最終順位が相手を上回ることへの「上位マジック」と、直接対決で相手に何勝すればマジックが出るかを表す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます
<今日の動き>
New!
西武 -> 楽天 危険水域突入
広島 -> 阪神 マジック消滅
オリックス 自力2位消滅
阪神 自力CS復活
<試合結果>
勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の各カードは24回戦まで
広島が巨人先発宮國を攻めて序盤に先制。しかし、追加点を奪えず、5回には高橋由伸のタイムリーで同点とされると、9回裏に抑えのミコライオから阿部がサヨナラホームラン。広島は巨人に3タテ。前回の3連戦を入れると6タテ。
11勝の前田健太、9勝の大竹、8勝の野村を投入して、そろそろ3位広島が最高戦力で首位巨人を倒しにいかないと、セリーグのペナントレースはさらに味気ないものになってしまう。
ヤクルト・村中と阪神・能見がともに好調。阪神はキャッチャー藤井のタイムリーで先制するが、8回、ヤクルト田中浩康のタイムリーで同点に追いつかれる。しかし、9回表二死3塁の場面、ヤクルトの抑えバーネットのワイルドピッチで1点を奪い、さらに上本、大和、鳥谷の連続タイムリーを皮切りに一挙に5点追加して、阪神が勝利。
阪神は、引き分けでも、ヤクルトから上位マジックが点灯する局面だったが、これを乗り切った。さらに、広島から点灯されていた上位マジックが消滅。加えて、自力CS指標が 0.2 に上昇し(表の「CS 自」)、阪神の自力CSが復活した。
中日・山内と横浜・加賀美の投げ合い。互いに譲らず、スコアボードにゼロが並んで延長戦へ。10回表、横浜が内村のタイムリーなどで中日2番手の田島から2点をあげ、その裏抑えの山口が中日打線を3人で切って、投手戦をものにした。中日は、巨人からのマジック点灯指標が 0.3 に低下して、いよいよ崖っぷち。
日本ハムとロッテは、両チームの投手陣が踏ん張り6回まで無得点。しかし、ロッテは7回表に根元と角中のタイムリーで2点を先制。9回は薮田が1点を失うも二死満塁のピンチを切り抜けて日本ハムに僅差で勝利。
楽天は2回に牧田のソロホームランで先制するが、4回に追いつかれ、6回に先発田中将大が西武打線に連打を浴びて一気に5点を献上。そのまま西武が逃げ切って楽天を3タテ。
西武は、ゲーム差ゼロも勝率で日本ハムを2厘上回って単独首位へ。一方、楽天は西武からのマジック点灯指標が 0.7 に低下して危険水域突入。
オリックス対ソフトバンクは両チーム併せて、32安打、12人のピッチャーをつぎ込む乱打戦。しかも、9回表にソフトバンクが5点、裏にオリックスが4点を取る、激しい展開。結局、オリックスは2点届かず敗北。
この結果、オリックスは自力2位が消滅。残り全勝での勝率 0.585 が、西武と日本ハムによる2位ライン 0.588 に届かず。ただし、2位自力指標は -0.4 で不足分は1勝にも満たないので、復活させるチャンスはまだ十分に残っている。
ちなみに、セリーグは巨人と中日以外の4チームはすべて自力2位消滅で、2位自力指標は、広島 -3.7、ヤクルト -2.6、阪神 -8.3、横浜 -11.9となっている。
<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年8月19日22:00現在
セリーグ
中日 0.3 [6]、広島 -5.2 [6] (M 23, 0.59)、ヤクルト -3.4 [10] (M 23, 0.59)、阪神 -9 [6] (M 15, 0.385)、横浜 -8 [11] (M 13, 0.333)
巨人 5.8 [6]、広島 -1.9 [7] (M 28, 0.737)、ヤクルト -2 [7] (M 28, 0.737)、阪神 -4.2 [10] (M 20, 0.526)、横浜 -6.6 [8] (M 18, 0.474)
巨人 11.2 [6]、中日 8.9 [7]、ヤクルト 4.4 [9]、阪神 0.1 [8]、横浜 -0.8 [9] (M 29, 0.744)
巨人 13.4 [10]、中日 9 [7]、広島 4.7 [9]、阪神 0.2 [8]、横浜 -1.3 [8] (M 32, 0.762)
巨人 15 [6]、中日 14.2 [10]、広島 8 [8]、ヤクルト 7.9 [8]、横浜 1.7 [6]
巨人 19 [11]、中日 14.6 [8]、広島 9.8 [9]、ヤクルト 9.3 [8]、阪神 4.4 [6]
パリーグ
日本ハム 3 [8]、ソフトバンク 2.4 [9]、ロッテ 2.8 [9]、楽天 0.7 [8]、オリックス -2.7 [8] (M 29, 0.69)
西武 5 [8]、ソフトバンク 2.9 [8]、ロッテ 2.8 [7]、楽天 0.7 [6]、オリックス -1.3 [9] (M 27, 0.711)
西武 6.7 [9]、日本ハム 5.2 [8]、ロッテ 3.5 [6]、楽天 3.4 [9]、オリックス -1.5 [6] (M 29, 0.763)
西武 6.3 [9]、日本ハム 4.3 [7]、ソフトバンク 2.6 [6]、楽天 4 [11]、オリックス -1.4 [7] (M 31, 0.775)
西武 7.4 [8]、日本ハム 5.4 [6]、ソフトバンク 5.7 [9]、ロッテ 7.1 [11]、オリックス 0.6 [8]
西武 10.7 [8]、日本ハム 10.3 [9]、ソフトバンク 7.5 [6]、ロッテ 8.4 [7]、楽天 7.5 [8]
<表の見方>
1行目
(順位)、チーム名
2行目 (色枠) 左から
勝率、ゲーム差、残り試合数、優勝確率 (%)、クライマックスシリーズ(CS)出場確率 (%)、CS自力指標、CS確定指標
「99.95*」は 99.95 % 以上でかつ 100 % より小さい
「100x」は 100 % を表し、2千万回の試行で2千万回起こったことを示す
「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 % より大きい
「0x」 は 0 % を表し、2千万回の試行で0回だったことを示す
青の数字は残り試合を全敗する条件での優勝(CS出場)確率 (%)
赤の数字は残り試合を全勝する条件での優勝(CS出場)確率 (%)
「CS自力指標」は、そのチームが全勝する条件での勝率から残りチームの最高3位勝率を引いた値を試合数に換算したもの。全勝での勝利数のCS確定ラインからの上積み勝利数を表す。この指標は大きいほど良く、マイナスになると自力CSが消滅する。
「CS確定指標」は、そのチームが全敗する条件での勝率を残りチームの最高3位勝率から引いた値を試合数に換算したもの。全敗での勝利数のCS確定ラインへの不足勝利数を表す。この指標は小さいほど良く、マイナスになるとCS出場が確定する。
3行目以降 各チームごとに
相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率)
赤色 そのチームへ上位マジックを点灯した
青色 そのチームから上位マジックを点灯された
ピンク色 そのチームへ上位マジックを点灯しかけている
ライム色 そのチームから上位マジックを点灯されかけている
「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。
「CS自力指標」と「CS確定指標」については、近いうちに説明ページを作る予定です。
<今日の動き>
New!
西武 -> 楽天 危険水域突入
広島 -> 阪神 マジック消滅
オリックス 自力2位消滅
阪神 自力CS復活
<試合結果>
勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の各カードは24回戦まで
6 勝 | 18 回戦 | 11 勝 |
広島 | 3 - 4x | 巨人 |
東京ドーム |
広島が巨人先発宮國を攻めて序盤に先制。しかし、追加点を奪えず、5回には高橋由伸のタイムリーで同点とされると、9回裏に抑えのミコライオから阿部がサヨナラホームラン。広島は巨人に3タテ。前回の3連戦を入れると6タテ。
11勝の前田健太、9勝の大竹、8勝の野村を投入して、そろそろ3位広島が最高戦力で首位巨人を倒しにいかないと、セリーグのペナントレースはさらに味気ないものになってしまう。
9 勝 | 16 回戦 | 6 勝 |
阪神 | 7 - 1 | ヤクルト |
神宮 |
ヤクルト・村中と阪神・能見がともに好調。阪神はキャッチャー藤井のタイムリーで先制するが、8回、ヤクルト田中浩康のタイムリーで同点に追いつかれる。しかし、9回表二死3塁の場面、ヤクルトの抑えバーネットのワイルドピッチで1点を奪い、さらに上本、大和、鳥谷の連続タイムリーを皮切りに一挙に5点追加して、阪神が勝利。
阪神は、引き分けでも、ヤクルトから上位マジックが点灯する局面だったが、これを乗り切った。さらに、広島から点灯されていた上位マジックが消滅。加えて、自力CS指標が 0.2 に上昇し(表の「CS 自」)、阪神の自力CSが復活した。
5 勝 | 16 回戦 | 10 勝 |
横浜 | 2 - 0 | 中日 |
ナゴヤドーム |
中日・山内と横浜・加賀美の投げ合い。互いに譲らず、スコアボードにゼロが並んで延長戦へ。10回表、横浜が内村のタイムリーなどで中日2番手の田島から2点をあげ、その裏抑えの山口が中日打線を3人で切って、投手戦をものにした。中日は、巨人からのマジック点灯指標が 0.3 に低下して、いよいよ崖っぷち。
4 勝 | 17 回戦 | 12 勝 |
ロッテ | 2 - 1 | 日本ハム |
札幌ドーム |
日本ハムとロッテは、両チームの投手陣が踏ん張り6回まで無得点。しかし、ロッテは7回表に根元と角中のタイムリーで2点を先制。9回は薮田が1点を失うも二死満塁のピンチを切り抜けて日本ハムに僅差で勝利。
6 勝 | 16 回戦 | 9 勝 |
楽天 | 2 - 6 | 西武 |
西武ドーム |
楽天は2回に牧田のソロホームランで先制するが、4回に追いつかれ、6回に先発田中将大が西武打線に連打を浴びて一気に5点を献上。そのまま西武が逃げ切って楽天を3タテ。
西武は、ゲーム差ゼロも勝率で日本ハムを2厘上回って単独首位へ。一方、楽天は西武からのマジック点灯指標が 0.7 に低下して危険水域突入。
11 勝 | 18 回戦 | 5 勝 |
ソフトバンク | 10 - 8 | オリックス |
京セラドーム大阪 |
オリックス対ソフトバンクは両チーム併せて、32安打、12人のピッチャーをつぎ込む乱打戦。しかも、9回表にソフトバンクが5点、裏にオリックスが4点を取る、激しい展開。結局、オリックスは2点届かず敗北。
この結果、オリックスは自力2位が消滅。残り全勝での勝率 0.585 が、西武と日本ハムによる2位ライン 0.588 に届かず。ただし、2位自力指標は -0.4 で不足分は1勝にも満たないので、復活させるチャンスはまだ十分に残っている。
ちなみに、セリーグは巨人と中日以外の4チームはすべて自力2位消滅で、2位自力指標は、広島 -3.7、ヤクルト -2.6、阪神 -8.3、横浜 -11.9となっている。
<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年8月19日22:00現在
セリーグ
(1) | 巨人 |
勝率 | 差 | 残 | V率 | CS率 | CS自 | CS確 |
0.66 | --- | 39 | 88.2 | 99.95* | 28.5 | 19 |
(2) | 中日 |
0.602 | 5.5 | 38 | 11.8 | 99.9 | 21.3 | 23.8 |
(3) | 広島 |
0.49 | 10.5 | 39 | 0.05* | 60.0 | 9.1 | 38.7 |
(4) | ヤクルト |
0.474 | 1.5 | 42 | 0.05* | 38.3 | 8.9 | 42.3 |
(5) | 阪神 |
0.411 | 6 | 38 | 25.7 | 1.7 | 0.2 | 45.7 |
(6) | 横浜 |
0.362 | 4.5 | 42 | 17.2 | 0.1 | -2.4 | 52.6 |
パリーグ
(1) | 西武 |
勝率 | 差 | 残 | V率 | CS率 | CS自 | CS確 |
0.543 | --- | 42 | 37.4 | 84.0 | 18.7 | 33 |
(2) | 日本ハム |
0.541 | 0 | 38 | 37.1 | 85.7 | 15.8 | 30.7 |
(3) | ソフトバンク |
0.515 | 2.5 | 38 | 12.6 | 59.5 | 12.4 | 34.1 |
(4) | ロッテ |
0.511 | 0.5 | 40 | 11.4 | 54.1 | 13.3 | 34.6 |
(5) | 楽天 |
0.474 | 3.5 | 42 | 1.4 | 16.0 | 11.3 | 40.3 |
(6) | オリックス |
0.423 | 5 | 38 | 0.05* | 0.6 | 3.6 | 43.1 |
<表の見方>
1行目
(順位)、チーム名
2行目 (色枠) 左から
勝率、ゲーム差、残り試合数、優勝確率 (%)、クライマックスシリーズ(CS)出場確率 (%)、CS自力指標、CS確定指標
「99.95*」は 99.95 % 以上でかつ 100 % より小さい
「100x」は 100 % を表し、2千万回の試行で2千万回起こったことを示す
「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 % より大きい
「0x」 は 0 % を表し、2千万回の試行で0回だったことを示す
青の数字は残り試合を全敗する条件での優勝(CS出場)確率 (%)
赤の数字は残り試合を全勝する条件での優勝(CS出場)確率 (%)
「CS自力指標」は、そのチームが全勝する条件での勝率から残りチームの最高3位勝率を引いた値を試合数に換算したもの。全勝での勝利数のCS確定ラインからの上積み勝利数を表す。この指標は大きいほど良く、マイナスになると自力CSが消滅する。
「CS確定指標」は、そのチームが全敗する条件での勝率を残りチームの最高3位勝率から引いた値を試合数に換算したもの。全敗での勝利数のCS確定ラインへの不足勝利数を表す。この指標は小さいほど良く、マイナスになるとCS出場が確定する。
3行目以降 各チームごとに
相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率)
赤色 そのチームへ上位マジックを点灯した
青色 そのチームから上位マジックを点灯された
ピンク色 そのチームへ上位マジックを点灯しかけている
ライム色 そのチームから上位マジックを点灯されかけている
「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。
「CS自力指標」と「CS確定指標」については、近いうちに説明ページを作る予定です。