SaltyDog

               by kaji

チャランゴ製作(3)

2007-04-03 | フォルクローレ
3月は、風邪をひいていたことと、休みと天気のタイミングが悪かったこと、さらに飲み会なども重なって、思うように製作が進まなかった。4月1日の日曜日、桜の写真を撮りに行く他、さしたる予定もなく、久々にチャランゴ製作に取り組んだ。

削りに削って、身体中を削りカスだらけにしながらも、だいぶ形になってきた。いいペースではないだろうか。 内側はノミで彫り込む。外側はノコヤスリで削り出す。 が、しかし、「アナログマインド&デジタルテクノロジー」をモットーとする私は、チマチマとノミで彫ったりヤスリで削ったりなどというカッタルイ作業が嫌いだ。 何事も、いかに合理的に処理をするかを常に頭に置いて取り組んでいる。 ノミで彫り込む前にドリルでブスブスと広範囲に、蜂の巣状に穴を開け、その後ノミに持ち替えた。作業効率は格段に良くなった。本当は電動ノミを使いたかったが、「えっ?こんなに高いの?」と思うほど高価で手が出なかった。 外側の削り、お師匠さんにバレると叱られるなぁ~と思いながらも、「ベルトサンダー」を購入した。 こいつを削るためだけに、これだけの設備導入はいかがなものかとの思いもあったが、ノコヤスリで削り倒すという、気の遠くなるような作業を思えば、購入の決断は意外とアッサリとしたものだった。価格もこれだけの設備の割には安価に感じた。(1万6千円程度)

 ベルトサンダーは、革命的である。 と同時に、単純に「おもしろい」。
かなりの時間を短縮できたことは言うまでもなく、その機械を使って削っている姿を客観的にイメージすると「俺って職人か?」と思わせるほどだ。
 作業を初めるにあたり、マスクはした。防塵メガネもかけるべきだった。 作業後、鏡を見てびっくり。丸刈りの頭に、削りカスがびっしり。一瞬にして金髪となった頭を眺めつつ、不良中年化した我が身をただただ笑う。

 この機械、問題は、普段の置き場所と、稼働時の騒音。 置き場所に関してはなんとか確保した。 作業する際は団地の廊下に運び出してということになるが、音の問題は永遠のテーマ。田舎に引っ越すしか解決の方法は無いかも。 それともう一つ、後かたづけ。 かなりの削りカスを箒とチリトリで集めるのは一苦労。 掃除機を用いたいところだが、部屋の中を掃除する掃除機を屋外で使用するのには躊躇する。かといってこのためだけに掃除機を購入するのも・・・。

 このベルトサンダー、チャランゴ製作以外の使い道が思いつかない。もっともっと削りたい衝動にかられる。 何でもいいから削らせろーーっ。

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