珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

男の愚痴

2018-12-16 | 日記
男は縦社会の生き物らしく、面と向かって言えないことがいろいろあるらしい。
夫いわく、例えば電車の中のマナー違反なんかは、上下関係も、お世話になってるもないからはっきり言えるけど
「仕事はそうもいかない」そうである。

それはなんとなくわかる。
女は可愛らしい顔をしていても、基本ズケズケしてたし遠慮しないが、歯を食いしばって耐える男というのは、これまで幾つもの職場で複数見た。
何か言われたら5分後には給湯室で叫んだり、ランチタイムですぐ発散する女とちがって、男は「これ」をどうするんだろうか?
不思議に思ってみていたら、それもまあいろいろだった。

ある営業の人はふだんは本当におとなしくて上司には絶対逆らわず、でも心配になるぐらい胃に穴が開くような顔をして黙っていた。
だが彼が、タイムカードを押したら別人になることを上司は知らなかった。
ライブハウスでギターをかき鳴らして歌う姿には、ただただ圧倒された。
彼は、こうすれば全てを忘れられるんだと笑っていた。

ある男の子は見た目は「はいはい」と言っていたが、実は全然聞いていなかった。
言われた先から軽々とスルー。
神経質で情熱的な人から見たら、その聞き流しはそりゃもう圧巻のスキルだった。

スルーできない繊細な人たちはある日予告もなく、ブチ切れた。
私はこれまで、椅子を持ち上げて先輩に殴りかかろうとした人と、鉄のドアを足で蹴り飛ばして凹ませた人と、まる40分映画のシーンのようにわめいて翌日退社した人を見た。

男はこうなるまで相当な我慢をする生き物らしい…
ああ、男の愚痴はこまめに訊いてあげなイカン。
しょぼい体験でもしみじみ学んだことである。

掲示板でナヨナヨと書く男(女は知らん)がいるとしたら、可愛いらしいものかもしれない。
呑める奴なら一杯つきあったろうかと、これでもたまに思ったりしているのである
~~-y( ̄▽ ̄*)
コメント (1)