山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

還流が最大派閥の源流で

2023-12-14 09:43:10 | 時事川柳

  

政治資金パーティーを巡る裏金問題を詠んだものなので、詳しく述べることは控えたいと思います。国会での「答弁を控える」は「答弁拒否」ですが、周知の事実なので拒否ではなく省略です。

以下は個人の感想などです。

投句した12月12日までの記事から読み取ったのは、自民党安倍派(清和政策研究会)に所属すれば、パーティー券の売り上げのうちノルマ以上の分は自分の懐に入る。これが魅力で同研究会に入る議員が増えて、最大派閥になったのではないのか。ということです。

寄らば大樹、大樹には美味しい樹液が溢れている、それに群がる輩。そして大樹はさらに太くなる。そのような光景が目に浮かびました。官房長官への不信任決議は粛々と否決しておいて、事実上の更迭では何が何だか分かりません。

一連の報道で面白いと思ったことを紹介します。

相場2万円というパーティー券ですが、パーティー出席者が「食べるものがもう無くなった」と皿をもってウロウロしている様子の映像。

会場費と飲食費をいかに安くあげるかが大事で、フライドポテトや唐揚げは最適だ。という裏話。

ノルマの達成は難しく自腹を切ることが多いので、派閥を辞めたという人間味があふれ、裏のない元五輪相。

 


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2 コメント

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脱税では? (shu)
2023-12-14 19:07:46
またまた政治と金に拘わる問題が起きました。しかも一議員の問題ではなく、自民党主流派の大問題です。
自民党内部の自浄作用は期待できそうもなく、ここは東京地検特捜部に頑張ってもらうしかないと思います。

ここで、個人的感想ですが、次のように推理しました。
テレビ報道などで、裏金の使途について評論家が多くコメントしています。
しかし政治資金であれば、(いちいち書くのは面倒かもしれませんが)未だに帳簿に書けないお金などないはずです。
すると、キックバックされた裏金は使われずに、議員の私腹を肥やしているのではなかろうかと思うのです。
もしそうならば、完全な所得税の脱税です。
特捜部には、脱税にまで突っ込んで追求してもらいたいものです。

時事通信の世論調査で、岸田内閣の支持率が17%になりました。
20%を下回るのは、民主党政権が誕生する直前の麻生内閣の支持率(13.4%)以来とのこと。
年末年始を控える中、国民の関心が離れないことも祈っています。

さて、入選句ですが、違法なキックバックを「還流」と表現されました。
これは今後の捜査の進展が不透明な中で、白とも黒とも言えない表現だと思います。
後は「還流」に対して「源流」とした、韻を踏むような技法を使われました。
さてこの流れですが、今後「激流」になるのか、あるいは「分流」を生むこともあるのか。
目が離せません。
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Unknown (山歩き)
2023-12-14 20:12:41
shuさんこんばんは。コメントありがとうございます。

政治資金収支報告書の訂正で済まさせないためには、仰るように脱税容疑に的を絞るべきですね。

支持率の最新情報は確認していませんでしたが、そこまで下がりましたか。火の玉になって信頼回復に努めるとの首相に、火の車、火だるまなどの皮肉たっぷりの野次が飛んでます。
いずれ任命責任を厳しく問われ、にっちもさっちも行かなくなるのでは。

今回の事件の報道ではキックバック(還流)との表現が使われています。改めてキックバックを確認したら、割り戻し、リベート、わいろとありましたし、収入を得させてくれた人に渡す収入の一部。と今回の案件にピッタリの表現もありました。
一方で、還流は大気が地球規模で循環すること。また、その流れ。蒸留に際して、発生した蒸気が凝縮したあと再び戻ること。とありました。
なぜ(還流)なのか分かりませんが、還流からさまざまな流れが浮かぶので、その方が扱いやすかったです。
還流に対して、底流、本流を使った句も投句しました。激流、分流も今後の流れ次第では使うことが出来ますので、その際は使わせていただきます。
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