SaltyDog

               by kaji

大切なもの

2014-10-30 | 浪漫持人
失いたくないという気持ち
その対象が 大切なものなの?

でも そのことばかりに 気を取られていると
自分を見失うことだってあるんだ

失ってしまったものの多くは
とりもどすことができるけど
失った時間は 永遠に失ったままだということ

もういちど 考えてみて
大切なものは なんなの?

ほら もう答えが出たでしょ

恋の街札幌

2014-10-07 | 旅と観光
我が国の主要都市の中で、まだ訪れたことがないのが「札幌」だけ
だった。 もっとも、北海道は5度目になるが、新千歳空港を利用
するのも始めて。

札幌行きを計画したとき、札幌の見所って 意外と少ないことに気づく。
テーマの無い旅も良いが、初めての場所なので、なにか目的がほしい。
そこで思いついたのが、「ラーメンを食べに札幌へ行こう」

札幌でラーメンと言えば、やはり「味噌」でしょ。
味噌ラーメンって、タマネギが入っていることが多く、普段はあまり
食さないのだが、イメージは味噌で固まっていた。

札幌二日目の朝、実家の親父に電話する。 50年前、札幌で暮らして
いた親父は、その詳細な情報を持っていた。 店の名前も、おおよその
場所も聞き出し、「味の三平」へ。

ところが、なかなか場所がわからない。 調べた住所を便りに、
グーグルマップを見ながらウロウロ。 ただ、そのあたりはラーメン店
がある雰囲気ではなく、ブックマークを付けた場所には文房具店が
建っていた。 わからないからあきらめようとしたその時、ビルの案内
表示の中に「味の三平」の文字。 えっ? 4F? まさかぁ~。
でも何か手がかりがあるかもしれないと、文房具店の4Fへ。

その4Fは 確か画材売り場だったかと。 フロアーのどこかに、
飲食店コーナーへ続く連絡通路かなにかあるのだろうと探すと、
目を疑うような光景が。 あった。 画材売り場の一角に、ら、ラーメン店。



勝手な想像だが、おそらく50年前は、平地に文房具店の敷地に
文房具店とラーメン店があって、文房具店がビル化する際、ラーメン店は
その4Fへ収容されたのではないか。

普段は並ぶ店のようだが、時間がまだ早かったためか、さほど待たずに
食すことができた。 長ネギは抜いてもらったが、タマネギはたっぷりと
入っていた。


床屋

2014-10-01 | 普通の話題
高円寺の中通り(俗に言うピンサロ通り)に「キング」という床屋があった。
今の中華料理屋とか、沖縄料理屋のあたりだったと思う。 もう30年も昔の
ことだ。

頭を丸めて以来、床屋を利用することはなくなったが、たまにはあのシート
に横たわり、髭でもあたってもらいたい気もする。

あれは、田無に住んでいた頃、通い慣れた床屋のシャンプーの香りが
未だに忘れられない。 ずいぶんとあれこれ探したが、あの記憶の香りに
出会えていない。 言葉で表現できるほどの表現力もないが、イメージと
しては「緑」だろうか。 色ではなく、香りのイメージ。

さて、その「キング」である。
わりと大きな床屋であった。 椅子がズラッと10台ほども並び、理髪師も
5~6人は居た。 なぜかかっぽう着姿のおばちゃんも2~3人居たかと。
おしぼりを温めるスチームボックスの中に、アルミホイルにくるんだ
サツマイモを入れて、食べていたことが、強く記憶に残っている。

昭和の末期、古き良き時代。