土屋品子復興相は３０日の衆院予算委員会で、東京電力福島第１原発で作業員が放射性物質を含む廃液を浴びた事故について「報道で知った次第だと」と明らかにしました。
質問者から「非常に問題だ」と指摘されると「いろいろな省庁と連携すべきだと反省した」と応じ、「復興相は司令塔。これからしっかりと機能を果たしたい」と述べたそうです。
岸田首相は「私は秘書官から報告を受けた」と説明しており、報道ではなく報告と言っておけば問題がなかったのに復興大臣は正直だなあと思いました（岸田首相が不正直という意味ではありません）
報道のアンテナに頼ることなく、司令塔の先端には高感度のアンテナが必要、そのような句です。
予算委員会の質疑を聞いていませんので、どのように問われたのか分かりません。
しかし、土屋氏は復興大臣であるとともに福島原発事故再生総括担当大臣なので、この事故のことはいち早く知っておられるべきでした。
答弁のテクニックなど上達しても、中味が伴わなければすぐにメッキが剥がれます。
是非これを機に、中味の伴う政治家になっていただきたいと思います。
さて、入選句です。
放送局のアンテナは送信用ですが、ここでは受信用のアンテナのことを言われています。
アンテナ持たぬ司令塔とは実にうまい表現だと思います。
言葉を換えると、裸の王様でしょうか。差別用語なので今は使いませんが、つんぼの大声というのもありました。
この言葉、流行るかもしれませんね。
「知恵出さないやつは助けない」「まだ東北で良かった」など復興相の失言は様々ありましたが、今回は正直に「バカ」が付くような気がしました。
復興相つんぼ桟敷の司令塔、みたいな句も考えましたが、差別用語なので取り止めました。
つんぼの早耳は聞いたことありますが、大声は知りませんでした。使いにくいですが、覚えておきます。
11月とは思えない暖かな日が続いております。
冬眠前のクマが人を襲う事故が毎日のように報道されており、山歩きより街歩きが危険な状態です。
今年はもう出掛けませんが、来春は腹を空かしたクマが活発に山歩きするとの情報もありますので心配です。