岸田文雄首相が来年秋の健康保険証廃止を決断しましたが、マイナ保険証の利用は低迷しており、顔認証のエラーなど医療機関でのトラブルも多発しています。
政府がマイナ保険証のメリットとうたう患者情報の活用も進んでおらず、医療現場からは、準備が不十分な中で見切り発車すれば「大混乱」に陥りかねないと懸念の声が上がっています。
それぞれの立場の方々の言葉は次のとおりです。
【河野デジタル相】日本はゼロリスク(を求める)神話があったが、そうはならないと認識してもらいたい。ミスは0.01%で極めて少なかった。
【デジタル庁幹部】全国の自治体数から考えれば1自治体当たり数件だ。
これらは、マイナンバー総点検の結果他人のマイナンバーをひも付ける誤登録があったのは、8208万件中8351件の、0.01%だったことを踏まえたものです。
【与党関係者】この程度で保険証廃止を立ち止まっていたら、デジタル化は進まない。
【岸田首相】まずは一度、国民にマイナ保険証を使っていただき、より質の高い医療などメリットを感じていただけるよう利用促進の取り組みを積極的に行う。
【医療現場】システムの不具合などで「無保険扱い」となり、患者が医療費の10割を請求された事例が10月以降、40医療機関で計86件あった。
保険証を廃止すれば、毎日どこかで起きるであろうトラブルで受付が大混乱し、医療にたどり着けない人が殺到する。
【私自身】ポイントが欲しくてひも付けたマイナ保険証を使っていますが、メリットは感じておりません。今のところトラブルもありませんが、念のため紙の保険証も持って行きます。
この文章はワードで作りスペルチェックと文章校正を行っていますが、「ひも付け」を「火も付け」と誤変換した部分は見逃されましたので、気を付けなくてはいけないと思いました。
すると、昨年の秋頃から前のめりの記事が新聞に出てきていて、今年に入り頻繁に現れてきていました。
昨年10月13日の朝日新聞デジタルの記事を引用します。
(引用はじめ)
健康保険証の廃止を正式表明した政府。なぜそれほどまで急ぐのか。
背景には医療費が増大する中で、医療の効率化をはかる「医療DX」(デジタルトランスフォーメーション)を進めたい狙いがある。
その基盤となるのがマイナンバーカードと一体化した「マイナ保険証」だ。
(引用終わり)
ならば、医療の効率化でどれだけのコストカットが可能なのかを、丁寧に説明すべきだと思います。
むしろ今まっ先にマイナに活躍して欲しいのは、国会議員の寄付などを含む一切の収支・預貯金・投資などのお金の流れとの紐付けです。
今朝の記事では、還流だけでなく中抜きも出てきており、脱税の規模が膨らんできています。
さて、余談になりました。本筋に戻します。
入選句は記事の要点を整理した、いわゆるまとめ川柳です。
新聞社には、記事に見出しをつける整理記者と呼ばれる専門の編集者がいます。
きっと彼らは山歩きさんの整理能力に敬服していることでしょう。
当然、私も敬服しております。
これまでも「前のめり」を使っていましたのですんなりと出来ました。聞く力を売り物にした首相が現場の声を聞かないとの皮肉も良いかなと思っていました。
マイナカードを持つことの出来ない高齢者等のために、紙の資格証を発行することは今回触れられていません。デジタルとアナログの二刀流は隠して、デジタル化だけを強調するこの姿勢はやはり前のめりですね。
マイナカードと国会議員のお金の流れと紐付けるとは大胆で面白い発想です、もしそうなればパーティー券での資金集めはなくなりますね。
中抜きはテレビのニュースで今見ました。還流されるなら派閥に送金する手間を省こう、こんな考えなのでしょうか。裏金作りについて、皆でやれば怖くない、そんな思いだったとの発言や、政治資金収支報告書に載せないよう派閥から指示があったとの暴露もありました。
やはり脱税ですね。検察の厳しい捜査に期待します。
整理能力を持ちあげて頂き有難うございます。何となく作っている句ですが、要点を整理したまとめ川柳、そうなっているのですね。
句は五七五と限られた17音にまとめますので、エイヤッと出来ることが多いのですが、ブログはそうもいきません。
記事の一部の丸写しでは分かりにくいので、あちこちから拾って作文するのですが、これが結構ボケ防止に役立っていると思いますし、コメントへの返信も同様です。
意味不明の返信もあるかと思いますが、笑ってお許しください。