珈琲一杯分の話

2018年2月26日スタートのただのボヤキカフェです。
毒とユーモアを楽しんで頂ければ幸いでございます。

自己肯定力

2018-12-05 | 娘と夫の話
出産祝いに頂いた育児本は殆ど読まなかったけど「自己肯定力」をつけなさいと、それはどの本にも口酸っぱく書かれていた。
自己肯定力?
なんですかそれ?

眠くて疲れた頭にむずかしいことはさっぱり入らなかった。
が、どうやら
「人は幸福になるには、自尊心を持って心が安定していることが大事。乳幼児期に愛情をいっぱい注いで可愛がればそういうふうに育つ」らしいと知って、これだけ丸暗記した。

ちょっと成長してから、どれどれ。
どうなん、その「自己肯定力?」と娘を見たら
「私って何やってもダメ。いつも失敗ばっかり」とボヤいてばかりいるではないか。
なんで…?
ワタシ、育児本通り超マジメにやっりましたがな~o(T◇T)o

だが後に、彼女は人の悪口は殆ど言わないことに気づいた。
たまに友達から嫌なこと言われたとボヤくことはあっても、追求すると口を閉ざして話をそらす。
人の噂話にもまず乗ってこない。
自分から人をからかう、バカにするとなると皆無である。

改めてそれを読み直したら、こう書いてあった。

他の人を見下したり悪口を言ったりする人は、自己肯定感や自尊心に問題アリ。
人を見下す、バカにする人は実はか弱い。
こういう人・集団は例外なく、「自己肯定感が薄い・満たされていない」
という特徴があります。
 「自分は価値のある人間だ」という自己肯定感を持てないからこそ、他の人を下げて自我を保とうとするわけです。


確かに娘は見た目より「か弱く」はない。
少なからず「友達の悪口は言ってはいけません」なんて説教もしたことがない毒舌ブロガーの母をもちながら、「私は私」と、我が道をゆく気の強さである。

娘が乳幼児期に私が何をしていたにしろ、その時期はネットなど知らず、娘しか見てなかったことに感謝すべきかもしれない。



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