先日、渋谷から新宿に向けた電車に乗っていたときのこと、原宿駅を
いままさに出ようとしていた矢先、車両の窓越しにとんでもない女の
姿が目に飛び込んできた。
全体をよく観察する間もなく、ほんの一瞬の出来事ではあったが、鮮明
にして完全に私の記憶領域に保存されてしまった。写真を撮る間も
なかったことが悔やまれる。
その全ての象徴的なポイントは頭髪である。 色とりどりの花が鉢植え
にされた植木鉢を想像してもらいたい。しかもかなり大きな鉢である。
その植木鉢を頭の上に載せたような状態。 これはフィクションでは
ない。もちろんファッションたり得ない。気が触れたとしか言いようがない。
いったいなんだったのか。
頭髪で思い出した。
あれは私がまだ小学生の頃、長い髪の毛をソフトクリームのように
頭の上に高く巻いて歩いているおばあさんがいた。 いつも怒りながら
歩いているので、私たちはそのおばあさんを「ツンツンババア」と
呼んでいた。
さしづめ、先日見た女性は「鉢植え女」だろう。
いままさに出ようとしていた矢先、車両の窓越しにとんでもない女の
姿が目に飛び込んできた。
全体をよく観察する間もなく、ほんの一瞬の出来事ではあったが、鮮明
にして完全に私の記憶領域に保存されてしまった。写真を撮る間も
なかったことが悔やまれる。
その全ての象徴的なポイントは頭髪である。 色とりどりの花が鉢植え
にされた植木鉢を想像してもらいたい。しかもかなり大きな鉢である。
その植木鉢を頭の上に載せたような状態。 これはフィクションでは
ない。もちろんファッションたり得ない。気が触れたとしか言いようがない。
いったいなんだったのか。
頭髪で思い出した。
あれは私がまだ小学生の頃、長い髪の毛をソフトクリームのように
頭の上に高く巻いて歩いているおばあさんがいた。 いつも怒りながら
歩いているので、私たちはそのおばあさんを「ツンツンババア」と
呼んでいた。
さしづめ、先日見た女性は「鉢植え女」だろう。