全農県本部が製粉会社に販売した2022年度産の県産ナンブコムギから基準値を超す「カビ毒」が検出された問題を受け、臨時休業していた盛岡市紺屋町の老舗せんべい店が18日、営業を再開しました。代替の県産小麦を使い製造した南部せんべいが十分にそろい、約20日ぶりに開店したものです。
全18種類のうち冷麺せんべいを除く17種類に該当の小麦を使用していたため臨時休業していたもので、廃棄処分となった商品は2万枚を超え、この分の損害だけで200万円以上と見込まれるとのことです。
年末と春の大型連休はお盆休みに次ぐかき入れ時だそうで、同店の専務さんは「商品の回収を継続している中だが、再開を待つ声も多く頂き、お客様に申し訳ない気持ちでいっぱい。今日を迎えられたことがありがたく、応援に力に頑張りたい」と前を向いています。
「回収に手を焼きながら焼くせんべい」 「カビ毒をふるったコムギで奮う店」 も出しましたが癖のない句が選ばれました。
南部せんべいと言えば、昔(子供の頃)はゴマとピーナッツしかなったように思いますので、18種類とはずいぶん増えたものです。
写真は半分の9種類です。
そもそもこの老舗店が営業を中断したのは、製造に使用した小麦にカビ毒が検出されたためです。
カビ毒、特にアフラトキシンb1は、発がん性が極めて高いことが知られており、食品衛生法で規制値が定められています。
大手食品会社では、原料の検査を自前で実施していますが、一般に地方の小店舗では実施されていないと思います。
従ってこのように後から原料の問題が発覚すると、製造済みの製品の出荷停止や回収ということになります。
老舗店にはお気の毒なことだと思いましたが、今後は検査済みの原料を調達するなりの再発防止策が必要だと思います。
実は小生は南部せんべいのファンで、山に出かける際にピーナッツせんべいを行動食として持参しています。
もちろん今後も愛用していくつもりです。
さて、山歩きさんは今年も横綱を目指して、入選を重ねられています。
一ファンとしてまことに嬉しい限りです。まさに書き入れ時ですね。
カビ毒について専門的な内容を示していただき、博識なshuさんと再認識しました。食品に係る問題としては、食中毒、ブドウ球菌、サルモネラ、大腸菌などを思い浮かべますが、カビ毒については全く知りませんでした。
山行のお供として南部せんべいをご愛用とのことは、以前にもお聞きしたことを思い出しました。南部せんべいを詠んだのは初めてなので、岩手山の別名「南部片富士」のお話から脱線して南部せんべいが出てきたように思います。
これからも行動食としてご愛用ください。そういう私は持参したことがありませんので来年の目標にします(笑)
さて、今年も残り少なくなりました。時事川柳の掲載は来週26日~29日までです。来週の入選なしに備え今日現在で今年を振り返っておきます。
入選回数は76回で昨年の74回を超えました。昨年の入選機会(掲載日)は208回で、今年は来週の4回を加えても202回ですから、健闘したと言えると思いますが、1回以上の入選者が昨年の90人から70人に減ったことが追い風でした。
入選機会が減ったのは、昨年の1月~3月までは月曜日も掲載されていましたが、4月以降は土日月が休載で、これに休刊日、年末年始などの不掲載日が加わります。
入選回数は私の76回に72回、53回、50回と続いていますので横綱は確実ですが、新規参入者も増えて追い上げも厳しいので。早くも来年の心配をしています。
一のファンに感謝申し上げます。