KAMATA CYCLE

子供の時から自転車に乗り続けて現在でもMTBを中心に活動しています。

屋久島縦走 11月19日 白谷山荘~新高塚小屋

2018年11月30日 19時04分07秒 | OUTDOOR

 深夜、寒くて寒くて、震えたから、モンベル5番では無理やったか?と思ったら、ジャケットの上の方が開放されているし・・・

寝袋も腰の辺りまでだったので寒かったらしい。キチンと締めたら快眠出来たよ。

 三代杉
 しかし6時過ぎにハイカーに起こされる。
起きると天気予報通り外は雨のようだ。
昼過ぎから晴れるらしいので新高塚小屋は諦めようかと思いもう一度寝袋に入った。

 苔の森
小一時間で目が覚めてしまったので朝食と出発の準備をしているともう一人の方が起きてきた。

話しをしていると何となく準備が整ったら出ていくみたいになり不本意ながら雨の中を歩き始めた。

 苔の歩道

 太鼓岩は、天気が良くないので諦めたが、思えば昨日白谷小屋から空荷で来たら良かったかなぁとふと思うが後の祭りである。
楠川分れまではここから降りに降る。せっかく登ったのに残念だなぁ。
楠川分れから、大株歩道入口まではトロッコ軌道跡の木道を歩く、

縄文杉日帰りのハイカーと良くすれ違うようになった、流石荒川登山口と縄文杉を結ぶメインルートなだけあるわ、

平日でも雨でも登山者が居るよね。トロッコ道は自然と歩幅が広くなり左膝に違和感を感じるようになった。
歩くスピードを遅くして歩幅も小さくを心掛けたので痛みも収まり大事には至らなかった。

 ウィルソン株
 大株歩道は完全な登山道で中々な傾斜やけどなぁ。
ウィルソン株や縄文杉を見たいが為に普段山登りをしていない人でも来るにしては距離も長いしハードなコースだなぁ。

 ウィルソン株の切り株の中

 ウィルソン株では定番のハートに見える場所をガイドさんに教えてもらいパチリ。
ここまではまだ道もまだハードでは無いが縄文杉までは凹むほど辛かった。
縄文杉では日帰り客は既に居ないので独り占め出来るが恥ずかしがり屋さんみたいでハッキリと拝ませてもらえなかった。
少し歩くと高塚小屋に着いた。開けて中を覗くと中々綺麗な感じで泊まりたい欲求に駆られた。

 仁王杉
雨も昼から止むことなく降り続いていたので新高塚小屋を目指すには後ろ髪を引かれまくった。
 新高塚小屋に着いてドキドキしながら開けると避難小屋らしくカビ臭い独特の臭いがしてきた…

あー高塚小屋にしといたら良かったかなぁ。

 縄文杉

新高塚小屋まで来ないと永田岳には向かえないので新高塚小屋まで来たが明日…永田岳はパスしそうな気がする。

 新高塚小屋

 小屋に着いたら私独りだったが直にオーストラリア人のカップルが来て一安心。
日が暮れてからもソロの人と大阪の2人が小屋の住民になった。
 大阪の2人は前日、モッチョム岳をマルチピッチで登ったというので少し話を聞いた。

12ピッチで1ピッチ40m程あるみたいで山頂に着いて下山したら22時だったらしい。恐ろしや〜。

 

※DATA 雨のち夕刻から晴れ

      白谷山荘8:17-9:39楠川分れ-11:05大株歩道入口-14:14新高塚小屋

     山と高原地図のCT:6:10

     私のCT:5:57


屋久島縦走 11月18日 楠川歩道入口~白谷山荘

2018年11月28日 19時55分42秒 | OUTDOOR

楠川バス停を降りて楠川神社に参拝し登山の安全を祈願してから海岸に出て海にタッチをしてバス停に戻り歩く準備をした。

 8:21楠川の海岸にタッチ

 8:40いよいよ歩き始める。先ずは舗装路が続き次に林道になる。

 楠川歩道入口の看板

林道終了点から楠川歩道に入るのだが…道が無い?
何故無い?余り人が歩かないからかな?にしても無い…

林道終了点からあきらかに違う方向に林道が走っているが違うと思い木々の中に突っ込むが余りにも歩けないのでその林道を歩く事にした。

林道を歩くとすぐに切り返したので「おっ!合ってるのかな?」と思ったのも束の間だった。無情にも林道が終わった。紛れも無く糞づまり…

 屋久島の歩道入り口が最近出来た林道っぽい場所にあるわけないよな?

と途方にくれるも屋久島の登山道はピンクのテープを頼りに歩くと良いとネットで調べていたので辺りを見回すと遠くにピンクテープを発見!

やったと思い向かうもやはり道じゃ無いような感じ…でも次のテープもある?
余り歩かないとここまで自然に戻るのかな?と思い次のテープまで歩くが益々不信感?

山と高原の地図では、ロストしてるのか判らなかったので国土地理院の地図をダウンロードして確認すると

やはりロストしているようだった。谷の方面を凝視すると、

ピンクのテープが…あれかな?いや位置的にあれだな!戻るのもなんなんで直降りして歩道に出た。


 余り歩かれていない感じがするがやはり歩道だなちゃんと踏み跡があるや。

とはいえピンクテープ無かったら迷いやすいだろうなぁ。そんな事もあり白谷雲水峡には予定より20分遅れの11:17に着いた。

 ここで昼食と休憩をとってるとヤクザルの群れが現れた、子猿を背負った親子は可愛いよなぁ。向こうも余り警戒していないみたいだ。
 白谷雲水峡の入口で環境保護の協力金500円を払おうとしたら宿泊の方は2000円なんだってさ。1泊でも3泊でも2000円。 白谷小屋までは一時間程で着く、のんびり歩きでも大丈夫だな。でも弥生杉の方や原生林コースを歩く気にはならなかった。
この辺は日帰り装備の時に来よう。


 小屋手前のくぐり杉をくぐろうとするもザックが邪魔で潜れない。
 白谷小屋前のベンチは大勢の登山客で賑わっていたが中にはトイレ以外に誰も中に居ない。中を見ると暗いイメージが…カビ臭は思ったよりしなかったのは窓が開いているからかもしれないが助かった。
トイレは意外に綺麗で良かったよ。


 小屋前のベンチでココア、ウイスキー、味噌汁と明日の為に栄誉を取り入れている間にも登山客は入れ代わり立ち代わりしてくが小屋泊の人が居ない…独りは寂しいというより怖いわぁ。誰が来てくれと思っていたが15時過ぎても誰も泊まろうとはしない。
16時になり登山客が少なくなったので、空荷で近くのくぐり杉と二代くぐり杉へと千鳥脚で向かい帰ってくると、なんとなんと小屋泊の人が…居なかった。
16時を過ぎても登山客がチラホラ現れるので期待していたがどうやら今夜は独りのようだ。
16時半頃から晩飯を食べ17時半頃には辺りが薄暗くなってきても小屋に入れない…


18時になり闇に覆われて今まで人間のテリトリーだった白谷雲水峡が野生動物の世界へと変わろうとしていた。
闇の向こうから動物の声が聞こえて来るようになりようやく小屋に入る決心がついた。
 ラジオを聞きながら眠くなるのを待っていたが19時過ぎになんと登山者がやってきた!この闇夜の中を歩いて来たんや。
軽く挨拶を交わすと彼は反対の蚕部屋に向かった。

 

※DATA 天気:快晴後に曇り

 

      海岸8:21-8:27楠川歩道入口8:40-11:17白谷雲水峡(昼食)11:36-12:44白谷山荘

 

      CT:4:10

 

      私のタイム:4:04