坊主の戯言

ある日突然なにかが書きたくなったので
わたしが作る、作るとき、作れば、作ろうわたしのためだけの自分勝手なブログ

時空のあいだ

2020-05-09 22:04:46 | エッセイ
誘われるよう見上げれば、そこには丸みを帯びた光、辺り一面に散りばめた星のおしゃべりは止み

カナリア色に満ちた月が笑ってる、夜空の遠くの先、間違えて大きな穴を開けてしまったかのよう

姿を留めることなく優美に動いて、柔らかな空に浮かぶ琥珀色の月は、淡い藤色の海に溶けていき

朝靄まどろみけむるころ、東方よりもうひとつの舞台が現われて、地平線のはしから陽が差し込む

自然に自然の自然が自然を、これほどまでに美しくときを舞い、ときは自ずから止まることを選ぶ

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