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回遊魚の旅日記

時の流れる音をききながら歩いたり歌ったり
少しづつ昔の暮らしをとりもどしつつ。

中禅寺湖~小川町(さいたま県)の和紙の里へ

2016-10-17 18:34:33 | 奥日光

10月16日(日)

前日に続き晴天の予感。

家を6時40分頃に出発。通い慣れた?奥日光の中禅寺湖へ。

時間が早いので東北道はガラガラ~~。途中のSAでゆっくり朝ご飯を食べて8時半には歌ヶ浜に到着。

ここの駐車場の紅葉はいつも早くて鮮やか!

朝の空気の中に中禅寺の高い鐘の音が響き渡るのが、なんとも心が静まる思い。

イギリス、イタリア大使館方面へ歩き、何度来てもその美しさに惚れ惚れするこの風景を眺めます。

男体山から発射したかのように飛行機雲が一筋。

旧イギリス大使館のダイニング、今では喫茶室になっています。

こういう空間、自分の家にも持ち込めたらいいなあ。景色付きで(^^)

爽やかさを満喫してから、今日はさいたまにある小川町を散策しようということになり、いろは坂を下って

足尾銅山方面に車を走らせる。

距離的に近いとナビが指示する下の道をトロトロと走り、おかしな山道に入り込んだ。

落石、細道、カーブ・・・けっこうスリリング~~++!
ろくさんと体をこわばらせながら前方を凝視、ひたすら対向車の来ないことを祈る(すれ違い、バックたぶん不可!)

めでたく対向車に合わずようやく出た広い道。

横を見ると、貴船神社とある。交通安全の神様らしいので境内まで階段昇って参拝。
↓右横の茂みの奥がスリル満点の山道。

大間々(おまま)という土地のよくワカラナイ場所に出て、さらに北関東道~関越道を経てようやく小川町に到着。

なんと中禅寺湖から3時間近く!@

お昼を街の中で食べ和紙の里へ。

稲刈りの終わった田圃を焼く煙や、柿の実りに里の秋をしみじみ感じます。

目的の和紙の工房では静かに楮の拡販や紙すきが行われていました。

ハガキには本物の葉や花を小さく切って使います。とても可愛かった。

いずれの伝統工芸と同じく、後継者がないのが悩みの種ということですが柔らかくしっとりとした細川紙の良さが伝わってゆくことを祈る気持ちになります。

布や紙、どちらも土と水とお日様によって人々が生活の中で織りだしてきたかけがえのないものですね。

時刻も4時になると、この和紙の里には東秩父の冷たい風が吹いてきました。

再び関越道で帰宅。途中10Kmほどの渋滞でしたが後半はスイスイ☆

 

 

 

 

 

 


 

 


中禅寺湖(イギリス大使館別荘記念公園)~湯滝~沼田

2016-08-08 13:27:03 | 奥日光

8月7日(日)晴れ

中禅寺湖の水がわたしを呼ぶので行ってきました。

男体山に向かってドライブしていると雲がだんだん出てきましたが、歌ヶ浜に着くと、山と湖のブルーのグラデーションの景色はいつもと変わらず美しい。

いつもはイタリア大使館別荘の方に歩くことが多いのだけど、今回は再建したばかりのイギリス大使館記念公園に寄りました。

 

もう一つ手前に現在でも使用されているらしいフランス大使館がある。

いずれも明治時代から使われた別荘だが、今の時代は大使館がその赴任地に別荘を置くことは少なくなっているのか、一般に公開されることが多くなったようだ。

大好きな湖畔の道を歩いてゆくと昨年来たときはまだ建設中だった建物が見えてくる。

わたしたちと同年代のご夫婦が多い。

 

建物の中はまだ新しくて木の香りも調度品もイマイチ落ち着かないけれど、2階広縁からの眺望は素晴らしい。

ここに座って、眠りから醒める頃の紗のかかった朝のみずうみの姿から、夕陽の沈むあかね雲の下で暮れゆくさざ波の姿を見ていたいものです。

もう少し雲が晴れれば正面には白根山が見えるらしい。

社山の三角頭がひときわ目立ちます。

 

湖面を渡る風は天然氷をそっと頬にあてたようなひんやり感。

数年前までは朽ちて歩行禁止になっていたイタリア大使館の桟橋もリニューアル。

でも、もっと湖にせり出しつくってほしかったなあ、ちょっと味気ない。

カツラの大木が繁茂する道を戻り、お昼を歌ヶ浜の近辺ですませてさらに奥の湯滝まで走る。

夏休みになったからか、戦場ヶ原のあたりはハイカーで賑やか。

奥日光~湯元は数えきれないほど来ているが、湯滝を見たのは小学校の修学旅行以来かしら。

小さい頃の記憶は定かでなくて、こんなに勇壮で落差が大きいとはちょっと驚きでした。

しぶきが気持ちいい!

この湯滝の滝壺の脇から戦場ヶ原まで歩く木道もあって、10年くらい前にまだ元気だった母と一緒に歩いたことがある。

元気といっても母はもう80才近かったので、よく歩いたものだと今さら感心する。

湯滝から湯の湖を経由し、金精峠へ。

途中、自転車おじさんたちが一生懸命坂道を登っているのが見えたので車内からエールを送る(^^)

金精峠のトンネル付近から湯の湖を見下ろす。

 

ここに来るたびにドイツのフュッセンに似ていると思う。

 

沼田のトウモロコシ街道で白いトウモロコシとトマト、山芋を買う。

ビール瓶くらいのズッキーニも3本100円@!

今年は大豊作らしい。
いくら安くても、こんなに大きいの3本は食べきれない、一本10円くらいで売ってくれればいいのに~、と思いながら帰途に着きました。

長い時間をかけて沼田街道を走り、関越~北関越~東北道で帰宅。


日光・細尾峠から茶ノ木平~明智平!~中禅寺

2015-05-06 22:20:30 | 奥日光

5月5日(水・祝)

曇り時々晴れ

自転車乗りの友人が、坂東33番札所のご朱印を集めお経をあげながら参りしているのに付き合わせていただき、行ってきました。

そのご本人Bさん&Dさん&夫&わたしめ、の4人のパーティ。いつもふたりで歩いているのでグループでのハイクは久しぶりでとても新鮮。

細尾峠を越えて中禅寺まで下りるコースである。

いやはや日光は奥が深い。

浅草7時30分発の「けごん1号」で日光に9時半ごろ着。駅前から市営バス(マイクロバスくらいの大きさ)で清滝を経て足尾方面に向かう。

GWであるうえに東照宮400年記念行事がいろいろあるらしく、参道は神橋まで車の大渋滞++。

歩いたら10分くらいの距離をなんと30分くらいかかってしまった。

栃木平というバス亭で降り、バス道を戻るような感じで歩き始め細尾平入口から、ミニいろは坂のような九十九折の坂道を上る。

風はひんやり心地よく、陽もそれほど強くなく湿度は低いし、絶好のコンデイション!

殆ど車も人も通らず、緑眩い山々の景色を眺めながら神子内川の美しい淵を見下ろしながら、気分よく歩いて行く。

まだ山桜が咲き残っています。

名前も知らない小さな白い花々。

やがて峠。ここから茶ノ木平までさらに登り道を歩く。

一面の熊笹の道なき道が始まる、

クマ出没の危険性もあるのでいつものように「森の熊さん」を歌いながら歩く。

うっかりクマ除けベルをリュックに漬けてくるのを忘れてしまった;;。

道端で休憩したり、熊笹の中でお昼を食べたり、コーヒーを淹れていただいたりしてひと息つく。

さらに、どんどんどんどん熊笹をかきわけ登っていくと篭石というダルマ落としのように見事に積み重なっている岩群があり、ひと休み。

写真はそのダルマ落としの手前の岩に置かれた石仏。ピンクの花はアカヤシオ。

これは奥日光にちょうど今時分咲く花で、きつい傾斜の山道に疲れたときもこの優しい色に出会うだけでかなり慰められる。

やがて茶ノ木平の三角点。

その先には半月山方面と明智平に降りる道の分岐。

ここで謀らずも明智平の方を進んでしまったのが、サバイバルの始まり~~。

途中に中禅寺湖と華厳の滝と男体山を贅沢にも一望できる展望台があり、一同感激のためいき。

どんどんどんどん登って来たのでそのお返し~、という感じで今度はどんどんどんどん膝がケタケタ笑うほどの下り道。

でもでも~~、いいのかな~いいのかな~・どんどん湖と離れていく感じがするぞ~;;

絶対どこかで分岐があるに違いないと期待に胸を膨らませるが、石ゴロゴロのピークを越えたら反対から人がやってきた。

「どちらからいらっしゃいました?」と聞くと「ロープウエイを降りてちょっと散策してるところです。」

「ロ、ロープウエイって明智平からのですか?」「そうです、すぐそこですよ」

「ぎゃふん!」

しかたない、ここからロープウエイに乗って明智平に降り、そこからバスで中禅寺湖まで行くしかない。

ところが、間の悪いことは重なるもので、ここで中禅寺閉門が4時半ということが判明!

ともあれ明智平で小休止、時間通りに来ない超満員のバスに4時頃どうにか押し込まれ無事にレークサイドホテルの前で下車。

巡礼者のBさんはバス下車するや否や、ホテルの裏の近道の坂を韋駄天走り(たぶん?)!

なんとか閉門の前にお参りできたらしい。

ちなみにあとからゆっくり歩いて行ったわたしたち3人も余裕で寺内に入って拝観できたのである~。

 

やれやれ~~;;

帰りは中禅寺温泉のバスターミナルから日光駅までまたバスに乗る。これが18時ごろだったろうか?

駅で浅草までの特急指定券を購入しようとするもすべて完売@!。

しかたなく20時42分の普通電車まで駅近の食事処で飲み且つ夕食をとる。

新栃木駅と南栗橋駅で乗り換え、それぞれ鈍行列車に乗り込み、なんと約4時間かかって帰宅。

同行者のおかげで歩くのはそれほど疲れなかったが、この帰りの電車にじっと座って乗っているのがしんどかった。

しかし、総じてスリリングではあったけれどこんなに楽しい峠越えも珍しかった。

山道でみたオオカメノキ。日光はいいところだ。

 


雪の奥日光 ②

2015-01-13 12:25:32 | 奥日光

1月12日(月)晴れ

明るくなるのを今や遅しと待ってカーテンを開くと、昨夜の雪が新しく積もって美しい。写真の奥が中禅寺湖。

朝食を終えて雪を漕ぎ漕ぎ、湖畔まで出てみました。かなり積もってるなあ~@

ここから見ると男体山は南向きに聳えているので雪はところどころ。

春、夏、秋、といつも見慣れた中禅寺湖とはまったく違った趣。

 

実は冬の元イタリア大使館別荘に行きたかったのですが、あいにくバスは冬季休業。

平らな道だけど、雪中行軍するには防備が不十分。

↑↓ ちなみに前日の写真。ほぼ同じ場所、一晩でこれだけ降った!

 

しかたないので思い切って鬼怒川方面にある東武ワールドスクエアに予定変更!

バスで日光まで降り、下今市で鬼怒川方面に乗り換え、小佐越で下車。徒歩で向かいます。

このあたりは全然雪の気配がない。

下今市を境に西と東ではかなり天候が違うようだ。

さて、東武ワールドスクエア。

各国の建造物が約25分の1の縮尺で造られています。

子供向けの遊園地と思ったら、ガリバーになった気分でけっこう大人も楽しめます(^^)

お昼は園内のレストランで。その名も「ピラミッドカレー」!

2時くらいまで遊び、タクシーで下今市に戻る。

下今市で15:05発のスぺーシアに乗るまで時間があったので、以前に歩いた日光街道までちょっとぶらり歩いてみました。

例幣使街道と日光街道の追分地点。懐かしかった。

 


雪の奥日光 ①

2015-01-13 11:44:11 | 奥日光

連休を利用して奥日光へ。豪雪に悩む地域の方には申し訳ないけれど、いつもと違う一面の銀世界に酔いしれました。

1月11日(日)

浅草発9:00の東武特急スぺーシア「きぬ」に乗る。下今市で日光行に乗り換え。11:05日光からバスで湯元まで1時間半。

終点湯元温泉の手前の湖畔のバス停で下車。

突然眼前にモノクロの世界が広がる。

 

 

12時を過ぎていたので昼食を取ろうとレストハウスに寄りますが、あいにく冬季休業中@!

ここに行くまで約40センチの積雪の中をずぼっずぼっとブーツを潜りこませながら歩いていきます。

新雪なのではまりこんだら足がなかなか抜けません。一歩前進するのに5分くらいかかります。

カンジキが欲しいところ。娘と同じ車道よりを歩けばよかったとちょっと後悔。

 

ブーツの中での中が濡れてしまったので「湯の屋旅館」さんの入り口のストーブで靴下など乾かしていただきました。

あったっか~!

空腹を抱えながらこのバスで中禅寺湖畔へ戻ります。

街中におりてくると、雪はそれほど積もっていない。

華厳の滝駐車場の前のお店でようやくお昼ご飯、名物「ちたけそば」。

以前に食べてからすっかりファンになってしまった(^^)vナスとのコラボレーションがなんともいえません

今回は車を使わないので行き先々でビールもお酒も飲み放題(^^)

お店のおばさんによれば、今年の雪はまだ少ないそう。

でもこのあたりでも12月~2月までは休業するお店が多いそうです。

さて体が温まったところで、いつもはスルーする華厳の滝へ。

今日は観光客もあまりいないので降りてみました。

思わす「うわ~~~!」と喚声を上げてしまった。冬はやっぱり凄い。

ドードードードーと絶え間なく爆音を轟かせながら、宿命の落下を続ける水。

動いているから飽きないのでしょうか。寒さも忘れて惹きこまれます。

滝壺に凍ったしぶきはほのかに水色。中禅寺湖の色をうつしているのでしょうか。

久しぶりにポーズ!

つるつる凍りかけた道路を歩き、ホテルに着いてほっと一息。

 

暮れなずむ窓の外は次第に雪が激しくなり、上へ下へ舞い踊っていました。