S2000奮闘記

スポーツカー偏愛録。
S2000のメンテナンスノート。

Cinema / アイルトン・セナ ~音速の彼方へ

2010年10月08日 | 雑記
2010年10月 8日(金)
公開日の今日、仕事を無理矢理に定時で終わらせて
映画館へ駆け込みました。
奇しくも今日は鈴鹿サーキットで
2010年シーズン第16選 F1日本グランプリの
フリー走行が行われた日



30代以上の車好きならば誰もが知っているであろう
最速のF1ドライバー「Ayrton Senna da Silva」。

カート時代、トールマンからのF1デビューの映像から始まり
ロータス、マクラーレンでの戦いの日々、
そして1994年5月1日イモラサーキットの
タンブレロコーナーでの事故を収めたドキュメンタリー映画。

懐かしいシーンが流れて
夜更かしながらテレビでF1中継を見ていた頃を
(今も昔も変わらずに見ているけど)思い出しました。

映画が進行するにつれて
1994年に近づいていくと
胸が痛みましたが
彼が人間味が溢れた偉大なドライバーであり
モータースポーツファンにとって
特別な存在の人ということを
改めて認識をしました。



今のマシンは電子工学を駆使して
飛躍したテクノロジーの恩恵を受けているので
ある程度のドライバーであったら
それなりに走れてしまう。
ドライバーの腕というよりも
エンジニアの技術の方に比重があるように思われる。
そのため、その年のマシンの出来具合によって
代わるがわりに最速のドライバーが誕生している。
だからチャンピオンシップが混戦となって
面白いという意見もあるかも知れないが
往年のドライバー達と比べると
個性が欠ける様にもみえてしまう。

昔は今よりもテクノロジーが劣っていたから
ドライバーの腕次第でマシンのパフォーマンスは違っていた。
パフォーマンスを充分に引き出すために
リスクを顧みずに勇気を振り絞り
わずかなチャンスを取りに行くという
ギリギリのドライビングに心を奪われた。
そんな80年代に活躍した個性溢れるドライバー達が
スクリーンに映し出されて
大好きだったマクラーレン・ホンダの映像が流れると
熱いモノが込み上げてくる。
エンドロールでは
周りからすすり泣く声も聞こえていました。

「アイルトン・セナ ~音速の彼方へ」公式サイト





(追記)
とても興味深い映画でした。
もう1回観に行こうかな?

白色の映像が多い中で
(マシンのカラーリング、服など)
字幕が白い文字だったので
ちょっと読みにくい面もありました。

雑誌でS2000のメーター周辺のデザインは
セナが乗っていたマシン「マクラーレン・ホンダ(MP4/4)」を
モデルにしたというデザイナーの話を読んだ事がありましたが
オンボードカメラの映像(映画の中で沢山使われていた)を見た時に
自分のS2000と似ていたので嬉しくなりました。

オンボードの映像は
今見ても凄まじく速かったです。


いつの間にか
T-REXのマーク・ボラン(享年29歳)よりも長生きして
気が付けば
アイルトン・セナ(享年34歳)よりも生きている。
流されて、流されたままに・・・。

もっと自我を強く持ち目標に向かって歩こう。

世界中のどこの国でも、30歳以上の人に「1984年の5月1日に何をしていたか」と訪ねてみれば、おそらくほとんどの人が「その日のことはよく覚えているし、これからも決して忘れない」と答えるだろう。
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