山歩き

どんな花が咲いてるでしょう、どんな山が見えるでしょう

岩木山(津軽富士から南部片富士を見るために)

2024-09-06 16:55:23 | 旅行

8月2日に早池峰山に登り、暑い時期は止めた方が良いなと思い知り引きこもっておりましたが、朝晩涼しくなりましたので青森県の津軽富士と呼ばれる岩木山(いわきさん 1625m)に出かけました。

八合目(1247m)の駐車場から標高差378m、歩行距離1.35kmなので、鈍った足腰には丁度いいのですが、自宅からの距離200km弱は3時間ほどかかります。

東北自動車道大鰐弘前インターを下りて間もなく、比較的人工物が少ない場所で7時31分に撮影した岩木山です。

更に進むとリンゴ畑の中から津軽富士が顔を出していました。

駐車場に到着したのは8時40分頃で、青空が広がり日本海もよく見えていました。

右端の山塊は世界遺産の白神山地と思われます。左方向は秋田、岩手ですので上の方から見慣れた山が見えないかと楽しみです。

平日なので運休かと思ったリフトは動いていましたが歩きました。

歩きやすいとは言えない登山道ですが、思ったよりは苦しくなくて、引きこもりの影響はなかったようです。

その間にセリ科の花を見かけては葉に注目したところ、違いが分かるようになりました。

ミヤマセンキュウかなと思います。

イブキゼリモドキかなと思います。

ハクサンボウフウかなと思います。

樹林帯を抜けると鳥の海と呼ばれる九合目で、風景は一転し火山の様相が広がりました。

山頂まで25分とありますが、登山口には40分と示されておりますし、私はもっとかかります。

日本海がよく見えていたので、南の方に目をやると岩手山らしきシルエットが確認できました。

今のうちに写しておかないと見えなくなるかもしれないと、何枚も撮りました。

これは間違いありません岩手県の最高峰岩手山(いわてさん 2038m)です。

津軽富士から見る南部片富士は初めてですので、この日の目的は果たせました。

リフト降り場の向こうには白神山地が見えます。

そして日本海の青が鮮やかです。

秋田県立大館鳳鳴高校の生徒さんが遭難したこの地に建てられた鳳鳴ヒュッテから先が胸突き八丁の正念場です。

急登の足元に黄色い花を見つけては一休みしました。

イワオトギリかと思いましたが、下山時に見た植生の案内にはシナノオトギリソウとありました。分布は東北南部、関東地方南部、中部地方のはずなので意外でした。

ミヤマキンバイが咲いていたのも意外でした。葉がたくさんありましたので、一面黄色に染められる時期に訪れたいものです。

登りは右、下りは左と明示されていますが、一度うっかりして間違えました。

このセリ科の葉は下で見たものとは違います。

シラネニンジンかと思います。

遠くの山も気になり岩手山の方に目を凝らすと、雲と肩を並べる山頂を何とか確認出来ましたが見えなくなりそうです。

そこから更に登って北方向に目をやると、八甲田連峰と思われる山並みが見えました。

中央奥の白神山地に雲がかかり、他の山々も見えにくくなってきました。

赤い屋根が鳳鳴ヒュッテ、その左上にリフト降り場、その右下に八合目の駐車場などが見えます。

鯵ヶ沢方向の日本海です。

そこから左(南)に視線を移します。

山頂まで一登りですが、ガスが押し寄せてきました。

枯れ始めのヤマハハコは何ヵ所で見ましたが、ここで写しておきます。

ガスには勝てそうもありませんが、登ります。

山頂です。

八合目に至る有料道路のガードレールが美しい幾何学模様を描いています。

動きが早いので雲が取り払われる時が来そうにも思いましたが、早めに帰宅したいので11時45分に下山を始めました。この時までほかの人が入り込まない瞬間を待っていたらガスに覆われました。

九合目から振り返ります。200m足らずの標高差なので、早池峰山の岩登りよりはるかに楽です。

この日は早く帰宅したい事情から、八合目までリフトを利用しました。

予想(期待)よりも遠望が利かず残念でしたが、岩手山を確認出来たのは初めてですし、過去4回は麓さえもよく見えませんでしたので満足しています。

この日登り始めて間もなくすれ違った方は、5時30分ころ別の登山口から登り八合目に下るとのことなので、雲一つない大展望を満喫されたことと思います。

この時(7時31分)山頂に立ちたかったです。

13時に出発し休まずに走ったら16時に帰宅しました。丁度3時間、この間1~2回休むべきでした。

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