土曜日、デルタ仲間と市川の堀ノ内貝塚公園~小塚山~じゅんさい池~弘法寺(ぐほうじ)~市川真間まで約6キロの道のりを歩く。
いやはや、市川考古学博物館を出て貝塚公園に入った時は驚いた。
「これが貝塚の貝です」と断腸さんが教えてくれるが、思わず「え~っ!ほんとに縄文時代の貝?誰かが生ゴミ捨てて行ったんじゃない?」と叫んだほど惜しげもなく、拾い放題、大安売りのように貝、貝、貝~@@
そばにあった木切れで土を掘ってもあとあとから出てくる出てくる!中には縄文土器のかけらも・・。
歴史の地層をまのあたりにして驚嘆した。
道端にはミズヒキソウが赤い小さな花を連ねて静かに咲いている。
山の麓のさびしい村に
水引き草に風が立ち
草ひばりのうたひやまない
しづまりかへった午さがりの林道を
・・・」 立原道造 「のちのおもひに」より
この花を見るといつもこの詩を思い出す。
夏の終わりの蝉がまだ鳴きやまない高台の林、枝と枝に張りめぐらされた蜘蛛の巣は差し込む光に照らされて虹色に輝く。
住宅街の庭には柿が色づき、栗もすっかり褐色になり、サルスベリの花の鮮やかな紅色が褪せ始めている。
じゅんさい池の近くにある農園で、いただく自家製トマトジュースは最高。
陽射しはまだ強いが、空気は夏と秋のせめぎあう季節のただ中。充実の一日であった。
当時は想像力不足で実感なかったように思います。今なら感動しちゃう。
縄文時代に思いを馳せて・・
やまびこさんの花や風景の写真に
いつも癒されています。
水引き草、初めて知りました。
詩に詠いたくなる姿と色ですね。
お祝い事に包む御祝儀袋に赤と白の紐を結んだ模様(ミズヒキ)があるでしょう。
それに似てるからついた名前のようです。
実際はもっときれいだったけれど、デジカメではピントが合わずうまく撮れなかった~(++;)