万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

代永正樹さんによる内部映像

2006-11-10 23:41:29 | 万華鏡ブログ
先日ご紹介した辻輝子さんは陶芸作家ですが、万華鏡への思いが深く、大変多くの万華鏡の筒を創られたそうです。その陶器の筒に万華鏡の命を与えた作家の方たちは、一つ一つ異なる大きさや形に合わせ、外観への影響を考えながら、ミラーを組み、オブジェクトケースを作り、陶器に描かれた図案のイメージに合わせて、内部の映像を生み出します。万華鏡製作にはいくつかの異なった要素をこなすことが必要であり、それゆえに気心の知れた夫婦で製作過程を分担することも多いのですが、別の分野のアーティスト同士のふたつの個性がぶつかり合って製作をするコラボレーションには、難しい面もたくさんあると思います。ですが、辻さんの作品で素晴らしいと思われるものは、やはり内部映像を見ると万華鏡作家の方が、辻さんの表現に寄り添うことに努力なさっているのを感じます。その一方、内部は万華鏡作家の世界という主張も感じます。そのバランスが取れている作品には、人を感動させるプラスアルファーがあるのです。 相乗効果なのですね。コラボレーションというひとつの万華鏡製作の形にも注目していきたいと思います。
先日ご紹介した葡萄の万華鏡の内部映像のほんの一瞬を切取ったものですが、ステンドガラス作家であり、万華鏡作家である代永正樹さんの世界です。
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