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回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

秋ヶ瀬公園から岩淵水門

2008-05-06 22:37:05 | 山歩き・川歩き・遠足

先週の火曜が「昭和の日」でピアノのおけいこはもちろん休み。

本日も本来なら祝日(?)だが、2週続けて休業するわけにはいかないのでいつもどおり夕方からお仕事。

昼間は家の片付けでもするかな、と予定していたのに、こんな日に限ってどうしてこんな爽やかな晴天なんだろ?!

こんな五月の美しい日に家にいるのは罪であると勝手に決めて、朝から荒川上流の埼玉戸田付近の秋ヶ瀬公園へ行く。

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広々とした荒川河川敷き(このあたりは本来の荒川の流れ)作られた超広大な公園の中に「サクラソウ自生地」がある。初夏の河原の茂みの中に咲き遅れたサクラソウがひそやかにやさしいピンク色の花を咲かせている。

ヨシキリのギャッギャッと愛嬌あるダミ声、ウグイスの軽やかにさえずる声にもうっとり♪

コンビニで買ったサンドイッチで軽くお昼を食べて道なき道を歩き、湿地帯を蚊の大群にも負けず走る抜ける。ちょっとサバイバル気分。

まだ時間はある!とここから川を下って大好きな岩淵水門に寄る。http://www1.ocn.ne.jp/~o-den/kawa39.htm

荒川がここを境に荒川放水路と隅田川に分かれる分岐点。

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青水門から川に突き出したDscn4145土手に座るとまるで船の切っ先にいて海を掻き分けているような気になる。滔々と水が行き交う光景は、この放水路建設にあたった人々への思いも重なって心を高鳴らせ、そしてじっと眺めているだけでせつなくなるほど・・。

わたしがどんな川でも川が流れる風景をこんなに好きなのはなぜなのだろう?(だから「川っぷちから」なんだけど^^)

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帰宅してしばらくしたらおけいこの川っぷちっ子がやってきた。

みんな日焼けしてGWを楽しんだみたい♪

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川口市内の交差点の名前にこんな標識が。

なんと読むのでしょう?↓

「十二月田中学校」


雪の土手

2008-02-03 11:45:58 | 山歩き・川歩き・遠足

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お日様が射していないので銀世界ではないけれど、この辺りでは久しぶりに3,4センチ積もった。

娘が就活セミナーで朝早くおでかけ。交通が乱れていないといいけれど・・。

わたしもワンちゃん並みに雪が降ると大騒ぎしたくなる。

いつもと同じ景色がまっ白く変身してしまうのってものすごく魅力的だもの♪

それでさっそくろくさんと土手へ出かける。雪の日は声が響きやすいのだろうか、ワンちゃんや子どもの声がひときわ大きく聞こえる。

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お父さんと小さい女の子がそり遊びに興じている。白い景色にピンクと赤がぽつんと目立つ。

わたしも「雪の女王」の気分(^^;)

そういえば今日は節分。季節を分ける日・・。

3Fの両親の玄関ドアにはひいらぎと目刺しの頭が飾られていた。

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一年中でいちばん寒くて地味な月なのに、浅い春を感じて少しづつ心が浮き立ってくる。


草の匂い・アサザ

2007-05-23 21:57:58 | 山歩き・川歩き・遠足

ポピーがたくさん咲いている景色を見たくて江戸川河川敷へ。Dscn2919

ここは「小岩菖蒲園」と名がついているが、一画にはポピー畑あり、ミゾコウジュの群れもあり、スイレンの池もある。

真夏のような太陽の下でシロツメクサの絨毯は青々と草いきれを放ち、川向こうの国府台の緑も鮮やか。

子供連れのお父さんが池に網を入れて何か釣り上げたようだ。

「どじょうがいたぞ~」と子どもに向かって叫んでいる。

ムンとする草の匂い、日向の匂い、大きな木の木陰・・思い出すたくさんの夏の日。

池に咲くアサザの可憐な黄色い花。

Dscn2922 この植物は今や減少傾向にあり、ここでもボランティアの方々が一生懸命に手入れをして繁殖させているとのこと。


佐倉チューリップ畑

2007-04-16 12:39:34 | 山歩き・川歩き・遠足

Dscn2658友人のお誘いにのってやってきました京成佐倉と臼井の間、印旛沼のほとりにあるチューリップ畑♪

 

 

4,5日前にテレビのニュースで放映されたため、人も車も大渋滞。わたしたちは臼井からその渋滞を横目にてくてくと畑まで田圃のあぜ道を歩く。

Dscn2646 傍らには。ハルジョオン、オオイヌノフグリ、カラスノエンドウ、ナズナ、ホトケノザ、オドリコソウ・・土手でもお馴染みの春の野草がいっぱい!

(もう、チューリップを見る前にここですっかり嬉しくなってしまう(^^)

 

Dscn264930分ほど歩いてうっすらピンクのレンゲ畑を過ぎると、赤、白、黄色、ピンク、紫、薄緑、・・・。目にも鮮やかな色の競演!

 

 

シンボルの風車もオランダの景色さながら、時おりゆったりと羽を回している。

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印旛沼を廻る屋形舟に乗ると町興しボランティアのおじさんがこの沼の歴史や現状に至るまで詳しく説明してくださる。

 

遮る建物がなく、線路から何百メートルも離れた田圃の際から、8両編成の京成電車の最前部から最後部までの全車両が走る姿を捉えることが出来る。高い山の少ない北総台地の広大さにも改めて驚く。

昔、成田山への初詣の臨時列車にたしか、特急「印旛号」というのがあって、お正月に父といっしょに乗った記憶がある。

ゴトゴトと力強く走り往く電車を眺めつつ、そんな遠い日のひとこまも思い出していた。

Dscn2663_1 ここから再び徒歩で臼井まで戻り、今度は車窓からチューリップ畑を見ながら佐倉へ。

坂を利用した静かな老舗割烹「玉屋」で遅い昼食。

テンコ盛りの肝焼き、うな重で燗酒を一杯やれば旅の話に花が咲く。

食後、街中の竹林に沿う道を楽しく迷いながら、道端の花に目を向けながら帰途に着く。

帰りの車窓から眺める最後のチューリップ畑は黄昏はじめ、もう観光客もちらほらしか見えなかった。