SaltyDog

               by kaji

盛岡・八戸攻め(6:完)

2010-09-23 | 城めぐりの旅
「わが家」では、お店の常連客とも仲良くなり、いろんな話を
伺うことができた。「せんべい汁なんて、子供の頃から普通に
食べていたので、B級グルメに出すことが決まったとき、
みんな反対したんだ」とか。

さて、無情にも時は流れ、まだこの先、イカ刺しを食べようと
思っていたのに、締めの「八戸せんべい汁」を食す時がついに
訪れた。 目の前に出されて ゲゲッ! ネギたっぷり。
(ちなみに私は、ネギ嫌いであるが、ただいま練習中)



しかしここは武士の意地、ポーカーフェイスで対峙し、まずは
スープから。 ネギも全て完食。 こんなに大量のネギを食した
のは、4月の京都以来である。 せんべいがふにゃふにゃになる
のかと思えば、わりとしっかりとした歯ごたえのまま食べるもの
なのだと知る。 スープは鶏出しだと思う。 野菜をかえて
自宅でも作ってみようと、汁用せんべいのみお土産に購入。

かくして後ろ髪を引かれる思いで店を後にし、本八戸から八戸
へと列車で移動。 21時30分、バスに乗り込み帰路となる。


<今回乗車のバス>

(完)

盛岡・八戸攻め(5)

2010-09-23 | 城めぐりの旅
城跡を見てまわった後は、隣接する資料館に。 資料館の中に
休憩所が完備されており、歩き疲れた足をしばし休める。

資料館を出る頃には雨も上がっており、当初の予定通り「本八戸」
の方面へ徒歩で向かう。 帰りのバスは八戸からなのだが、バスの
時間まで3時間以上あったため、一杯飲もうじゃないかとの計画だ。
ところが、八戸駅周辺には、たいした店がなく、繁華街はどうやら
本八戸駅の方であることが判明。事前に調べていた「みろく横町」
へ訪れてみることに。



この横町には、小さな店が軒を連ね、上野にみられるような屋台風
の店である。 店も概ね決めていたので、さほど悩むことなく入店。
「わが家」という店。 どうしてこの店にしようと思ったかと言うと、
メニューに「せんべい汁」と書かれていた。 時を同じくして、
神奈川県厚木では、B級グルメグランプリを決める決戦が繰り広げ
られている最中。「八戸せんべい汁」もエントリーされていた。
なんと3年連続シルバー(2位)。 これを食べて帰らなくては。

ビール、塩辛、ホヤ刺し などをとりあえず注文。


<ほや刺>

お店の人が、こんなのもオススメですよ。とメニューをみせて
くれた。 勧められるままに「鯖の冷薫」と「としろ(あわびの
キモ)」を注文。 こうなるとやはり日本酒である。 変わって
いるのは、皿の上にせんべいを乗せ、その上にコップが置かれて
いる。 コップからあふれた日本酒が、せんべいにしみこみ、
このせんべいがまたなかなか旨い。



つづく

根城

2010-09-22 | 日本の名城
好き度:★★★
城攻め:2010/09/18

鎌倉時代の城跡。写真の建物は復元された本丸である。
芝がきれいに刈り込まれ、雨の中でも手入れをされている
人が。 徒歩で行くには駅から若干遠いが、八戸を再び
訪れることがあれば、また来てみたいと思う。今度は
晴れた日に。

盛岡・八戸攻め(4)

2010-09-22 | 城めぐりの旅
盛岡から八戸までは列車で約1時間40分。途中30分ほど寝たようだ。
三戸(さんのへ)を過ぎたあたりで、豪雨にみまわれたが、八戸に着く
頃までには止んでいるだろうと、天気予報を信じた。 だが、だいぶ
小降りにはなっていたものの、傘が必要なほどには降っていた。

折りたたみ傘を取り出し、iPhoneの地図ソフトで、あらかじめ登録
してあった目的地を表示。 徒歩でのルート検索。 おおっ完璧だ。

早速示された通りに歩き始める。 やや進んだあたりで、道が・・・。
も、もしかして、この田んぼのあぜ道を進めってか?



こんなところ歩いてもいいのかなぁ~と思いながら、iPhoneの指示
に従う。 延々と続くあぜ道。右手の田んぼには、米をたわわに
実らせた稲穂。



とにかくまっすぐ進んで、ようやく車の通る道に。 あぜ道を
通ったおかげで、おそらく歩いた距離は短く済んだのだろうが、
靴は泥だらけ。 目的地まで徒歩45分。



まだ雨が降り止まず。 綺麗に整備された城跡は、とても気持ち
いい。 天気であればと、やや悔やまれる。

つづく

黒焼きそば

2010-09-21 | お酒&肴&料理&レシピ
ある目的で吉祥寺に。 ついでだから久しぶりに吉祥寺の街を散策。
「そういえば、このあたりに、ソースを売っているお店があるって
聞いたなぁ~」と思い出していると、「あ、ここだぁ」。 早速入店。

「黒焼きそばソース」と書かれた焼きそばソースを購入。
イカスミが使われているとのこと。



ソースを手に入れたからには、麺も買わなくてはと、竹田製麺所へ。

晩飯は「エビチリ」を作るつもりでいたのに、急遽「黒焼きそば」に。
(結局エビチリも作って食べたが)

うん、これ、旨いんじゃないかなぁ。 他の料理にも使えそうな
感じ。 (1本 525円也:ちょっと高い感じも有り)

盛岡・八戸攻め(3)

2010-09-21 | 城めぐりの旅
11時。岩手出身の方から、盛岡に行ったら是非この店にと勧められた
「直利庵」というお店に。どんなお店なのかよく理解していなかったが、
蕎麦屋であった。ビールと天もり蕎麦大盛りを注文。 天ぷらのエビの
大きいことにはおどろいたが、蕎麦の方は、普通。まあまあかなって感じ。



諸々の予定が、若干早めに片づいたので、今からなら当初の予定より
1本早く、12時10分発の八戸行きに乗れるかもと駅への道を急ぐ。
3分前に駅に到着。あとで精算すればいいやと、適当にきっぷを買って
改札を通過。 ところが何番線ホームなのかわからず、駅の方に聞くと、
それはJRではなく、「いわて銀河鉄道」だと言う。絶望の淵に
たたされた私の様子を見て、「きっぷ代は返金しますので」と。
結局12時10分に乗り遅れてしまった私は、1時間待つことになる。

駅のおみやげ売場あたりをうろついていると、南部煎餅を店頭で焼き
ながら売っているお姉さんに声をかけられ、焼きたての煎餅をつまみ食い。
すると別のお姉さんがやってきて、お茶をどうぞと。ここまでおもてなし
されて煎餅を買わずに帰っては武士の恥。いろんな種類の詰め合わせを
1袋購入。まさに相手の思うつぼである。


<南部せんべい>

13時10分。八戸行きの2両編成列車に乗り、盛岡を後にする。

つづく

盛岡城

2010-09-21 | 日本の名城
好き度:★★★
城攻め:2010/09/18

現存する建物は、江戸時代後期に建てられた「彦御蔵」のみで、
その他の建物は残っていない。 石垣は、当時の近江職人が
ここに来て、積んだものであると、城を管理されている方から
お話しをいただいた。

このあたりは、盛岡と名付けられる前は、不来方(こずかた)
と呼ばれ、そのあたりのいきさつなど、なかなか面白い。
(詳細は「盛岡・八戸攻め(2)」にて。

盛岡・八戸攻め(2)

2010-09-20 | 城めぐりの旅
城郭内を散策した後は、盛岡地方裁判所へ。特に裁判所に用事が
あったわけではなく、ここに天然記念物の石割桜がある。



写真で見るよりもずっと迫力があった。 石を割って咲く桜。
すごい根性ではないか。

続いて盛岡八幡宮を参拝。



さほどの感動もなく、城跡の近くまで戻る。この時点で8時20分。
13時頃まで盛岡に居る予定だから、さて、この後どうするか。
とりあえずドトールコーヒーでモーニングセットなどを食す。

9時になったのでふたたび行動開始。観光文化情報プラザおでって
にて100名城スタンプをGetし、「新渡戸稲造生誕の地」や、「賢治
の井戸」などを見て回り再度お城へ。


<新渡戸稲造生誕の地>


<賢治の井戸>

お城の案内板を見ていると、お城の管理をされている方が近寄ってきて、
声をかけていただいた。南部藩が津軽と分かれたころのいきさつや、
城の石垣の話、など興味深いお話をたくさんしてくださった。
私も時間を持て余していたので、じっくりと伺うことができた。
そして丁寧にご挨拶をして別れかけたところで、再び「あ、そういえば、
鬼の手形はご覧になりましたか?」と。歩いて15分くらいのところに
それがあるらしい。聴くと岩手という県名の起源になったという
伝説の岩があるそうな。 さっそくそこへ行ってみた。



ここにもまた巨大岩が。


<鬼の手形>


<県名の由来>



つづく

盛岡・八戸攻め(1)

2010-09-19 | 城めぐりの旅
9月の東北、暑いのか涼しいのか寒いのか、それによってどんな服を着て
いくか若干悩むところであったが、一応Tシャツの上に長袖のシャツを
着ていくことにした。腕まくりをし、それでも暑ければ脱げばいい。

バスは新宿を定刻より15分遅れて出発。座席は通路側。夜行バスは特に
窓の外の景色を楽しめるわけでもないので、通路側の方が足も伸ばせるし、
好都合である。

お約束通りちくわを肴に缶ビールなどいただく。

ほどなく最初の休憩場所 羽生サービスエリアに。 その後2~3回
休憩をとりながら、朝6時、予定よりも30分早く盛岡駅に到着。
立ち食いそばでも食べようかと思ったが、店はまだあいていなかった。


<盛岡城>

早速盛岡城を目指すことに。城までの道はわかりやすく、Iphoneに
さほど頼ることもなく進むと、やがて石垣が見えてきた。坂を上ると
いきなり本丸跡。あっけなく落城である。



城郭に隣接するかたちで神社が。ここに烏帽子岩(えぼしいわ)が
あって、そのデカさに驚く。

つづく