斎藤元彦兵庫県知事の疑惑告発文書問題については、連日報道され刻々と状況が変わりますので、10日(火)付記事からと明らかにしておきます。
日本維新の会は9日、斎藤氏の辞職と出直し選挙を求める申し入れ書を服部洋平副知事に提出しました。推薦した責任があると、他会派より早く単独行動を起こすことで擁護の印象の払拭を図る狙いとみられます。
県議会最大会派自民党など他の全会派は12日に辞職要求する予定で、不信任決議案提出を目指す動きも一部会派にあるとのことです。対する斎藤知事は辞職要求について「重く受け止める」とした一方、「3年前に付託を受けて選ばれた政治家であり、どういう道を進むべきかは自分で決める」と辞職を否定しました。
斎藤知事は無表情で淡々と話しますが、それを「重く」の対義語「軽く」に託しました。
少し無理があるかなと思いましたが、良かったです。昨日のテレビでは、珍しい涙ながらの会見を観ましたが、今日の記事には「続投の意思を改めて強調」とあり、軽くとはちがい重く言ったように感じます。軽くが間に合いました。
斎藤知事の3年間の実績を見てみました。
・私立高校の授業料を無償化
・大学の授業料無償化
・県職員の天下りの慣例見直し
・知事報酬をカット など
けっこう思い切ってよいことをされているように思いました。
しかし「公益通報」の問題で、致命的な間違いを犯しました。
「もし」はありませんが、自分を批判する通報を知った時点で、非を認め謝っていたら今の窮地に陥ってなかったように思います。
とても残念に思います。
さて入選句です。「重く」「軽く」の対句がきれいです。
議会の総反対を受けて続投するのは、決して「軽く」ではないですが、世間にはそう見えるかもしれませんね。
いずれにしても、入選されたのですから、お見事でした。
>斎藤知事... への返信
こちらにもコメントありがとうございます。
挙げて頂いた斎藤知事の実績は全く知りませんでしたので、素晴らしいことを行ったと驚きました。知事に対して好意的な見方もあるように感じていましたが、これだったのですね。
仰るように、上げた拳を下ろす場所を見失い、タイミングを逸してしまいましたね。外堀も内堀も埋められて籠城状態の知事は何処まで持ちこたえるでしょうか。
取って付けたような「軽く」でしたが、結果オーライでした。