釣船 開進丸(鯛ラバ、ジギング、一つテンヤ)

釣れる日もあれば、釣れない日もある。楽しかったり、悔しかったり「船釣り」の一時を過ごしてみませんか。

11月10日 子供釣り師頑張る

2019年11月11日 | 日記


水平線から、お日様が顔を出す。

「今日も、気持ちよく釣りが出来ますように」と、手を合わせる。

天気予報通りなら、午前中には風が収まるはずだが…。



海上では、北西の風がやや強く吹いていた。

風の強さや、ウネリの高さ等変化する気象状況には、細心の注意を払う。

特に今日は、お父さんと一緒に、ちびっ子釣り師が乗船している。

「船長、今日はよろしくお願いいたします」と、元気良く朝の挨拶を頂いた。

石川さん親子、息子の幸人君が大活躍を見せる。


ポイントに入ると、直ぐにベイト反応を調べる。

「良い反応が出ていない」

船を回しながら、魚探の反応に注視する。

Eさん、石川さん親子と、楽しく竿を出していく。



初船釣りの幸人君が、お父さんからリールの扱いの手解きを受けている。


幸人君の仕掛けには、より多くのアタリが来るようにジグサビキを付ける。

そのジグサビキに、小鰺のアタリが来ては、「来たー!」と釣りを大いに楽しんでいる。

強いアタリが来たときは、お父さんが手助け。



幸人君を抱きかかえる様にして、リールを巻き上げる。




幸人君の最初の釣果は、イトヒキアジだった。

「僕が釣ったよ」と、大喜びの笑顔が可愛い。

幸人君のお父さんにも、釣りに専念して頂きたく、幸人君の世話は私が引き受ける。

慣れない竿とリールの扱いに、時折、バックラッシュが起きるが、何とかして解いていく。


船首では、Eさんが大当たりをとらえている。

竿先が、海面に突き刺さる位の強い引きだ。

「多分、カンパチです」



無事に、2キロクラスのカンパチが上がってきた。

幸人君が、Eさんに変わって、はいポーズ。

2キロを超すと、カンパチの力強さが倍増する気がする。


今度は、幸人君に強いアタリが来た。

「来た!おおー、引くよ」

私が竿に手を添えて、ラインが巻きやすいようにサポートする。

写真を撮るよりも、釣果を上げる方を優先する。

お父さんも、幸人君のお手伝い。

船上は、大賑わい。

カンパチ(ネリゴ)が上がってきた。



幸人君と、祝福のハイタッチ。

お父さんも、Eさんも大喜び。

「やったー!」と、船中が笑顔になる。


幸人君の活躍は続く。

ポイントを移動する。

魚探にベイト反応が出る。

「良いですよ」と。竿だしを勧める。

幸人君が、強いアタリをとらえた。

魚の強い引きに、前のめりになる。

幸人君は、歯を食いしばるようにしてリールを巻く。



良型のニベが、上がってきた。

写真を撮るポーズが、段々と様になってきた。


Eさんが釣り上げた、大きなイトヒキアジを持つ姿も様になってきた。



船酔いする事もなく、釣りを楽しむ。


その姿は、楽しい子供釣り師の誕生だ。


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