最終順位が相手を上回ることへの「上位マジック」と、直接対決で相手に何勝すればマジックが出るかを表す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます
<今日の動き>
New!
巨人 -> 中日 セリーグ優勝マジックM30点灯
ヤクルト -> 阪神 危険水域脱出
<試合結果>
勝ち数は今日の試合結果を含む
各カードは24回戦まで
ここのところ、勝利の女神は「どちらのチームを勝たせるか」で悩むのをやめて、「どうやって巨人を勝たせるか」ばかり考えているようだ。今日もヤクルトが先制したが、何か定めのように4回に巨人が逆転。その後も当たり前のようにヤクルトが追加点を挙げられず、審判のジャッジまで巨人に味方。そして、当然のごとく巨人が勝利。
広島は大竹、今村、ミコライオで横浜に快勝。横浜は先発高崎が8回4安打と好投するも、エラー絡みで広島に2点献上。一方、打線は8本のヒットを打ちながら1点しか挙げられなかった。
昨日の「野村、今村、ミコライオ」といい、今日の投手陣といい、この前の巨人戦で見たかった。
阪神は3点を追う4回裏、先頭打者の上本、大和、鳥谷、新井良太、新井貴浩、俊介の6人連続ヒットで一気に逆転。先発岩田を5回途中で降板させると、小刻みな継投で中日打線をかわし点を与えず、最後は藤川がしめて快勝。
この結果、セリーグの優勝マジックM30が点灯。しかし、巨人から中日への点灯指標は -0.2 なので、来週初めの直接対決までにマジックが消える可能性もある。ただ、次の3連戦は、巨人が9勝2敗と得意にしている横浜と当たるのに対して、中日は6勝9敗と負け越しているヤクルトが相手。セリーグ優勝争いの正念場といえる。
しかし、何だろう、セリーグを見ていて感じるこの虚しさは。毎度毎度筋立てが同じ、結末も同じの連続時代劇を延々と見ているようだ。
オリックスは先発の寺原が、2回7失点と大乱調。日本ハムは大量リードを背景に先発ウルフが好投で大勝。寺原は好調だった昨年に比べると今季は苦しんでる場面が多い。
この負けでオリックスの「CS自力指標」が 1.3 に低下して、自力CS消滅が目前。
楽天は先制、中押し、だめ押しと効果的に加点。また先発釜田が8回1失点と好投。9回に1点差まで追い上げられるが、青山が抑えて逃げ切り勝利。
ソフトバンクは西武先発の牧田の前に打線が沈黙。一方、西武は中村のホームランや大崎のタイムリーで着々と加点。最後は涌井がしめて快勝。
<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年8月23日22:30現在
セリーグ
中日 -0.2 [6] (M 30, 0.833)、広島 -5.6 [6] (M 20, 0.556)、ヤクルト -5.9 [7] (M 18, 0.5)、阪神 -9.9 [6] (M 11, 0.306)、横浜 -8.8 [11] (M 8, 0.222)
巨人 6.2 [6]、広島 -1.8 [7] (M 25, 0.714)、ヤクルト -2.6 [7] (M 23, 0.657)、阪神 -6.2 [7] (M 16, 0.457)、横浜 -7 [8] (M 14, 0.4)
巨人 11.6 [6]、中日 8.8 [7]、ヤクルト 3.8 [9]、阪神 -0.5 [8] (M 28, 0.778)、横浜 -2.8 [6] (M 25, 0.694)
巨人 12.9 [7]、中日 9.6 [7]、広島 5.3 [9]、阪神 0.4 [8]、横浜 -1 [8] (M 30, 0.769)
巨人 15.9 [6]、中日 13.2 [7]、広島 8.5 [8]、ヤクルト 7.7 [8]、横浜 1.8 [6]
巨人 19.8 [11]、中日 15 [8]、広島 8.8 [6]、ヤクルト 9 [8]、阪神 4.3 [6]
パリーグ
西武 4.5 [8]、ソフトバンク 2.9 [8]、ロッテ 2.3 [7]、楽天 0.7 [6]、オリックス -3.3 [6] (M 23, 0.657)
日本ハム 3.5 [8]、ソフトバンク 1.4 [6]、ロッテ 2.8 [9]、楽天 1.2 [8]、オリックス -2.8 [8] (M 26, 0.667)
日本ハム 5.2 [8]、西武 4.7 [6]、ロッテ 3 [6]、楽天 3.4 [9]、オリックス -2 [6] (M 25, 0.714)
日本ハム 4.8 [7]、西武 6.3 [9]、ソフトバンク 3.1 [6]、楽天 3 [8]、オリックス -1.4 [7] (M 28, 0.757)
日本ハム 5.4 [6]、西武 6.9 [8]、ソフトバンク 5.7 [9]、ロッテ 5.1 [8]、オリックス 0.1 [8]
日本ハム 9.3 [6]、西武 10.8 [8]、ソフトバンク 8 [6]、ロッテ 8.4 [7]、楽天 8 [8]
<表の見方>
1行目
(順位)、チーム名
2行目 (色枠) 左から
勝率、ゲーム差、残り試合数、優勝確率 (%)、クライマックスシリーズ(CS)出場確率 (%)、CS自力指標、CS確定指標
「99.95*」は 99.95 % 以上でかつ 100 % より小さい
「100x」は 100 % を表し、2千万回の試行で2千万回起こったことを示す
「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 % より大きい
「0x」 は 0 % を表し、2千万回の試行で0回だったことを示す
水色の数字は今より上の順位でペナントレースを終える確率 (%)。「V率」欄で「0x」が続いた場合に表示
「CS自力指標」は、そのチームが全勝する条件での勝率から残りチームの最高3位勝率を引いた値を試合数に換算したもの。全勝での勝利数のCS確定ラインからの上積み勝利数を表す。この指標は大きいほど良く、マイナスになると自力CSが消滅する。
「CS確定指標」は、そのチームが全敗する条件での勝率を残りチームの最高3位勝率から引いた値を試合数に換算したもの。全敗での勝利数のCS確定ラインへの不足勝利数を表す。この指標は小さいほど良く、マイナスになるとCS出場が確定する。
3行目以降 各チームごとに
相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率)
赤色 そのチームへ上位マジックを点灯した
青色 そのチームから上位マジックを点灯された
ピンク色 そのチームへ上位マジックを点灯しかけている
ライム色 そのチームから上位マジックを点灯されかけている
「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。
「CS自力指標」と「CS確定指標」については、近いうちに説明ページを作る予定です。
<今日の動き>
New!
巨人 -> 中日 セリーグ優勝マジックM30点灯
ヤクルト -> 阪神 危険水域脱出
<試合結果>
勝ち数は今日の試合結果を含む
各カードは24回戦まで
7 勝 | 17 回戦 | 7 勝 |
巨人 | 4 - 2 | ヤクルト |
神宮 |
ここのところ、勝利の女神は「どちらのチームを勝たせるか」で悩むのをやめて、「どうやって巨人を勝たせるか」ばかり考えているようだ。今日もヤクルトが先制したが、何か定めのように4回に巨人が逆転。その後も当たり前のようにヤクルトが追加点を挙げられず、審判のジャッジまで巨人に味方。そして、当然のごとく巨人が勝利。
3 勝 | 18 回戦 | 14 勝 |
横浜 | 1 - 2 | 広島 |
広島マツダスタジアム |
広島は大竹、今村、ミコライオで横浜に快勝。横浜は先発高崎が8回4安打と好投するも、エラー絡みで広島に2点献上。一方、打線は8本のヒットを打ちながら1点しか挙げられなかった。
昨日の「野村、今村、ミコライオ」といい、今日の投手陣といい、この前の巨人戦で見たかった。
12 勝 | 17 回戦 | 4 勝 |
中日 | 3 - 6 | 阪神 |
倉敷マスカットスタジアム |
阪神は3点を追う4回裏、先頭打者の上本、大和、鳥谷、新井良太、新井貴浩、俊介の6人連続ヒットで一気に逆転。先発岩田を5回途中で降板させると、小刻みな継投で中日打線をかわし点を与えず、最後は藤川がしめて快勝。
この結果、セリーグの優勝マジックM30が点灯。しかし、巨人から中日への点灯指標は -0.2 なので、来週初めの直接対決までにマジックが消える可能性もある。ただ、次の3連戦は、巨人が9勝2敗と得意にしている横浜と当たるのに対して、中日は6勝9敗と負け越しているヤクルトが相手。セリーグ優勝争いの正念場といえる。
しかし、何だろう、セリーグを見ていて感じるこの虚しさは。毎度毎度筋立てが同じ、結末も同じの連続時代劇を延々と見ているようだ。
8 勝 | 18 回戦 | 10 勝 |
オリックス | 1 - 7 | 日本ハム |
札幌ドーム |
オリックスは先発の寺原が、2回7失点と大乱調。日本ハムは大量リードを背景に先発ウルフが好投で大勝。寺原は好調だった昨年に比べると今季は苦しんでる場面が多い。
この負けでオリックスの「CS自力指標」が 1.3 に低下して、自力CS消滅が目前。
9 勝 | 16 回戦 | 6 勝 |
ロッテ | 3 - 4 | 楽天 |
Kスタ宮城 |
楽天は先制、中押し、だめ押しと効果的に加点。また先発釜田が8回1失点と好投。9回に1点差まで追い上げられるが、青山が抑えて逃げ切り勝利。
10 勝 | 18 回戦 | 8 勝 |
ソフトバンク | 2 - 5 | 西武 |
大宮公園野球場 |
ソフトバンクは西武先発の牧田の前に打線が沈黙。一方、西武は中村のホームランや大崎のタイムリーで着々と加点。最後は涌井がしめて快勝。
<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年8月23日22:30現在
セリーグ
(1) | 巨人 |
勝率 | 差 | 残 | V率 | CS率 | CS自 | CS確 |
0.667 | --- | 36 | 91.4 | 100x | 28.4 | 14.4 |
(2) | 中日 |
0.604 | 6 | 35 | 8.6 | 99.95* | 22.4 | 19.8 |
(3) | 広島 |
0.495 | 10.5 | 36 | 0.05* | 72.4 | 10.6 | 34.4 |
(4) | ヤクルト |
0.464 | 3 | 39 | 0.05* | 26.5 | 7.4 | 40.6 |
(5) | 阪神 |
0.408 | 5.5 | 35 | 11.6 | 1.1 | -0.9 | 43.7 |
(6) | 横浜 |
0.361 | 4.5 | 39 | 17.3 | 0.05* | -5.6 | 50.6 |
パリーグ
(1) | 日本ハム |
勝率 | 差 | 残 | V率 | CS率 | CS自 | CS確 |
0.545 | --- | 35 | 44.8 | 89.1 | 15.7 | 27.7 |
(2) | 西武 |
0.536 | 1 | 39 | 30.3 | 80.6 | 16.9 | 30.5 |
(3) | ソフトバンク |
0.52 | 1.5 | 35 | 14.9 | 66.1 | 12.2 | 30.1 |
(4) | ロッテ |
0.505 | 1.5 | 37 | 8.3 | 45.9 | 11.9 | 32.9 |
(5) | 楽天 |
0.48 | 2.5 | 39 | 1.6 | 18.0 | 10.5 | 37 |
(6) | オリックス |
0.42 | 6 | 35 | 0.05* | 0.3 | 1.3 | 40.7 |
<表の見方>
1行目
(順位)、チーム名
2行目 (色枠) 左から
勝率、ゲーム差、残り試合数、優勝確率 (%)、クライマックスシリーズ(CS)出場確率 (%)、CS自力指標、CS確定指標
「99.95*」は 99.95 % 以上でかつ 100 % より小さい
「100x」は 100 % を表し、2千万回の試行で2千万回起こったことを示す
「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 % より大きい
「0x」 は 0 % を表し、2千万回の試行で0回だったことを示す
水色の数字は今より上の順位でペナントレースを終える確率 (%)。「V率」欄で「0x」が続いた場合に表示
「CS自力指標」は、そのチームが全勝する条件での勝率から残りチームの最高3位勝率を引いた値を試合数に換算したもの。全勝での勝利数のCS確定ラインからの上積み勝利数を表す。この指標は大きいほど良く、マイナスになると自力CSが消滅する。
「CS確定指標」は、そのチームが全敗する条件での勝率を残りチームの最高3位勝率から引いた値を試合数に換算したもの。全敗での勝利数のCS確定ラインへの不足勝利数を表す。この指標は小さいほど良く、マイナスになるとCS出場が確定する。
3行目以降 各チームごとに
相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率)
赤色 そのチームへ上位マジックを点灯した
青色 そのチームから上位マジックを点灯された
ピンク色 そのチームへ上位マジックを点灯しかけている
ライム色 そのチームから上位マジックを点灯されかけている
「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。
「CS自力指標」と「CS確定指標」については、近いうちに説明ページを作る予定です。