こんにちは  お元気ですか(上郡町 そとかわピアノ教室)

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教えることとは・・・・

2011年12月02日 | 教育のこと
昨日の西播磨地域ふれあい交流会での記事を、もう一つ。

午前中の研修会で、近畿医療福祉大学教授の岩井忠彦先生の講話がありました。題目は、

「西播磨の中世~その文化を支えた人々~」

見ただけで、眠くなりそうなテーマ。どうやってそれと悟られずに寝ようかな、と思っていたのですが。

岩井先生は、冒頭、
「私は高校で長年歴史の教科を教えてきましたが、学校教育ではなぜか、古代から必ず教えることになっている。歴史の勉強の、本当の面白さを伝えられずに定年退職してしまった。歴史屋としての責任を果たすためにあちこちで話をさしてもらっています」
と、あいさつされました。

へえ、と思ったのでした。

もちろん、連日の寝不足でまぶたは重くなるのですが、何かの拍子にハッとさせられるような話題、緩急つけたユーモアを取り混ぜての話は、面白く、ああ、こんな歴史の先生だったら私ももっと学生時代に歴史を勉強していたかも、と思えるような方でした。

歴史を動かしてきた大きな流れの中にいる人たちのことも大事だけれど、自分の住んでいる土地で、その流れの中でどのような生活や文化を営んでいた人たちがいたのか、そのことを教えてもらった、興味深いひとときでした。

話を聞いていて、この方は本当に歴史が好きなんだなあと聞くとともに、その面白さを何とかして伝えたい、という静かな情熱を感じるのでした。きっとそれが伝わるから、面白いと感じるのだろうな、とも。

私はピアノを教えていますが、私自身がこの先生と同じようにピアノのこと、どこまで好きなんだろうかな、と思います。「好き」がいっぱい詰まっているから、教えることも楽しくなるんだろうな。


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