山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

厚底に歯止めをかけて着地させ

2020-02-05 09:55:12 | 時事川柳

 

 東京五輪が半年後に迫り、多くの有力選手が愛用する靴を禁じれば混乱や反発は必至という状況で、スポーツ用品大手ナイキの「厚底シューズ」を巡り、規制の是非を議論してきたワールドアスレチックス(世界陸連)は1月31日、靴底の厚さは4cm以下、反発力を生む埋め込みのプレートは1枚まで、などの新ルールを発表しました。

 記事の終わりの部分『世界陸連は五輪への準備を進める選手とメーカーに配慮しつつ、更なる新技術には歯止めをかけた。「正しいバランスを保てると信じている」(コー会長)と公平性を維持した格好で着地を図った』を五七五に収めただけでしたが、入選という形で着地出来ました。

 昔のオリンピックは裸に近い格好で競技していたそうですが、靴をはじめ様々な道具を使うようになり、その道具の性能が競技結果に大きく影響するようになりました。

 棒高跳びのポールは竹からグラスファイバーに変わり飛躍的に記録が伸びましたが、グラスファイバーも過去のシロモノとなって、新素材が使われているかもしれません。

 身体を締め付けて抵抗を減らす高速水着も問題になりましたし、パラリンピックの選手が着けるバネみたいな義足も話題になりました。

 私事ですが、中学校の陸上競技部に入って初めてスパイクシューズを履いた時は、地面を蹴った力がそのまま推進力になり、足の裏にバネが着いたような空を飛ぶような感覚でしたし、最近の短いスキーはターンが楽で上手くなったような夢心地にしてくれます。

 余談が長くなり失礼しました。

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加速器を付けてやりたい政治判断

2020-02-04 09:39:10 | 時事川柳

 過去何回か登場しているILC(国際リニアコライダー)ですが、今回は日本学術会議が公表した2020年度以降の大型研究計画の在り方に関する指針「マスタープラン」に関する話題で、学術的意義を有する「大型研究計画」に位置付けられたものの、より優先度の高い「重点大型研究計画」には盛り込まれませんでした。

 巨額の予算を要し国際協議が途上のILCよりも、他のプロジェクトが緊急性や成熟度などで先行していると判断されましたが、科学的な意義が幅広い分野の有識者に認められたのは事実で、国益を踏まえた政治判断への局面へ今後移っていくと見られております。

 この政治判断というものがくせ者で、小沢一郎氏が自民党を飛び出して以来自公政権には与しない立場と見られている岩手県、国に要望活動する際にも対応が冷たいと感じている向きも少なくないと思います。

 ILCは音速近くまで加速させた電子と陽電子の素粒子を衝突させる設備なので加速器としたものです。

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ポチじゃないヒトだと噛みつく委員長

2020-02-01 10:03:59 | 時事川柳

 衆院予算委員長が「ポチ」非難に反論 見出しは小さかったのですが、犬の嗅覚には及ばないものの「これは良いネタだと」匂ってきました。

 衆院の棚橋予算委員長(自民党)が29日、委員会運営が公平でないとして立憲民主党の枝野代表から「安倍晋三にしっぽを振るポチ」と非難されたことに反論しました。

 「人を人として扱わない発言。使っていい言葉とは思わない。強い憤りを覚えると」記者団に強調しましたが、立民の安住国対委員長は自民党の森山国対委員長に対し、棚橋氏が野党の質疑を妨害しないように改善を申し入れ「改善されなければ2020年度予算案の審議に入れないかもしれない」とけん制しました。

 枝野代表の28日の発言は「完全に与党寄りの運営を行ってはばからない。また入閣したいと安倍晋三首相にしっぽを振っているポチなのか。恥を知れと申し上げたい」で、渡辺野党筆頭理事は記者団に「官邸と一緒になって野党の質問時間を削っているのではないか。あまり続くようなら解任決議が議題になる」と語っておりました。

 この場面はテレビ中継で見ておりましたが、野党側が首相に答弁を求めても担当大臣や官僚に振るたびに審議が中断しますし、横柄で慇懃無礼な物言いは腹立たしいものがありました。

 委員長の反論は「人」でしたが「ポチ」に相応しいのは「ヒト」だろうと判断して詠んだ次第です。

 

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