東日本大震災津波から間もなく9年を迎える被災地では、復興需要の縮小が目について表れつつありますが、岩手県大船渡市のコンビニ事情が紹介されました。
大船渡市内では復興需要を追い風に、震災前から10店舗以上増えたコンビニエンスストアの閉店が続出し、地域の人口減なども進む中、「建設関連の需要が終わったならどうなるのか」と不安の声が聞こえているそうで、関係者の声を紹介します。
『震災最初の夏は1日140万円を売り上げたが、閉店間際の時は30万円を切る日もあった。どう思案してもやっていけない』(昨年8月に営業を終了した元オーナー)
『何でもそろっていたので、高齢者に限らず地域の人たちにとってショックは大きい』(地域に一つだけのコンビニが閉店した地区の方)
『復興工事も落ち着き、官公庁の応援職員も減ってきている。コンビニ数だけでなく、被災地経済全体としても建設関連の需要が終わった後が心配だ』(大船渡商工会議所の職員)
投句直前に明るいコンビニの灯りを思い出したので、中七は「支えたコンビニ」を「照らしたコンビニ」に、下五は「店仕舞い」を「灯り消し」に換えたのが良かったようです。