今日は熊野古道の小辺路を完歩させるべく、早朝から熊野本宮大社に向かった。
滝尻王子付近の崩落現場を見ると去年の災害の凄まじさが実感出来る。
車で走っている最中ふと道路脇の看板に目が移った。
何々・・・「熊野本宮・・何やら祭?」とか書いていた下の方に「ようこそ熊野へ お帰りなさい」と書いていた。
熊野に行くんじゃなく帰るんか・・・なるほどね。
ちょっと共感しちゃったよ。
車を飛ばし6:50に熊野本宮前に着く・・・慌てて準備して7:14分発のバスに飛び乗り蕨尾バス停まで乗った。
学生の他は私と道の駅からハイカー1人が乗ってきた。
そして蕨尾バス停でハイカー2人が下車した。この人も小辺路を歩くんやな。
準備体操やらGPSの準備やらでスタートに時間が掛る。
今回は更にドリンクに問題発生。
先週のまま洗わず放置してしまった・・・
ドリンクのボトルは最初に容れたドリンクとは異質な物体が浮遊している・・・
カビかぁ・・・
一本目のドリンクは全部捨て、湧水で洗った。
でも・・・ヌルヌルしている・・・
登山口から急な登りが続いていたが果無集落内の道端に綺麗な花が咲いて迎えてくれた。
果無集落を抜けても急な登りは続く・・・
一時間程歩いて天水田という水田の跡に着いた。
天水田は雨水だけを頼りに稲作をしていたという。
周りで降った雨水がこの水田に集まるような工夫をしていたみたいだが・・・
天水田からは果無山脈が直ぐ其処に見えるような場所まできたなぁ。
観音堂を少し登った所に釈迦ヶ岳方面の展望が良い場所に着いた。
どれが釈迦ヶ岳かは・・・
歩き始めて2時間で標高1100M付近にある果無峠に到着した。
しかし登りばかりだったなぁ。
いやぁ楽だった。
下りは急な傾斜が多く下ばかり見て歩いている。
お昼は茶屋跡で食べようと思っていたらいつの間にか通過していて三十丁石手前の本宮町が望める場所に出た。
その後も急な下りが続き下ばかり見て歩いていた。
歩いていると山腹を降り始め九十九折りの道で一気に高度を下げていった。
すると下の方に集落の跡が見え始めた。
集落跡を通過し沢を渡った・・・・・
そういえば最後まで尾根を下るのではなかったか。
GPSを見るとルートからかなり離れている事がわかった。でも嬉しくない・・・ガンガン降りたからなぁ。
GPSを見るとこのまま降りて七色に出たほうが早いようだが・・・
いや、やっぱり小辺路まで戻ろう・・・登ろう・・・
間違えたところまで戻るのが一番だろう。
きついなぁ。間違えたルートを登るには凄い気力と体力が必要なんだと判った。
間違えた分岐はここかぁ・・・
全く気が付かなかったよ。
200Mも降りてたんやなぁ。
無事に八木尾バス停に着き国道を歩く。
途中のスーパーでアオリイカの押し寿しを購入し道の駅で食し本宮を目指した、
三軒茶屋跡で中辺路と合流する。
さすがに中辺路と合流したら人が多くなるだろう。と思っていたのだが・・・
あれ?閑散としてるなぁ。
中辺路と合流して歩いていると前方に集団のハイカーが休憩していた。
近づくと女性ばかり15人ほどと子供の集団だった。
結局本宮までにあったハイカーはこの集団と本宮から来た外国人1人のみだった。
前回の中辺路は曇天だったので展望台から大鳥居を拝めなかったが今日は見えたなぁ。
なんか、意外と楽なトレッキングだったなぁ、ルートミスが無ければ13時半頃には本宮に着いていたんだろう。
本宮参拝後はノンアルコールビールを買って飲みながら大阪へと車を走らせた。
しかし、160円って発泡酒よりも高いやん・・・