最終順位が相手を上回ることへの「上位マジック」と、直接対決で相手に何勝すればマジックが出るかを表す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます
<今日の動き>
New!
ソフトバンク -> オリックス 危険水域突入
巨人先発の内海が広島に対して4安打完封勝利。打線も先制、中押し、だめ押しの理想的な展開。しかも巨人の高橋由伸は300号のメモリアルホームラン。広島は2失策で、手も足も出ず。
ヤクルトは先発赤川が阪神打線につかまり序盤に大量失点。「二人の赤川」のうち、今日は「悪い方の赤川」が投げていたようだ。しかし、ヤクルトは3回裏、阪神先発の岩田を攻め、集中打で5点差を一挙に同点とするが、継投陣もピリッとせずに結局敗北。
中日は6回の裏、横浜先発の小林太志から野本が2点タイムリーを打って逆転。その後、ソーサ、山井をつぎ込んで1点差で逃げ切り勝利。巨人からのマジック点灯指標は 0.8 と変わらず。
今日の勝利で巨人は 60 勝に到達。勝率は 0.65 を越えるペース。巨人が今の勝率を維持し続けた場合、中日が優勝するためには残り 40 試合で引き分けを 5 として、 28 勝以上が必要。これは勝率 8 割に相当する。
日本ハムは先発吉川が6回1失点と好投し、相手エラーによる2得点のみで、ロッテにしぶとく勝利。まさに「らしい」勝ち方。その得点シーンは、4回裏、二死1塁2塁の場面。稲葉のフライを、ロッテのセンター荻野が落球。その上、誰もいない1塁へ送球。ボールが転がる間に走者2人が生還。
両チームのユニフォームが似ていて、荻野は日本ハムの1塁コーチをロッテの選手と間違えた可能性。先発成瀬が好投しただけに、ロッテにとって痛い失点となった。似ているユニフォームは百害あって一利なし、ということか。
西武は5回裏に楽天先発の辛島から、中島が2点タイムリーを打って勝ち越し。その後も加点して勝利。楽天は西武より多くのヒットを打ちながら、1点しか取れなかった。
ソフトバンクは先発の陽が力投、攻撃ではオリックス投手陣から小刻みに点を奪って快勝。ここにきてソフトバンクは、戦力が整備されてきた印象を受ける。オリックスはソフトバンクからのマジック点灯指標が 0.5 に減少して、危険水域突入。
さらにオリックスは、2位の自力指標が 1 まで低下(この数値は表には掲載していない)。これは残り試合を全勝しても、2位の確定ラインから 1 勝分しか余裕がないことを意味し、自力2位消滅が目前。一方、CSの自力指標は 5.8 で(表で「CS自」の数値)、昨日の 6.7 よりは下がったものの、まだCS確定ラインより 5.8 勝分の余裕がある。
<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年8月17日22:30現在
セリーグ
中日 0.8 [6]、広島 -3.2 [8] (M 27, 0.659)、ヤクルト -2.9 [10] (M 26, 0.634)、阪神 -8.5 [6] (M 18, 0.439)、横浜 -7.5 [11] (M 16, 0.39)
巨人 5.3 [6]、広島 -1.4 [7] (M 31, 0.775)、ヤクルト -2 [7] (M 30, 0.75)、阪神 -4.2 [10] (M 22, 0.55)、横浜 -5.6 [10] (M 20, 0.5)
巨人 11.2 [8]、中日 8.4 [7]、ヤクルト 3.9 [9]、阪神 -0.5 [8] (M 33, 0.805)、横浜 -1.3 [9] (M 30, 0.732)
巨人 12.9 [10]、中日 9 [7]、広島 5.2 [9]、阪神 1.2 [10]、横浜 -1.3 [8] (M 34, 0.773)
巨人 14.5 [6]、中日 14.2 [10]、広島 8.5 [8]、ヤクルト 8.9 [10]、横浜 1.7 [6]
巨人 18.5 [11]、中日 15.6 [10]、広島 10.3 [9]、ヤクルト 9.3 [8]、阪神 4.4 [6]
パリーグ
西武 4.5 [8]、ロッテ 3.8 [9]、ソフトバンク 2.4 [8]、楽天 1.2 [6]、オリックス -0.7 [9] (M 30, 0.75)
日本ハム 3.5 [8]、ロッテ 3.3 [9]、ソフトバンク 2.4 [9]、楽天 2.7 [10]、オリックス -1.7 [8] (M 33, 0.75)
日本ハム 5.3 [9]、西武 5.8 [9]、ソフトバンク 2.1 [6]、楽天 4.5 [11]、オリックス -1 [7] (M 34, 0.81)
日本ハム 5.7 [8]、西武 6.7 [9]、ロッテ 4 [6]、楽天 4.4 [9]、オリックス 0.5 [8]
日本ハム 4.9 [6]、西武 7.4 [10]、ロッテ 6.6 [11]、ソフトバンク 4.7 [9]、オリックス 0.6 [8]
日本ハム 9.7 [9]、西武 9.7 [8]、ロッテ 8 [7]、ソフトバンク 7.5 [8]、楽天 7.5 [8]
<表の見方>
1行目
(順位)、チーム名
2行目 (色枠) 左から
勝率、ゲーム差、残り試合数、優勝確率 (%)、クライマックスシリーズ(CS)出場確率 (%)、CS自力指標、CS確定指標
「99.95*」は 99.95 % 以上でかつ 100 % より小さい
「100x」は 100 % を表し、2千万回の試行で2千万回起こったことを示す
「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 % より大きい
「0x」 は 0 % を表し、2千万回の試行で0回だったことを示す
青の数字は残り試合を全敗する条件での優勝(CS出場)確率 (%)
赤の数字は残り試合を全勝する条件での優勝(CS出場)確率 (%)
「CS自力指標」は、そのチームが全勝する条件での勝率から残りチームの最高3位勝率を引いた値を試合数に換算したもの。全勝での勝利数のCS確定ラインからの上積み勝利数を表す。この指標は大きいほど良く、マイナスになると自力CSが消滅する。
「CS確定指標」は、そのチームが全敗する条件での勝率を残りチームの最高3位勝率から引いた値を試合数に換算したもの。全敗での勝利数のCS確定ラインへの不足勝利数を表す。この指標は小さいほど良く、マイナスになるとCS出場が確定する。
3行目以降 各チームごとに
相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率)
赤色 そのチームへ上位マジックを点灯した
青色 そのチームから上位マジックを点灯された
ピンク色 そのチームへ上位マジックを点灯しかけている
ライム色 そのチームから上位マジックを点灯されかけている
「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。
「CS自力指標」と「CS確定指標」については、近いうちに説明ページを作る予定です。
<試合結果>
勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで
<今日の動き>
New!
ソフトバンク -> オリックス 危険水域突入
巨人先発の内海が広島に対して4安打完封勝利。打線も先制、中押し、だめ押しの理想的な展開。しかも巨人の高橋由伸は300号のメモリアルホームラン。広島は2失策で、手も足も出ず。
ヤクルトは先発赤川が阪神打線につかまり序盤に大量失点。「二人の赤川」のうち、今日は「悪い方の赤川」が投げていたようだ。しかし、ヤクルトは3回裏、阪神先発の岩田を攻め、集中打で5点差を一挙に同点とするが、継投陣もピリッとせずに結局敗北。
中日は6回の裏、横浜先発の小林太志から野本が2点タイムリーを打って逆転。その後、ソーサ、山井をつぎ込んで1点差で逃げ切り勝利。巨人からのマジック点灯指標は 0.8 と変わらず。
今日の勝利で巨人は 60 勝に到達。勝率は 0.65 を越えるペース。巨人が今の勝率を維持し続けた場合、中日が優勝するためには残り 40 試合で引き分けを 5 として、 28 勝以上が必要。これは勝率 8 割に相当する。
日本ハムは先発吉川が6回1失点と好投し、相手エラーによる2得点のみで、ロッテにしぶとく勝利。まさに「らしい」勝ち方。その得点シーンは、4回裏、二死1塁2塁の場面。稲葉のフライを、ロッテのセンター荻野が落球。その上、誰もいない1塁へ送球。ボールが転がる間に走者2人が生還。
両チームのユニフォームが似ていて、荻野は日本ハムの1塁コーチをロッテの選手と間違えた可能性。先発成瀬が好投しただけに、ロッテにとって痛い失点となった。似ているユニフォームは百害あって一利なし、ということか。
西武は5回裏に楽天先発の辛島から、中島が2点タイムリーを打って勝ち越し。その後も加点して勝利。楽天は西武より多くのヒットを打ちながら、1点しか取れなかった。
ソフトバンクは先発の陽が力投、攻撃ではオリックス投手陣から小刻みに点を奪って快勝。ここにきてソフトバンクは、戦力が整備されてきた印象を受ける。オリックスはソフトバンクからのマジック点灯指標が 0.5 に減少して、危険水域突入。
さらにオリックスは、2位の自力指標が 1 まで低下(この数値は表には掲載していない)。これは残り試合を全勝しても、2位の確定ラインから 1 勝分しか余裕がないことを意味し、自力2位消滅が目前。一方、CSの自力指標は 5.8 で(表で「CS自」の数値)、昨日の 6.7 よりは下がったものの、まだCS確定ラインより 5.8 勝分の余裕がある。
<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年8月17日22:30現在
セリーグ
(1) | 巨人 |
勝率 | 差 | 残 | V率 | CS率 | CS自 | CS確 |
0.652 | --- | 41 | 82.7 | 99.95* | 27.9 | 22.3 |
(2) | 中日 |
0.604 | 4.5 | 40 | 17.2 | 99.9 | 20.9 | 26.2 |
(3) | 広島 |
0.5 | 9.5 | 41 | 0.05* | 67.7 | 10.2 | 39.7 |
(4) | ヤクルト |
0.473 | 2.5 | 44 | 0.05* | 30.9 | 7.8 | 45.3 |
(5) | 阪神 |
0.409 | 6 | 40 | 0x | 1.4 | -0.8 | 48.7 |
(6) | 横浜 |
0.359 | 4.5 | 44 | 49.3 | 0.1 | -2.5 | 55.7 |
パリーグ
(1) | 日本ハム |
勝率 | 差 | 残 | V率 | CS率 | CS自 | CS確 |
0.542 | --- | 40 | 42.8 | 86.7 | 17.3 | 32.1 |
(2) | 西武 |
0.533 | 1 | 44 | 29.7 | 77.6 | 18.6 | 35.1 |
(3) | ロッテ |
0.511 | 2 | 42 | 14.3 | 57.2 | 14.8 | 35.8 |
(4) | ソフトバンク |
0.505 | 0.5 | 40 | 9.5 | 49.4 | 12.2 | 36.2 |
(5) | 楽天 |
0.484 | 2 | 44 | 3.6 | 27.4 | 13.5 | 40.5 |
(6) | オリックス |
0.432 | 5 | 40 | 0.1 | 1.8 | 5.8 | 43.2 |
<表の見方>
1行目
(順位)、チーム名
2行目 (色枠) 左から
勝率、ゲーム差、残り試合数、優勝確率 (%)、クライマックスシリーズ(CS)出場確率 (%)、CS自力指標、CS確定指標
「99.95*」は 99.95 % 以上でかつ 100 % より小さい
「100x」は 100 % を表し、2千万回の試行で2千万回起こったことを示す
「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 % より大きい
「0x」 は 0 % を表し、2千万回の試行で0回だったことを示す
青の数字は残り試合を全敗する条件での優勝(CS出場)確率 (%)
赤の数字は残り試合を全勝する条件での優勝(CS出場)確率 (%)
「CS自力指標」は、そのチームが全勝する条件での勝率から残りチームの最高3位勝率を引いた値を試合数に換算したもの。全勝での勝利数のCS確定ラインからの上積み勝利数を表す。この指標は大きいほど良く、マイナスになると自力CSが消滅する。
「CS確定指標」は、そのチームが全敗する条件での勝率を残りチームの最高3位勝率から引いた値を試合数に換算したもの。全敗での勝利数のCS確定ラインへの不足勝利数を表す。この指標は小さいほど良く、マイナスになるとCS出場が確定する。
3行目以降 各チームごとに
相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率)
赤色 そのチームへ上位マジックを点灯した
青色 そのチームから上位マジックを点灯された
ピンク色 そのチームへ上位マジックを点灯しかけている
ライム色 そのチームから上位マジックを点灯されかけている
「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。
「CS自力指標」と「CS確定指標」については、近いうちに説明ページを作る予定です。
<試合結果>
6 勝 | 16 回戦 | 9 勝 |
広島 | 0 - 5 | 巨人 |
東京ドーム |
8 勝 | 14 回戦 | 5 勝 |
阪神 | 9 - 7 | ヤクルト |
神宮 |
4 勝 | 14 回戦 | 9 勝 |
横浜 | 3 - 4 | 中日 |
ナゴヤドーム |
3 勝 | 15 回戦 | 11 勝 |
ロッテ | 1 - 2 | 日本ハム |
札幌ドーム |
6 勝 | 14 回戦 | 7 勝 |
楽天 | 1 - 4 | 西武 |
西武ドーム |
9 勝 | 16 回戦 | 5 勝 |
ソフトバンク | 5 - 0 | オリックス |
京セラドーム大阪 |
勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで