初挑戦

2012年05月19日 15時43分36秒 | OUTDOOR
今日はクライミングのカテゴリーの一つドライツーリングに初挑戦した。
パートナーは当然こっしー。
今日は初挑戦ということもあって六甲山系のA懸垂岩で挑戦することにした。

久しぶりに会ったこっしーと語らいながらA懸垂岩まで歩き、いよいよこの日の為に購入したクオゥークとマウンテンハードウェアのザックが役に立つ時がきた。

先ずは当然こっしーが先に挑戦したがいきなり難ルートだったらしく途中で難航していた。それを見て私はもう少し右側を行こうと思った。
しかし花崗岩主体のA懸垂岩はどのルートをとってもアックスのピックが外れ易くとても不安だ。
不安の要素はアイゼンにもあってグリベルのG10では前向きの爪が短く足を安定させれなく足の置く位置に苦慮した。
やはりモノポールのアイゼンが欲しいところだ。

最後にはクライミングシューズに履き替えてドライツーリングをした、確かにサクサクと登れるがなんか達成感というか易しぎて物足りないなぁ。
総合的には実りのある練習となったがドライツーリングが出来る場所を捜さないといけない課題が残った。
まあ、こっしーがちょちょいとネットで調べて行く事になるだろう。

大峯奥駆道縦走 後半二日目 玉置山展望台から熊野本宮大社

2012年05月10日 21時34分38秒 | OUTDOOR

 今日は快晴良いんじゃない。

思えばG.W期間中で初めての朝日を拝むことになったなぁ。

朝飯を中断してまでカメラで納めたよ。

 展望台からは昨日は拝めなかった釈迦ヶ岳が見える。

展望台には他の場所では有料の望遠鏡が無料で設置されている。

望遠鏡を覗くと釈迦ヶ岳の様相が良くわかる。

6時24分、昨日出会った女性と別れ本宮目指し歩き始めた。

 大峯奥駆道の記念碑を超えると玉置山に向けて登り始める、この坂を餓坂というらしい。

 シャクナゲの群落を抜けると玉置山山頂に着く。

東側の展望が良いが日差しがきついなぁ。

今日は暑くなりそうだ。

 階段を降りると玉置神社に着く。

昨日の女性から玉置山から南は滑落する人が多い。と聞いていたので

今日の無事帰宅をお願いし歩き出す。

 玉置神社を後に20分程で本宮辻に着く。

ベンチもあって陽当りも良いのでテント張るには良い場所かもね。

大森山へ向かおうとしたら木の架け橋が落ちていた・・・

どうしようか悩んでいると林道からの足跡があるのを見つけ進むことが出来た。

しかし、次の瞬間・・・膝に激痛が走った。

登山道を守るための鉄のアングルが登山道まではみ出ていてそれに膝をぶつけてしまった。

しかも傷めている左の膝だ・・・

一瞬、十津川へ降りようかとも思ったが今、下山したらここから南側の奥駆道をもう一度と考えると・・・

道も悪いし玉置山から南側は荒廃してるんやなぁ。と思っていたら林道が合流してきた辺りから整備されていた。

地図を見ると「林道に入る」と書いている・・・なんじゃそりゃ。

 大森山への尾根に出る為に登り始める、ここさえクリアすれば徐々に高度を下げて行くはずだ。

最後の踏ん張りどころと思い頑張ったが・・・のちに最後ではない事に気づく・・・

大森山山頂手前で南面が崩落していて展望が良いところがあった。

眼下には篠尾の集落と遠くに宮井の集落が見える。

 1078Mの大森山に着く。

暑いぞ・・・靴の中が蒸れ蒸れだ。

靴は乾かなかったので保温材入りのラポステの靴を履いているからだが・・・

汗で足が動くので靴擦れの症状も出てきた。

 1044Mの大森山三角点に着く。

三角点を設置していることを思うと、こちらの方が高いと思って三角点を設置したが実はもう一つの方が高かったのだろうか?

ここからトレイルは危険な下りが多くなり尾根も痩せてきた。

ここかぁ、滑落が多いから気を付けるように言っていたのは・・・

去年の災害でトレイルが崩落しているのでは無いんや。

切畑辻に着いたとき思わず下山しようかと思ったよ。

 降りたら負けたみたいなので痩せ尾根の登り下りを繰り返し頑張って五大尊岳に到着。

この荒れたトレイルはいつまで続くんだろうと思いつつ進むと向こうから三人のハイカーと出会った。

最初の二人は登山の格好をしていたが最後の一人はトレパンにトレシャツにフラットソールの靴・・・

その人は私が登ってくるのを待っているのかと思い急いで登ったのに下っていかない。

何やら悩んでいるみたいだ。

そら、そんな靴ならこの降りは怖いわなぁ。

この後の登山道の状態を言って、そんな靴では危ないよと言ったが・・・

その人・・・戻るのも怖いって・・・

知ってる道より知らない道かぁ・・・お気をつけて。

 六道の辻までは確かに危険な登山道だったが・・・戻った方が良かったと思うよ先程の人。

大黒天神岳の山頂は三角点も無く展望も無く・・・

あー暑い・・・今回も水の量に失敗したなぁ。

残り300mlほどしかない。

後2、3時間はこれで歩かないといけない。

水が飲めないって辛いなぁ。

 吹越宿跡になんとか到着した・・・のどがカラカラだ。

水は200mlほどだったので100mlほど飲んで最後のひと踏ん張りにかける。

ここからはMTBで走った事があるので一瞬下山も考えたが・・・本宮まで30分しか変わらない・・・歩こう。

 七越峰の展望台からは熊野本宮大社が良く見える。

そして川原に駐車している愛車レガシィも見える。

あーのどがカラカラだよ。

展望台で休息している人のお茶・・・欲しいなぁ。

でもここからは下山するだけだ。

 七越峰の広場の水道に期待したが「飲み水ではありません」と書いていた・・・

くそっ仕方ない・・・我慢しよう。

どうせもう登らないんやし・・・

確かに車道は下ってる一方だったが奥駆道は違った。

降っては登り・・・下っては登り・・・もう登りはないやろと水を残らず飲んだ。

しかし、登りはまだまだあった。

熊野川が間近に迫った時には嬉しかったよ。

山を降りた場所は熊野本宮旧社地の熊野川を挟んだ向かい側に降り立つことになる。

思わず川を横断出来ないかと思ったが素直に橋を渡ろう。

 橋まで堰堤を歩き橋を越え本宮の町に入った。

先ずは自販機でポカリを2本飲んだ。

冷たい飲み物は胸がキューンと締め付けるように痛かった。

ふぅ、癒されるなぁ。

本宮大社で御朱印を戴き形としては吉野から縦走してきたみたいになったが・・・

土産屋さんで又もポカリとなっちゃんとドライゼロを買って飲む。

駐車場で飲みながら帰る準備をして大阪へ向けて車を走らせた。

 

※玉置山展望台6:24-7:15玉置山神社7:27-9:22大森山9:35-10:09切畑辻-10:44五大尊岳-

11:40六道の辻-12:12大黒天神岳-13:24吹越宿跡13:35-14:40七越峰-15:06熊野川-15:35熊野本宮大社


大峯奥駆道縦走 後半一日目 玉置山登山口から玉置山展望台

2012年05月09日 21時00分40秒 | OUTDOOR

 水浸しで弥山手前から帰宅し靴以外は乾いた。

休みは残り四日間もあり天気も回復の兆しがある。

もう一度歩きに行こうと決めた。

ルートをどうするか悩んだが核心部は夏場でも歩けると思い玉置山辺りから本宮まで歩こうと決めた。

 朝3時半に家を出たら本宮大社前7:14分のバスに間にだろう。

ところが起きたら5時半・・・寝過ごしたなぁ。

寝過ごすなんて久しぶりだなぁ。

午前中に登山口に着くのは無理になったなぁ。

作戦2に変更。

とりあえず本宮に向けて走り始める。

渋滞は無く有田I.Cで降り本宮を目指す。

本宮は距離は変わらないのに時間的距離は段々近くなる。

とうとう2時間半で本宮に着くところまで来たなぁ。

 8時半に本宮に着いてもバスは午後・・・

とりあえず本宮大社にお参りに行こう。

本宮大社前にある資料館は去年の台風の災害で被災しロープで立ち入り禁止にされていた。

お参りも済ませバスの時間まで寝ておこうと思ったが日差しが強いので9時07分発のバスで十津川温泉まで移動することにした。

 バスは十津川村の村営バスで乗客は私一人だけだった。

運転手の人と去年の災害の事や今日は何所に行くの?とかの話をしながら

約50分程で十津川バスセンターに到着した。

乗り継ぎのバスが出るのは12時47分・・・まだまだやなぁ。

運転手の人は温泉にでも入ったらと言っていたが初日やしなぁ。

バスセンターの待合室でナンプレでもして時間をつぶそう。

 やっとバスが出る時間が迫って来た・・・?

始発のはずなのにバスは?止まっているのはハイエースロングだけ・・・まさか?

バス・・・ハイエースに揺られること50分程で玉置山登山口に着く。

あ~あ、車に酔ってしまった。

凄い道やったなぁ。

国道425号線は酷道として有名なのが良くわかった。

登山口横の沢には水が流れていたが乾季にあるかどうか不安な量だ。

 奥駆道へ至る道は荒廃していて道には倒木が被さったり登山道に尾根側の土砂が流れ込み斜めになっていて歩き難い。

南奥駆道は北奥駆道と違い寂しさを感じる。トレイルも杉植林が多く歩いていてもあまり楽しくない。

 蜘蛛ノ口で奥駆道にでたが、やはり杉植林に囲まれていた。

 稚児ノ森という場所に着いた。

ここからは若干ではあるが木の植生が変わった。

今日は風が強く肌寒いし時折小雨が降ってくる。

天気予報でそんなに悪く言ってなかったのになぁ。

 風が強いのでテントを張る場所も考えないといけない。

展望台は吹きさらしになるだろうから展望台の近くで風の弱まる場所で平坦な場所を探しながら歩いた。

16時に展望台に着いた。今日はここでテントを張る予定だ。

午前のバスに乗っていれば大森山付近でテントだったのに明日は長期戦になるなぁ。

テントを張ってしばらくするとハイカーがやってきた。

なんか死にそうなほどヘロヘロになっていると遠くから解る。

近くまで来るとあれ?女性かな?頑張ってるなぁ。

挨拶をした女性は今日は展望台にテントを張ろうと思っていたらしいが強風なので止めておいた方が良いという忠告に素直に従い、では私もここでとテントを張り始めた。

ここでって・・・少しは離そうよ・・・入口も向い合せって・・・

最初は設営を見ていたが強風で設営した事がないのか?ぎこちないので設営を手伝ってついでに入口だけは反対に向けた。

彼女は和佐又山から奥駆道に入りここまで来たのだそうだ。

夕方から小雨が断続的に降ってきたし風が強いのでテントの陰で湯を沸かし晩御飯を食べそのまま就寝した。

 

※家5:40-8:20本宮10:11-10:50十津川バスセンター12:47-13:40玉置山登山口13:50-

14:20蜘蛛ノ口-15:40花折塚-16:00玉置山展望台

深夜、目が覚めテントの外に出ると薄らと星空が見える。

明日はきっと良い天気になるだろう。