勝常寺を後にしたその直後、急に雨脚が強まった。どうしたものか
迷ったが、とりあえず、すぐ側にあった小学校の体育館かなにかの
軒下で雨宿り。 急に降り出すなんて、500円をケチった罰か?
ま、歩き疲れていたし、ちょうどいいと思った。
すぐに小降りになるだろうという思いを裏切るかのように、雨脚は
強まることあれ、やむ気配はない。 塩川よりも笈川駅の方が若干
近いこともあり、電車を待つことを承知で、笈川駅へ向けて歩き出す
ことにした。
予想はしていたが、強い風と雨で膝から下はずぶ濡れ。靴の中も
グチョグチョ。 50分ほどかけて笈川駅に到着。 っていうか、
予想を遙かに超えるほどの小さな駅。 いや、地方に行くとこんな駅
はざらにあるし、駅舎のない所だってたくさん見てきた。ただこの時は
寒かったし、駅に着いたら暖かい缶コーヒーかなにか買って・・・
などと考えていた。 駅がダメでもコンビニの1軒くらいあるだろう
などと。 それが全く裏切られた格好で、雨風をしのぐことができる
小屋があるだけでもありがたいと思えと言わんばかり。
念のために持っていた長袖のシャツを着て、なんとか寒さをこらえる。
ただ、列車が到着するまでにまだ1時間30分もある。 何してろって
言うのだ。

<笈川駅 時刻表>
iPadを取り出し、あれこれ検索しているうちに、1時間ほど寝ていた
ようだ。 あと少し。 踏切の音が聞こえた。 でもそれは喜多方
方面へ向かう別の列車で、笈川の駅は通過していった。 さらに
今度はSLが通過していった。 あと5分。 すると誰も居ない駅の
どこからかアナウンスが。「列車遅延のお知らせ」だと?! ただ、
5分遅れというから許してやろう。
つづく
迷ったが、とりあえず、すぐ側にあった小学校の体育館かなにかの
軒下で雨宿り。 急に降り出すなんて、500円をケチった罰か?
ま、歩き疲れていたし、ちょうどいいと思った。
すぐに小降りになるだろうという思いを裏切るかのように、雨脚は
強まることあれ、やむ気配はない。 塩川よりも笈川駅の方が若干
近いこともあり、電車を待つことを承知で、笈川駅へ向けて歩き出す
ことにした。
予想はしていたが、強い風と雨で膝から下はずぶ濡れ。靴の中も
グチョグチョ。 50分ほどかけて笈川駅に到着。 っていうか、
予想を遙かに超えるほどの小さな駅。 いや、地方に行くとこんな駅
はざらにあるし、駅舎のない所だってたくさん見てきた。ただこの時は
寒かったし、駅に着いたら暖かい缶コーヒーかなにか買って・・・
などと考えていた。 駅がダメでもコンビニの1軒くらいあるだろう
などと。 それが全く裏切られた格好で、雨風をしのぐことができる
小屋があるだけでもありがたいと思えと言わんばかり。
念のために持っていた長袖のシャツを着て、なんとか寒さをこらえる。
ただ、列車が到着するまでにまだ1時間30分もある。 何してろって
言うのだ。

<笈川駅 時刻表>
iPadを取り出し、あれこれ検索しているうちに、1時間ほど寝ていた
ようだ。 あと少し。 踏切の音が聞こえた。 でもそれは喜多方
方面へ向かう別の列車で、笈川の駅は通過していった。 さらに
今度はSLが通過していった。 あと5分。 すると誰も居ない駅の
どこからかアナウンスが。「列車遅延のお知らせ」だと?! ただ、
5分遅れというから許してやろう。
つづく