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回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

向島百花園へ萩を見に

2015-10-07 13:41:40 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

いいお天気なので「ちいさんぽ」☆

向島百花園までテクテク歩いてみました

四ツ木橋でもいいのだけど、今日は曳舟川通りにつながる新四ツ木橋を渡ります。

首都高のおかげで土手が高くて遠くなってしまった。階段の多い歩道橋、これ最悪(><)!


綾瀬川越えて、荒川放水路越えて~~♪

川風がちょっと強いけれど水面がキラキラ光っていい気持ち☆


新四ツ木橋を降りてしばらく歩くと右手に長浦神社。

ここから水戸街道にショーットカットできるかしら、と曲がってみたがダメ、小さい路地がすべて行き止まり。

キツネにつままれた気分。(もしかしたら抜け道があったのか?)

少し大きな角を右に曲がりなんとか明治通りと繋がりそうな通りに出る。

相変わらず向島の裏道は面白い。ぞくぞくするような迷い道、くねくねの路地がまだ残されています。

水戸街道と明治通りの交差点。来るたびにビルが大きく多くなってゆく。


百花園に到着~。

日和がいいのか俳句を嗜む方が多いのか、年配のご夫婦もかなり見受けられました。

 

ここの萩のトンネルは都内の名所でもあります。

が、10月も今頃になるとやはりもう終わり。

「はーい、もうこれだけですよ~」ってな具合に残り少ない小さな花が風になびいていました。

 

ミズヒキソウに風が立ち、青い秋の空が水の流れに写っています。

いろいろ石碑や句碑があります。

ホトトギス。

この花、まだらな蛇の模様のようで若い頃はあまり好きではなかったのですが、母がよく玄関先に植えていたのを思い出し

年経るごとに、あの地味さ加減がいとおしく思えるようになりました。

ゆっくり園内を歩いて回り、帰りは地蔵坂通りから京成曳舟駅へ

 

8月に高架になったばかりのピカピカの曳舟駅から電車で。

旧ホームの線路はもう撤去。

どこじゃここは!?と驚くほど新しくピッカピカ!!!

 昔は駅のホーム自体、個性があって表示を見なくとも雰囲気でどこの駅か判別できたけど、

今は曳舟も八広も四ツ木も変わらなくなった。

 


神楽坂ランチ

2015-10-02 21:05:47 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

女声アンサンブルの仲間と神楽坂でランチ。

ステキなフレンチレストラン、「ラリアンス」です。

アミューズは、ムール貝がちょこんとのったホタテゼリー寄せ。

スープ、お魚、と続いて青じそのシャーベット

ここのパンも最高に美味しい。

メインはカボチャと牛フィレのソテー☆☆☆

かなりレベルが高い。

デザートもすべていただき

お腹いっぱい!

たまにはいいですね、このようなリッチな雰囲気。

 

ホテルのようなお化粧室の設え。

食後はぶらぶらと坂歩き。

実は目指していたガラス工芸のギャラリーがあったのだけど、あいにく明日からの新しい企画の準備のため本日は展示なし+;。

それでも神楽坂は、裏道もまた楽しい。

適当に細い路地に迷い込んだり、行き当たりばったりのギャラリーに入ったり・・・・。

久しぶりだったので、新しいお店がたくさんできたのかと少々驚きましたが、どこをみても「和」と「粋」を感じさせる雰囲気があって飽きません。

台風並みの低気圧が過ぎたばかりで、午後は汗ばむほどでしたが、楽しかった☆

ランチをしながら歩きながら仲間と楽しいお喋り。

このアンサンブル合唱団が立ち上がった背景には、いろいろ高いハードルもあったのですが、再び歌好きの仲間と一緒に活動できることに

心から感謝です。

 

来週の練習にもいっそう身が入りそう(^^)v

 


ギンモクセイ

2015-09-28 14:13:35 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

 

季節の巡るのがだんだん早くなっているような気がします。

スーパーにはもう柿、松茸、ハロウィンの準備・・。

いつもと同じなのかしら。

いそがずにゆっくり時間が経ってほしいのだけど。

そうじゃないと気持ちが追いつかない。

キンモクセイがあちこちで方向を漂わせるこの頃、

少し遅れて我が家のギンモクセイもほのかに香ってきました。

そういえば昨年は、キン・ギンモクセイの花を拾ってきては押し花にしたものでした。

「浅い春が好きだった

死んだ父の口癖の

そんな季節のおとずれが

近頃ではわたしに早く来る

ひと月ばかり早く来る。

 http://www.fureai.or.jp/~t-mura/chichinoiruniwa-3-strings.html

という多田武彦さんの男声合唱曲がある。

これは早春の歌だけれど、父も母も9月生まれだったからか初秋のこの季節の陽射しはなぜか懐かしいのね。

江面幸子さんの作詩、小山章三さん曲のこの歌も好き。

「こんなに空が青いので

涙や夏つくった哀しみや寂しさを

ぽんぽんと投げてしまった

わたしの目は透きとおっている」

何年前に演奏した「秋はしゃむ猫のように」の中の一曲です。

振ったり弾いたり歌ったりしているときは夢中だけど、いろいろなことを乗り越えてほっとどこかだ緩んだときに

メロディが遠くから、細い雲のたなびくが如く近寄ってきます。

さてさて、静かな昼下がりで昼寝をしたいくらい。

 


着物の匂い

2015-08-26 11:01:05 | 町歩き・季節の日記・エッセイ・コラム

絹の匂いなのか、防虫剤の匂いなのか、におい袋の匂いなのか、大事にしまってあったからなのか、

わからないけれど、着物はいい匂いがする。

虫干しのために干しておくだけでもいい匂いがする。

もしかしたら母の匂いなのか。

わたしがいなくなって、この祖母や母からの着物が残ったらこの匂いも受け継がれていくかしら。

昨日あたりから東京は涼しくて気持ちがいい。

扇風機なしでもアイロンがかけられる。少し前は、あんなに夏が好きだったのに、今は秋風が吹くとほっとする。

ハンカチでも衣類でも、アイロンをかけたときにふわっと漂う匂いも好き。(もちろん柔軟剤ではありません^^)

子どもたちが赤ちゃんの頃、泣いたりぐずったりしていると、おむつにアイロンをかけたものだった。

もちろんその頃は布おむつ。

長男の生まれた頃はまだ、母が古い浴衣などをほどいて作ってくれたおむつがあった。

子守り歌でも歌いながらアイロンをかけていると、こどもたちは泣きやんで静かに寝てくれたものだ。

アイロンと布と少しの蒸気の匂い。

それが母親のわたしを落ち着かせてその穏やかな気分がこどもたちに伝染したのかもしれない。

匂い・・嗅覚は視覚や聴覚よりもっと原始的な感覚。

 

 (写真は昨年のもの)