ジャンルを問わず、思いついたことを、書いてみます。
最終順位が相手を上回ることへの「上位マジック」と、直接対決で相手に何勝すればマジックが出るかを表す「上位マジック点灯指標」を中心に、プロ野球のペナントレースを眺めます
<今日の動き>
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中日 -> 広島 マジック点灯
日本ハム -> オリックス 同順位マジック点灯
ロッテ -> オリックス 危険水域突入
広島は先発今井がよく投げるも、中日のエース吉見から1点も奪えず完封負け。この結果、2位中日と3位広島のゲーム差は 8 に広がり、中日から広島へのマジックが点灯した。
これで、中日は巨人以外の4チームすべてに対してマジックが点灯。セリーグは、巨人と中日の「二人勝ち」状態となってきた。
阪神は今日も先発ピッチャーが好投するも、ことごとくチャンスを潰して1点も得点出来ず、巨人に連敗。首位巨人とのゲーム差は 21 になった。ひたすら連打を待っているだけの攻撃では、巨人投手陣の餌食になるだけ。小技、大技、足技を取り混ぜて、攻め方に工夫と変化が欲しい。
4位ヤクルトは横浜に1点差で勝利。3位広島とのゲーム差を 1.5 に縮めた。
真夏の帯広決戦2日目は、日本ハムがソフトバンク抑えの切り札森福を打ってサヨナラ勝ち。序盤の5点差を跳ね返しての劇的な勝利で、日本ハムはさすがの底力を見せ、自らが優勝候補筆頭であることを強烈にアピールする結果となった。
西武対ロッテは、菊池雄星と阿部和成の若い投手対決。1点差で阿部が勝ち投手になりかけたが、9回二死から西武カーターがタイムリーで同点。そのまま延長となり、両チームが選手をつぎ込む総力戦となったが、結局引き分け。2位ロッテと3位西武の差は 0.5 ゲームのまま。
楽天はオリックス先発の井川慶を攻略、大差で勝利。久しぶりに攻守が噛み合って連敗を 9 で止め、なんとオールスター後、初めての勝ち。一方、オリックスは日本ハムから同順位マジックが点灯、さらにロッテからの点灯指標が 0.8 に低下して危険水域再突入。同順位マジックとは、オリックスが残りを全勝しても、日本ハムがオリックス戦以外を全勝すると、両チームが同じ勝率で並ぶというもので、上位マジックと危険水域の境界線。同順位マジック点灯によって、オリックスの自力優勝が消滅したかどうかは、考え方次第。
<上位マジックの点灯動向と優勝・CS出場確率>
2012年8月8日22:00現在
セリーグ
1 |
巨人 |
0.655 |
--- |
49 |
77.4 |
99.95* |
中日 2.3 [9]、広島 -2.2 [9] (M 36, 0.735)、ヤクルト -0.4 [13] (M 36, 0.735)、阪神 -7.4 [7] (M 28, 0.571)、横浜 -7.3 [11] (M 24, 0.49)
2 |
中日 |
0.607 |
4 |
47 |
22.3 |
99.6 |
巨人 6.8 [9]、広島 -0.4 [8] (M 39, 0.83)、ヤクルト -1.1 [7] (M 38, 0.809)、阪神 -3.5 [10] (M 31, 0.66)、横浜 -3.9 [13] (M 27, 0.574)
巨人 11.2 [9]、中日 8.4 [8]、ヤクルト 5.9 [12]、阪神 1.4 [11]、横浜 -1.7 [9] (M 37, 0.755)
4 |
ヤクルト |
0.482 |
1.5 |
52 |
0.1 |
39.0 |
巨人 13.4 [13]、中日 8.1 [7]、広島 6.2 [12]、阪神 1.5 [11]、横浜 -1.5 [9] (M 41, 0.788)
5 |
阪神 |
0.407 |
6.5 |
48 |
0.05* |
2.2 |
巨人 14.4 [7]、中日 13.5 [10]、広島 9.7 [11]、ヤクルト 9.6 [11]、横浜 2.7 [9]
巨人 18.3 [11]、中日 16.9 [13]、広島 10.7 [9]、ヤクルト 10.5 [9]、阪神 6.4 [9]
「99.95*」は 99.95 % 以上でかつ 100 % より小さいの意
「0.05*」 は 0.05 % 未満かつ 0 % より大きいの意
「0x」 は 0 % を表すが、2千万回の試行では0回だったということで「可能性がゼロ」という意味ではない
パリーグ
1 |
日本ハム |
0.551 |
--- |
47 |
49.8 |
89.4 |
ロッテ 4.9 [10]、西武 5.2 [11]、ソフトバンク 1.5 [8]、楽天 2.4 [9]、オリックス 0 [9] (M 38, 0.809)
2 |
ロッテ |
0.524 |
2.5 |
50 |
22.8 |
70.4 |
日本ハム 5.2 [10]、西武 4.9 [10]、ソフトバンク 2.2 [9]、楽天 3.6 [11]、オリックス 0.8 [10]
3 |
西武 |
0.518 |
0.5 |
52 |
17.2 |
64.8 |
日本ハム 5.9 [11]、ロッテ 5.2 [10]、ソフトバンク 2.4 [9]、楽天 3.7 [11]、オリックス 1.4 [11]
4 |
ソフトバンク |
0.494 |
2 |
47 |
6.3 |
41.0 |
日本ハム 6.5 [8]、ロッテ 6.9 [9]、西武 6.7 [9]、楽天 6.4 [12]、オリックス 2.5 [9]
5 |
楽天 |
0.477 |
1.5 |
52 |
3.4 |
27.3 |
日本ハム 6.7 [9]、ロッテ 7.5 [11]、西武 7.4 [11]、ソフトバンク 5.7 [12]、オリックス 2.2 [9]
6 |
オリックス |
0.443 |
3 |
48 |
0.5 |
7.2 |
日本ハム 9 [9]、ロッテ 9.3 [10]、西武 9.7 [11]、ソフトバンク 6.5 [9]、楽天 6.9 [9]
<表の見方>
1行目 (色枠) 左から
順位、チーム名、勝率、ゲーム差、残り試合数、優勝確率 (%)、クライマックスシリーズ出場確率 (%)
2行目以降 各チームごとに
相手チーム名、上位マジック点灯指標、[残りの直接対決試合数]、(M 上位マジック, 上位確定に必要なこれからの最高勝率)
赤色 そのチームへ上位マジックを点灯した
青色 そのチームから上位マジックを点灯された
ピンク色 そのチームへ上位マジックを点灯しかけている
ライム色 そのチームから上位マジックを点灯されかけている
「上位マジック点灯指標」と「優勝確率」「CS出場確率」については、このページに詳しい説明があります。
<試合結果>
3 勝 |
17 回戦 |
11 勝 |
阪神 |
0 - 2 |
巨人 |
8 勝 |
15 回戦 |
6 勝 |
横浜 |
2 - 3 |
ヤクルト |
4 勝 |
16 回戦 |
10 勝 |
広島 |
0 - 2 |
中日 |
10 勝 |
16 回戦 |
5 勝 |
ソフトバンク |
6 - 7 |
日本ハム |
5 勝 |
15 回戦 |
8 勝 |
オリックス |
1 - 14 |
楽天 |
5 勝 |
14 回戦 |
7 勝 |
西武 |
2 - 2 |
ロッテ |
勝ち数は今日の試合結果を含む
リーグ内の同一カードは24回戦まで